どもども。Twitterアイコンの影響で「馬の人」として認識されている、僕です。
いまだに初対面の人と会うと、「今日は馬の被り物は持ってないんですかー?」と5人に1人くらいの割合で言われる今日このごろ。すまぬ……あやつはもう、この世にはいないのじゃ……(参考:馬のアニマルマスクに長年お世話になったので、ざっくりとレビューをば - ぐるりみち。) 。
そんな、見てくれも「馬っぽい」「草食ってそう」と言われる、自他ともに認める草食系男子なワタクシ。
馬のように疾く駆ける……もとい、 “速く書ける” ことを表現するべく、ブログ用の名刺もお馬さんにしておりまして(※いま適当に考えた)。この2年ほど、オフ会で会ったブロガーさんにはこちらの名刺を渡していたのです。それこそ、馬のごとく颯爽と……って、誰が馬並みやねん!!
しかし、この名刺にもひとつ、問題がありまして。
というのも、作っ(てもらっ)たのが2年前ということもあり、ブログのURLが当時のままなのよね……。少し前に独自ドメインに以降したので、旧URLをそのまま載せ続けるのにも若干の抵抗があるという。旧URLでも普通にアクセスできるので、問題ないと言えばないのだけれど。
そんなわけで、「せっかくだし、名刺をリニューアルしよう!」と思い立ったのが、8月上旬のこと。本当は一から新しくデザインを頼もうかなーとも考えていたのですが、あまりお金をかけるのもアレだし、名刺に掲載できる実績が増えそうな予感もあり。
そこで今回は、ネット印刷でおなじみの『ラクスル』を利用することに。
「デザインスキルゼロの自分でも、安価で、手軽に作れる、簡易版の名刺」をコンセプト(?)に、ブログ用の名刺を作ってみた格好です。以下ざっくりと、その流れをまとめました。
名刺にどんな情報を載せるのか問題
さて、「じゃあ早速、名刺を作るべ!」となる前に、考えたいのが例の問題――そう、「名刺に何を書くのか問題」でござる。
企業勤めの会社員であれば、なーんにも困ることはありません。名刺なんて会社が用意してくれるし、必要に応じて申請するだけでOK。お願いするだけでイカしたデザインの名刺を作ってもらえて、必要な情報はすでにそこに書かれているわけですものね。以下のように。
- 氏名
- 会社名/法人名
- 会社のロゴ
- 部署名
- 役職・肩書き
- 住所
- 電話番号
- 営業時間・定休日
- URL・メールアドレス
しかし一方で、これが「ブログ用(趣味・副業・フリーランス等の用途)の名刺」となると、またちょっと話は変わってくる。
そもそも法人でない場合も多いだろうし、「住所や電話番号は載せたくない……となると、載せる情報があまりない……」なんて人もいるのでは……?
ついでに言えば、「せっかくブログ用に作るくらいなんだから、堅苦しいのは嫌だ!」と考える人も少なからずいるはず。実際、イベントでお会いしたブロガーやフリーランサーの名刺は、どれも個性的なイメージがあります。「食べられる名刺」なんてのもありましたねー*1。
ブロガー/ライターはいったい、どのような情報を名刺に記載しているのか。これまでにブロガーさんから頂戴した名刺を眺めていたところ、ハンドルネームやブログ情報といった基礎事項のほか、以下のような切り口で書かれている名刺が散見されました。
- スキル
- 実績
- SNSアカウント
- 趣味・属性
- キャッチコピー
- 紹介文
――こうして見ると、アレだ。どことなく「履歴書」を思い出す項目が並んでいますね……。当然といえば当然だけど、大切なポイント。
というのも、単なる「ブロガー/ライター」という肩書きだけでは、その人が「何をしている人なのか」がひと目でわからない。せめて「○○ブロガー」「△△ライター」とでも書かれていれば推察はできるものの、それでも不十分であることは否めないのかなーと。
そこで必要になってくるのが、「スキル」や「実績」、あるいは「キャッチコピー」や「紹介文」といった要素です。箇条書きでも具体例が書かれていれば、何ができる・やってきた人なのかが一目瞭然だし、まとまった説明文があれば確実。デザイン性は損なわれるかもしれないけれど。
なので今回は、ほかのブロガー&ライターさんを見習って、もうちょい名刺に各種「情報」を盛りこんでみようかなーと。まずはそう決めて、データの作成に取り掛かったのでした。
無料でオンラインデザインも可能な『ラクスル』
名刺の印刷・作成ができるWebサービスは数ありますが、今回は『ラクスル』のお世話になることに。過去、何人かのブロガーさんもこちらで名刺を作ったと話していましたし、何より、無料のオンラインデザインが魅力に感じられたので。
もちろん、無料のデザインテンプレートを豊富に取りそろえているサービスはほかにもあります。ただ、なかでも『ラクスル』の「マイデザイン」機能は自由度が高く、テンプレートに沿いつつも、自分なりにアレンジを加えた名刺が作れそうな印象を受けました。
90種類近いテンプレートから下地となるデザインを選んだら、編集画面で情報を打ちこみつつ、同時に細部を編集・調整することが可能。
フォントの編集はもちろん、無料のイラスト・写真素材を挿入して、自由に名刺を彩ることができます。デカデカとおしゃれ写真を載せてもよし、文字情報を詰めこんでもよし。しかもサイト上で作業ができるので、デザインのスキルもソフトも不要というすばらしさ……!
当然、自分で画像をアップロードして挿入してもOK。
今回は、今の名刺で使っているイラストを、再利用する形で上部に挿入してみました。同時に、裏面にも同じくイラストを挿入。そのうえで名刺を縦向きにしつつ、文字情報を増量。上で挙げた「ブロガー/ライターさんの名刺で見かける要素」を記載してみた格好です。
- 肩書き
- ハンドルネーム
- ブログ情報
- SNSアカウント
- 趣味・属性
- 実績(裏面)
- 紹介文(裏面)
最安価格で注文してみよう
さあ、 名刺データが完成したら、いざ注文。
- 用紙サイズ
- 用紙の種類
- 用紙の厚さ
- 片面or両面・カラーorモノクロ印刷
- 角丸加工の有無
などの各項目を選んだら、「印刷部数」と「出荷日」の選択画面へ。
注文の受付から、最短で翌日には名刺を出荷してくれる――のですが、その分、料金は割高に。
逆に急ぎの用事がなく、翌週以降の到着予定でよければ、お安く印刷してもらえます。ただでさえお金がない新米フリーランスにとっては、まっことありがたいサービスでござる。
というわけで、迷わず最安価格で注文。
こちらの画面では税込500円になっていますが、この後、お届け先住所の設定を行なったところ、送料を含んだ決済額は「名刺100部で705円」になりました。
普通に家で名刺を刷ろうとすると、紙代やらインク代やら(場合によってはデザイン料)でそれなりにお金がかかりそうなので、かなりお得だと言えるのでは……?
そうして名刺を注文したのが、8月14日の夜。翌15日には受付完了のメールが届き、21日に出荷の連絡がありました。ちょうど1週間だけど……まあ急いでいるわけでもありませんしね。
で、23日。
家に帰ってみると、封筒に入った名刺が投函されているのを確認! 晴れて新しい名刺を手に入れたわけでございます。わぁい!
これで、「申し訳なさそうな顔で『いま名刺を切らしてて……』と謝りつつ一方的に相手の名刺を受け取る気まずさ」とも、おさらばだぜ!
名刺の出来栄えについても、大満足。
もともと色数の少ないイラストしか使っていなかったこともあり、発色はまったく問題なし。ケント紙の手触りも悪くありません。むしろ、家のコピー機で印刷していた旧名刺と比べれば、格段に質が高くなっているのは間違いない。
ただ、一点だけ、フォントサイズをかなり小さめ(最小16pt)にしていたことは、ちょっと心配ではあったのだけど……。
実際に刷り上がった名刺を見たかぎりでは、漢字も潰れず、問題なく判読可能になっているという印象を受けました。極度の近視である自分でも読めたから大丈夫なはず! 老眼の方にはすみません!
そんなこんなで今後、オフ会やイベントではこちらの名刺を持参するつもり。多分、9月のブロガーズフェスティバルあたりでばら撒いてるんじゃないかしら……。
でもぶっちゃけ、基本的にはネットでのやり取りがメインなわけですし、名刺なんて不要なのかもしれません。ブログ名やSNSアカウントをその場で教えれば事足りますもんね。「ブロガー」という肩書き自体も曖昧だし、ネット活動における名刺不要論には一理ある。
ただ、初対面の人と話すための取っ掛かりとして、やっぱり名刺は便利だとも思うのです。お互いを知らない場面では、「こういうの書いてます!」とすぐに示せる道具があるかないかによって、その後の会話がスムーズになるかが決まる(場合もある)んじゃないかと。
特に僕のような人見知りにとっては、名刺は頼れる兄貴のような存在。端的に自分のことを伝えつつ、相手のことを引き出すこともできる。何度かのイベントを経て、その有用性を実感しました。
なので、それこそブロフェスじゃないけれど、オフ会やイベントに参加する予定がある人は、今のうちに名刺を作っておくのもありだと思います。もしもこの記事を読んでいるなかにブロフェスに行かれるブロガーさんがいらっしゃいましたら、ぜひ名刺交換しましょ!