奮闘努力の甲斐もなく、休日は腰と腕は悲鳴をあげている。
一二です。
一二は現在、子育て奮闘中であります。子を授かり、新生児が誕生してからは何かと忙しく、とくに新米ママさんは大変なことばかりです。そのような忙しい中でも、“行事”があります。
今回は、子どもの行事はどういったものがあるのか、食と関わりがあるものを中心に書いていきます。また、地元に根ざした飲食業を展開している飲食店と、子どもの行事にどのような関わりができるのか、考えていきます。
時系列でみる一般的な行事一覧
地域性などもありますが、届出や健診といったことも含めてみると、特に産後1年間はいろいろな行事があります。妊娠5ヶ月目には、戌の日参りもありますし、それぞれの準備も考えると忙しくなることがわかります。
生後 | 行事名 |
---|---|
0歳0ヶ月 | お七夜・命名式 |
14日以内 | 出生届の提出 |
1ヶ月目 | お宮参り、1ヶ月健診 |
100日目 | お食い初め |
3~4ヶ月目 | 3、4ヶ月健診 |
6ヶ月目 | ハーフバースデー |
6~7ヶ月目 | 6、7ヶ月健診 |
9~10ヶ月 | 9、10ヶ月健診 |
※上記期間の間に初節句があります。
女の子:3月3日 桃の節句・ひな祭り 男の子:5月5日 端午の節句
1歳0ヶ月 | 1歳誕生日 |
3歳11月15日 | 七五三 |
5歳11月15日 | 七五三(男の子) |
7歳11月15日 | 七五三(女の子) |
ざっと思い返しただけで、これだけの行事がありました。行事が近くなると、バタバタとしていたことを思い出します。
子どもの行事と食について
子どもが生まれた後の行事。その中でも特別な料理を準備する行事についてご紹介します。
生後7日目“お七夜・命名式”
お七夜は、今よりも出産後の赤ちゃんの死亡率が高いとき、赤ちゃんの生命は神様に委ねられており、7日目にしてようやく人の子として認められるとされ、それをお祝いする日です。お祝いの席で、集まった方々に名前を披露する命名式を行なうため、“お七夜・命名式”はセットで行われます。命名式で決まった名前は、命名書に書き出して赤ちゃんの枕元や神棚に飾ります。
用意するもの:赤飯、尾頭付きの鯛、アワビ等のお祝い膳
筆者は地元スーパーの鮮魚コーナーで相談したら、小さな鯛を用意してくださり助かりました。出生届は出生後14日以内で提出すればいいので、急いで決める必要はありません。
生後100日目“お食い初め”
赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、赤ちゃんに食事を与える儀式です。献立だったり、食べさせ方等、その地域性が特に色濃く出ます。ここでは一般的なものを書きますが、まずはご両親に相談してみましょう。
用意するもの:赤飯、尾頭付きの鯛、煮物、お吸い物
食べさせ方ですが、手順が少し複雑です。長生きできるように、親族で一番の長寿者が行なうこと一般的だそうですが、その場にいる長寿者で行われていることが多いそうです。
食べさせるふりを①ご飯、②汁物、③ご飯、④お魚、⑤ご飯の手順で3セット行います。その後、お宮参りをした神社で拝借した石に箸をつけ、その箸を赤ちゃんの歯茎に当てながら、丈夫な歯が生えるようにと願いをこめましょう。また、米粒をひとつだけ食べさせるようです。
1歳誕生日
1歳の誕生日は他の誕生日よりも特別です。お餅を使ったお祝い方法が多く、他にも選び取りといったこと行事が行われます。お餅を使った行事は以下に挙げたものの他、地域によって異なるので、ご両親にも確認してみましょう。
・餅踏み
・一升餅
その他、赤ちゃんの目の前にソロバン、筆、お金等を置き、どれを選んだかによって将来何が得意になるか、困らないか等の将来を占う“選び取り”を行います。
いずれの行事に関しても、産前産後の時期で母子共に不安定な時期もあります。必ずこの時期にやらなきゃいけないという行事ばかりではないので、無理は禁物です。
子どものイベントが飲食店でできたら・・・
これまで述べたように、各行事に様々な催しがあり、食に繋がっているものが多くあることがわかります。
しかし、それを準備するには時間と労力がかかり、ただでさえ忙しい産前産後の時期に、人形を用意したり、各行事の準備を行うことはなかなか厳しいものがあります。現状としては、少しお高めな飲食店でお食い初め膳等を提供している飲食店もありますが、その数は少ないです。
そこで、地域の客層をターゲットとしている飲食店にて、行事の配膳準備を受け付けているお店が身近にあれば、新米パパママにとっては大いに助けになるのではないかと思います。「子どものために何かしてあげたい」という思いを実現する環境が身近にあるといいなと当時も感じていました。
いつの時代にも、お祝いの席には“食”がつきものでした。自身の子育てを通じて得たこれらの行事はとても印象深く、何事にも変えがたい経験として蓄積されています。人生の大事なイベントを飲食店で行うことにより、その場所(飲食店)はお店を利用する顧客にとっても大事なものとして印象が残るでしょう。
行事等の伝統への意識が薄まってきているとはいえ、地元住民に寄り添った営業を通して、親御さんも行事を見返すいいきっかけにもなります。消費者が抱えるニーズは、こんな意外な場所にも隠れているかもしれません。
一二
【この記事を書いた人】
一二
まだまだ若いと思っていたけど気づけばアラサー真っ只中。
体は衰えていくけど、精神年齢は昔のままだからちょっと厄介。
それでも、今を楽しむために頑張っている吸引力の変わらない一二です。
この記事が気に入ったらいいね!しよう