こんにちは。りかです。
先日のオニオン・ペタス(id:onionpetas)さんの記事
ジャズなんて一生聞かないと思ってた自分を「沼」に引きずり込んだ名演・名盤10選 - 道楽じみている
を夫に見せました。それが、久々に盛り上がって一晩中音楽の話をする結果になりました。長男が
「パパもママも嫌い!こーちゃんの話を全然聞いてくれないんだもん!!」
とふてくされてしまったくらい。これはちょっと反省です。
夫は無類の音楽好きです。
昨晩は、私が音楽の話をふったので、夫が興奮しちゃったんですね。
私たち夫婦がJAZZ派なのか、といえばそうでもありません。雑食です。
夫と出会った頃「私も、音楽が好き。」と言っていました。
夫と仲良くなったきっかけも、私のiPod shuffleを聞いた夫が
「え!?りかってThe doorsなんか聞くの?なんか嬉しいわ。」
というやりとりからでした。めっちゃロックです。
でも、結婚後「そうか。本物の音楽好きはこうも1日音楽を聞いているものなのか。」と知り、夫の前で音楽が好きなんて口に出せなくなってしまいました。
昨夜の夫の会話した時に「音楽大好き〜!」感じました。その気持ちが覚めないうちにブログに書いておきたい!と、熱を込めて今日のブログを書きます。
オニオン・ペタスさんの記事について
オニオン・ペタスさんの10選、間違いないアーティストだと思いました。
聞いたら万人が認める、ちょっとダサ格好いいセレクト。
実は、おすすめされている、渡辺香津美(ギター)については、おじさんの音楽というイメージがありました。ずいぶんおっさんくさいセレクトね、と(笑)。
『YMOのツアーでギターを弾いていた人』というイメージがおじさんぽいのかもしれません。ごめんなさい。
ブログを読んで、改めて聞いてみたのですが、なかなかいいですね。すごいテクニック!
気づきがあるブログでした。
10選、なかなか面白かったです。
(中でもBill EvansやSonny Rollinsはもう、大大大好きです。)
私が選ぶJAZZの名盤5選!
私はオニオン・ペタスさんの選曲よりは、もっと未熟な、ちょっと危うさがあるような発展途上のJAZZに魅力を感じることが多いです。
今日は、私が選ぶJAZZの名盤5選を紹介したいと思います。
私のように、JAZZにこだわらずいろんなジャンルを聴くタイプの人にもおすすめです。
むしろ、政党なJAZZファンには拒否されちゃいそうなセレクトも含まれているので。
いろんなJAZZがあって、いいじゃない!
Brad Mehldau Art of Trio 4: Back at the Vanguard
ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音です。プロデューサーはマット・ピアソン 。ピアノトリオ、好きなんですよね、私。
Art of Trioのシリーズの中では断然4がいいです。彼の勢いを感じるので。
遊び心たっぷりのBrad Mehldau(ブラッドメルドー)。彼の魅力は、彼らしいアドリブ!彼の即興には、はらはらドキドキさせられて、自由で、超格好いい!
おすすめは、1曲めの「All The Thing You Are」。
Brad Mehldau Largo
またまた、Brad Mehldauを入れてしまいました。だって、どちらかだなんて選べなかったんですもん。
Jon Brion(ジョン・ブライオン)がプロデュースしているというところが面白いです。
ロックをカバーすることも多いBrad Mehldau。
このアルバムではThe Beatlesの「Dear Prudence」「Mother Nature's Son」radioheadの「Paranoid Android」をカバーしています。
自由にBrad Mehldau色にアレンジをするのが得意なんですね。自分の知っている曲がどう表現されているかを楽しむという聞き方もいいかもしれません。
もちろん、Brad Mehldauのオリジナル曲も新鋭的で遊び心があって素晴らしいです。
音楽の可能性に果敢に取り組んでいるアルバムです。
Eric Dolphy Memorial Album
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アルトサックス・バスクラリネット・フルートをあやつるEric Dolphy(エリック・ドルフィー)。
このアルバムは、Eric Dolphyが死後に発売された追悼盤です。
ニューヨークのジャズクラブ「ファイブスポット」で演奏されたもののうち未発表のものも集めたものなんです。
これが、名盤!
前衛的なジャズが苦手、という人にも是非「Booker's Waltz」 は聞いて欲しいです。幸せな気持ちになります。
Miles Davis Someday My Prince Will Come
言わずとしれた Miles Davis(マイルス・デイビス)。そのなかで、私が一番好きなアルバムはこれ。
私はMiles Davisの中では、この時期のアルバムが好きです。
このアルバムの聞きどころといえば、1曲めの「Someday My Prince Will Come」です。
John Coltrane(ジョン・コルトレーン)がデイビスの傘下で自信を持って演奏している、最初の曲なのかなと。貴重ですよね。John Coltraneファンには必須の曲だと思います。
あ、そうそう。このアルバムの2曲め「Old Folks」の話。
Miles Davisが、椅子に座って演奏しているのですが、1分14秒くらいのところに、椅子が軋む音が入っているんです。それを聞いて、私は
「あぁ。生演奏なんだな、いいな。」
って思うわけです。
ロックも、スカも、ポップスも邦楽も好きな私です。
そんな私が語るJAZZの魅力って、狭いホールで演奏された空気感、アンプを通さない生音なのかもしれません。
目立たない音なのですが、耳を澄まして聞いてみてくださいね。
Stan Getz At Storyville
Stan Getz(スタン・ゲッツ)のsaxは優しいんです。大好きです。
これも、 ホールの空気感が好き。
「move」という曲の中で、観客が「ヒャッホー!!」って叫ぶんです。
ドラムのソロからテーマに戻る絶妙なタイミングで。
文字通りヒャッホー!です。耳を澄まさなくても聞こえるくらい大きな声でヒャッホー!
叱られるかもしれないけれども(誰に?)この、観客の声を好きなんですよ。そう、この空気感!
私は、家族でアウトドアの趣味を持っているのですが、焚き火をする時に夫がこのアルバムを小さな音で流すんですよね。それですっかり虜になりました。
焚き火にJAZZって最高に合うんですよ。
まとめ
音楽って、好き嫌いは人それぞれです。押し付けるのはあまり好きじゃないんです。
どや!このセレクト!みたいなやつ。
うまく音楽の紹介ブログを書く自信がなくて、封印していましたがオニオン・ペタスさんの記事を見て触発されてしまいました。
あぁ、面白い!ちょっと、私の好みと違うセレクトもあるけど、それもすごく楽しい!って。
個性的なJAZZを紹介したいと思ったのですが、結局大御所が入ってきてしまいました。
でも、本当に好きなものを紹介できて、私が楽しかった!
最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。
オニオン・ペタスさんの記事