医学が発達し、
「人が100歳まで生きられるのが当たり前」
とされる時代が来るといわれています。そんな話を聞くと
「人はどんどん健康になり、死ななくなっているのか!?」
と思いますよね!でもその裏では、これまで健康とされていた定説がドッカンドッカンひっくり返っています。
「留学中にアメリカで平泳ぎしたら”Stop!!”とめちゃめちゃ叱られた」
「ポリフェノールのアンチエイジング効果を考えてワインを飲んだら”お酒は適量、はウソだから”とツッコミを受けた」
「サプリを飲んでいたら”それ吸収されていないから意味ないよ”とバカにされた」
こんな話がネットに流布しており、
「もう何が正しいのかもよく分からん」
とあなたもイライラしているのではないでしょうか?そんな定説がありそうでないように思える蜃気楼のような頼りない存在である”健康”、医者が健康について意見をいっても
「それデータが足りないんじゃない?」
などとツッコミを受けてしまうこの世の中で、私黒坂がちょっと考えてみました。
「1」という数字からの脱却
健康の世界で「1」というのはリスクを意味します。詳しくはなぜ健康を考える上で「1」という数字はリスクなのか?という過去記事で紹介していますが、健康改善をしたいと思った時、
・サプリを飲む
・運動をする
・特定の食物だけを食べる
といった色んな解決方法の内、特定のことだけを過剰にやってしまう「1つの解決方法」に飛びつくのはよくないと考えています。例えば
「最近視力が落ちているのが気になって…アントシアニンを摂取すれば視力が良くなるんじゃないか!?」
そう思って”ガンガンサプリメントを飲む!”もしくは
「いやいや、視力低下の原因は眼球運動が足りていないから!近くのものと遠くのものを見るトレーニングをする!」
という具合に”目のトレーニングだけをする”ことで視力回復になるのか?ということです。この例で言えば視力低下の原因は一つではないじゃないですか?暗部の視力低下の原因はビタミンA不足と言われていますし、眼球の運動不足で視力低下が起こっているのにアントシアニンをせっせととっても意味が無いと思うわけです。
健康になるなら、特定のことだけを一生懸命取り組む「1」はリスク!まずは冷静に視力低下の原因を理解し、視力回復に必要なことを複数同時並行で進めることが重要と考えますね!
「最近、太ってきたから食事制限をしようかな…あ、夜バナナダイエットがいいなら私にも簡単にできそう!!」
などとよく考えずに飛びつくのはやめましょう(ちなみに夜バナナは栄養失調で痩せるダイエットです)。食事の食べる時間帯や分量や食材と適度な運動を始めるなど同時並行ですよ!
健康のためにストレスを貯める、という矛盾
ストレスが寿命に与える影響ってめちゃめちゃ大きいと思うんですよね。ライフハッカーさんでも次のようにいっています。
失業や解雇
健康保険がない
交代制勤務
長時間労働
不安定な仕事
仕事と家庭の衝突
引用元:ライフハッカー「仕事のストレスが強いと本当に寿命が縮むことが研究によって判明」
仕事で解雇されてしまったり、長時間労働に苦しんで精神的にストレスを抱えることには別の解決方法があるとしても、例えばあなたが健康になるために大きなストレスを抱えているとしたらそれは問題だと思うんですよ。
「ダイエットをするために、本当はハンバーグを食べたいのにところてんで我慢する」
「体力をつけるために、やりたくもないジョギングをする」
このようなことをして痩せたり、体力をつけることが出来てもその結果健康を害することになったら意味がありません。世の中には人の数だけ色んな価値観、目的が存在するわけですが、たったひとつだけ、70億人の地球人全員同じものがあるとすれば
「幸せになりたい」
という想いです。これを読んでいるあなたも絶対に、100%、間違いなく、確実に幸せになりたいと思っていますよね?でも健康を考えるあまりに食べたいものが食べられず、イライラしたり、いやいや運動をしてその結果幸せでない多くの時間を過ごすのはめちゃめちゃ健康に悪いと思うんですよ。
健康って血圧とか、適正体重とか医学上の数値だけでは語れません。精神衛生上でも健康であることがめちゃめちゃ重要です。
「ノンストレス」が最強
「分かった分かった、それじゃタイトルにある”健康の真実”について話してもらおうか?」
そう思われたあなたに答えを言いましょう。私が考える健康の真実、それは「ストレスフリーが最強」だということです。
健康に悪いとされているのに、タバコを吸いつづける100歳のおばあちゃんとか、ジャンクフードが大好きな世界長者番付常連のあの方を見てください。そういう人たちは概して周囲の声を聞かずに好き勝手やっていることが多いです。まあ彼らはもともと長寿命で生体として強者なのかもしれません。ですがそこを割り引いても、ノンストレスで生きることは、社会的に体に悪いとされているタバコやらお酒やらを多少やるよりも遥かに健康的じゃないかと思っています。
ストレスをためながら食事と運動を頑張って適正体重ピッタリをずっと維持する
ストイックに生きるこんな人より、
好きなものを食べて毎日幸せ、ノンストレスで生きている小太りの人
こっちのほうがよっぽど健康的だと思います。もしかしたら寿命の長さでいえばも、前者のタイプが長いのかもしれません。でも精神衛生上の健康まで含めると、確実に後者の方が
「健康な人」
と思えます。健康のためにあなたが毎日食べているそれ、それもきっと
「ごめん、研究の結果それ健康じゃないみたいだわ」
って覆りますよ将来。目の前のことにあまり過剰に反応せず、おおらかな気持ちでとにかく毎日幸福でストレスフリーに生きる、極端なことをしない限りはそれが一番の健康法と私は考えています。
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