日本のソフトウェア産業は税制で不利益を得ているのか 19
ストーリー by hylom
時代に合った税制を求む 部門より
時代に合った税制を求む 部門より
ソフトウェアを固定資産として扱うことは日本のソフトウェア産業にとって不利益なのでは、という問題提起が議論になっている。
日本においては、ソフトウェアは固定資産となり、たとえば自社で開発したソフトウェアは資産として計上され、数年で減価償却を行うことになっている。そのため、ソフトウェア開発に人件費を投入しても、その大多数は資産として計上されることになり、多額の法人税を支払う必要が出てくる場合があるという。
いっぽうおごちゃんの雑文によると、ソフトウェアを資産計上するようになったのは、ソフトウェア会社が銀行から融資を受ける際に資産があったほうが都合が良い、という理由だそうで、過去の日本においては意味があったようだ。
ちょっと問題ある問題提起、かなあ (スコア:4, 参考になる)
問題提起 [irnote.com]の内容だが、本人はそう信じてるのかも知らんけど、ちっと問題ありかな。
ネット売上 10億円
エンジニア人件費 5億円
その他販管費 5億円
営業利益 0円
で、アメリカ企業は税負担が0、日本は利益4億円に対して法人税を払うケース。こういう儲けを全額開発にぶち込む事を繰り返す会社って、日本では珍しいんじゃないかな。なら、3年なり5年なりのスパンで考えた場合は、アメリカも日本も変わらないだろう。
そして、ここだ。
これだけ動きが早い業界で、5年間も同じソフトウェアを使い続ける保証などどこにもありません。例えば今年開発したサービスが、2年後にやっぱり駄目だとなった場合、3年分の減価償却分を終えていない資産がまだ残っていますので、サービスを終了させるという判断を躊躇したくなる経営者も多く出てくるでしょう。
この人は企業会計とか税務に詳しくないのかな。資産の除却を知らんみたいだし。使えなくなったソフトは除却をすれば、残存価格を一括で損金計上出来る。サービスを止める時点でのソフトへの支出は、アメリカも日本も変わらない。除却で大赤になるなら、欠損の繰越で翌期から税負担が無くなる/軽くなるし、なんならこれまでに支払った法人税は返して貰う [nta.go.jp]事も出来る。
準備段階が完了すれば米国でも資産に計上する? (スコア:1)
ちょっと検索してみたら下記のような文書を見つけました。
米国におけるソフトウェアの会計基準
http://www.iic.tuis.ac.jp/edoc/journal/ron/r5-1-12/r5-1-12d.html [tuis.ac.jp]
準備段階ではソフトウェアは資産に計上しないが、
準備段階が完了すれば資産に計上していたようです。(2001年8月時点)
耐用年数は管理者の見積もりとして、明記されていませんが、
現在では日本とどのくらい差があるのか気になるところです。
Re:準備段階が完了すれば米国でも資産に計上する? (スコア:3, 参考になる)
「問題定義」のブログ記事には?な部分がある.日米間や会計・税務間で基準に差があるものの,将来利益を生み出すソフトウェアは固定資産として計上して,利益を生まないものや会計年度内で償却する少額のものは費用として計上というのが原則.
そのうえで,アメリカでもソフトウェアは固定資産として計上される(親コメ).日本でも,研究開発費(自社利用のソフトウエアについては、その利用により将来の収益獲得又は費用削減にならないことが明らかであるもの)は費用計上できます(No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数 [nta.go.jp]).
東芝ののれん代(これも無形固定資産)問題と同じで,いつ利益を生むか否か,将来の耐用年数は経営者と監査が合理的に判断します(税務署との間で齟齬が生じて修正申告を迫られる場合もあり).もし,「問題提起」のように,開発費すべてが資産として計上できるのなら,粉飾決算の温床になりかねない.
耐用年数の見積もりは,将来の利益(経費削減)に与しないと判明した時点で損金が発生します.
「研究開発費及びソフトウェアの会計 処理に関する実務指針 [jicpa.or.jp]」に,利用2年目に耐用年数が残り2年目と判明した場合の対応事例が掲載されています.
Re: (スコア:0)
普通金を払って作ったものはだいたい資産ですよ。ソフトウェアの場合価格を恣意的に設定できるというか評価額をどうするのかという問題はあるが。自社用ソフトウェアなんて大抵市場価値ゼロですし。
日本のソフトウェア産業の問題点はパッケージソフト市場が弱いから生産性が低いってことなんじゃ。
ソフトを売るからダメなのか? (スコア:0)
ヒゲのおじさんの考え方のようにソフトはフリーにしてサポートで儲ければソフトそのものの資産価値が0になる・・・のか?
誤用 (スコア:0)
×不利益を得る
○不利益を被る
ゆ、と、り、
不利益は被るものだろうに (スコア:0)
得てどうするんだ?
Re: (スコア:0)
か、ぶ、り、
Re: (スコア:0)
売り上げと相殺(したことに)して、節税する?
オープンソースにしたら (スコア:0)
損失扱いになるんだろうか
Re: (スコア:0)
会計的には、資産を減少させるためには何等かの費用の発生が必要です。
持ってた株が値下がりしたのと同じだから。株の場合には有価証券評価損とか損失がでたことにします。
でも、ソフトウェアの資産化ってリース契約するのに必要だからやったんじゃなかったのか。
会計的な意味で費用にしたら開発費でないけど。
Re: (スコア:0)
おまえらの書いたコードなんて負の資産に決まってる
Re: (スコア:0)
やったね、たえちゃん!資産が増えるよ!!
〇〇ソフトウェア株式会社 仕訳帳
3/31
スパゲティコード開発費 ¥100,000,000 人件費 ¥100,000,000
無形固定資産 ¥100,000,000 スパゲティコード開発費 ¥100,000,000
Re: (スコア:0)
よく分からないんだけど、例えば1千万円かけて作ったソフトが売れなかったら1千万円は丸々赤字になるわけじゃないの?
資産=担保 (スコア:0)
ソフトウェアを資産計上しなくなれば、また銀行からお金を借りれなくなりそう・・・。
Re: (スコア:0)
固定資産しか担保にできない(させない)融資者たる銀行がクズだという話では?
Re: (スコア:0)
市場価値(汎用性)がゼロの資産をどう扱うかってのは難しいと思う。
# 俺の書いたプログラムには1兆円くらいの価値があるはず
Linuxを256倍楽しむ方法 (スコア:0)
わーい、おごちゃんだー、なっつかしいなー
ソフトウェア産業以外にも打撃が (スコア:0)
2009年頃の税収が減っていた時期に、監査で
「Excelのマクロもソフトだ。当然、自動記録したものも、だ。」
「おたくはソフトウェア産業じゃないんだから、ソース1行あたりの工数は大きい。1時間に10行ぐらいが妥当だ。」
というご指摘を受けてしまいました。
自動記録したやつって簡単に数十行以上となるため、うっかり複数記録すると固定資産相当になりやがります。
そのため、全社に対しExcel自動記録の原則禁止令がでてしまいました。
「ソフトウェア産業じゃないから関係ないや」と思ってると、思わぬ罠が待っておりますので気をつけてください。