自分の表情は何レベルだろう?
「微笑み」「満面の笑み」「少し嬉しそうな笑い」など、笑顔にも色々と種類があります。笑ってと言われてもどのくらい笑えばいいのかさっぱり……という人もいるのでは?
そんな人は、笑顔のレベルというものを知っておくと良いでしょう。数字で明確にレベル分けされると、特に理系男女は助かるのでは。場面に合わせて「ここはレベル5だ!」なんて調整ができるようになるかもしれません。
最近出会った本にすごくうまい具合にレベル分けしている表があったので、こちらに引用しておきますね。喜びの表情(笑顔)だけでなく、悲しみの表情もあります。
福田 純子 著『笑顔の教科書』p41
表情は画像で確認できるため、
文字だけ以下にまとめておきますね。
喜びの表情レベル
- 微欣(びきん):かすかにうれしい
- 軽欣(けいきん):わずかにうれしい
- 弱欣(じゃっきん):いくらかうれしい
- 中欣(ちゅうきん):あきらかにうれしい
- 強欣(きょうきん):だいぶんうれしい
- 烈欣(れっきん):ずいぶんうれしい
- 激欣(げききん):たいへんうれしい
- 至欣(しきん):ものすごくうれしい
- 極欣(きょくきん):とことんうれしい
- 超欣(ちょうきん):気がとおくなった
悲しみの表情レベル
- 微辛(びしん):かすかにうれしい
- 軽辛(けいしん):わずかにうれしい
- 弱辛(じゃくしん):いくらかうれしい
- 中辛(ちゅうしん):あきらかにうれしい
- 強辛(きょうしん):だいぶんうれしい
- 烈辛(れっしん):ずいぶんうれしい
- 激辛(げきしん):たいへんうれしい
- 至辛(ししん):ものすごくうれしい
- 極辛(きょくしん):とことんうれしい
- 超辛(ちょうしん):気がとおくなった
極欣と極辛をイラストにしてみたよ
とことんうれしい「極欣」と、とことんつらい「極辛」の表情は、喜びと悲しみを最大級に表現できていると思います。人間は「とことん」に至るとここまですごい表情になるのですね。
ここまでの表情にはならなくていいと思いますので、最高でもレベル8くらいを目指しておきましょう。極欣はめっちゃ良い笑顔ですが、極辛は般若と張り合えるのではないでしょうか。
気がとおくなったってなんだろう…
いずれの表情も細かく分類されており、「笑顔なんて3段階くらいだろう」と適当に分けていた身としてはたいへんタメになりました。
気になったのは、「気がとおくなった」が両者に共通していること。人間は喜びであろうと悲しみであろうと、限界突破すると気がとおくなってしまうのでしょうか。
言うなれば「喜びも悲しみも同じ「感情」という領域に溶け込む」イメージですね。
感情表現が苦手な人はレベル1から頑張ろう
あまり自分の感情を表に出せない人は、頑張ってもレベル2までしか表情を作れていないと思います。10まであるうちの2までと考えると、まだまだ伸びしろは大きいですよ。きっとレベルが1つでも上がれば、人生に大きな変化が表れます。ほんとに。
まだレベル2の人は、レベル3を目指してみる。次はレベル4と5……。表情の図を見てみると、レベル6に至ればもう十分かな?と考えられます。なにも表情を極めすぎて「とことん」まで行く必要はありません。
分類に慣れてきたら、
- 笑顔レベル2:話を聴いている時
- 笑顔レベル3:愛想笑い
- 笑顔レベル4:友達向け
- 笑顔レベル7:無理めな頼みごとの時
と自分なりにアレンジしていくと良いかもしれません。
笑顔は楽に生きるために必須の表情。これは、あまり笑顔が得意じゃない私がここ最近痛感している事実です……。ここで知ったレベルを活用して、もっと笑顔のメリットを享受できますように。