STAP報道の人権侵害勧告について、在京キー局との意見交換会が行われ、BPOホームページでその内容が公表されました。NHK側は番組の印象操作についてこんなことを言っています。
『申立人が主張してきて初めて、ああ、そういうふうに見られているのだということが分かった。』
http://www.bpo.gr.jp/?p=9201&meta_key=2017
NHKは悪意ある編集で人権侵害をしたことについて反省する気持ちは微塵もないようです。あれだけ悪意に満ちた番組構成をしていながら、あれほど甚大な報道被害を招いていながら、平気でこんな風にすっとぼけています。また、ここで挙げているダイオキシン報道でのホウレン草の値段の暴落と対比されるべきは、放送翌日にアゴラの池田信夫氏が書いた『小保方氏はなぜES細胞を盗んだのか』に代表される泥棒呼ばわりの風評被害であり、石川智久氏による窃盗罪での刑事告発(※註)であって、価格暴落同様の番組放送による名誉棄損の実害が起きているのに、言い訳するにもピント外れが過ぎます。結局、NHKは自分たちが犯した間違いがあまりに大き過ぎたが故に、すっとぼける他ないのでしょうか。
NHKスペシャルで不正の黒幕扱いをされた笹井芳樹氏が亡くなった2014年8月5日には、こんなニュースがありました。
『これまで事実に反する答えをしてきたことを率直に謝罪する。』(袴田事件の証拠隠しに関する検察の謝罪)
http://blog.livedoor.jp/sksela/archives/10863509.html?.link_prev=1
『吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。』(
http://www.asahi.com/articles/ASG7L71S2G7LUTIL05N.html
袴田事件での検察の証拠捏造も、従軍慰安婦問題での朝日新聞の捏造記事も、ずっと前から分かっていた嘘を告白するのに30年もかかりました。NHKが自分達の犯した過ちを認めるのはいつになるのでしょうか。
※石川智久氏による刑事告発は、当初は小保方氏を名指しで窃盗犯とした告発状が神戸水上署に提出されていましたが、それが不受理となった後、兵庫県警本部で「被疑者不詳」の窃盗事件に変更された告発が受理されていました。ぞしてその1年後に神戸地検は不起訴とし「事件の発生自体が疑わしい」と異例のコメントを出しています。
http://blog.livedoor.jp/obokata_file-stap/archives/1057520851.html
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