社畜で家畜な日々に祝福を

ブラック企業での悲惨な日々を中心に記事を書いていきます。

お気に入りの古本屋が潰れた

みなさん、社畜してますか?

 

アカバネは、お盆休み中に溜まった修理依頼を、死にそうになりながらこなしています。

 

タイムリープマシンがあったら、何度でもお盆休みに「飛べよおおおおおおおおおおお」が出来るのに、、、

 

今回は、お気に入りの古本屋が潰れた話を記事にします。

 

 

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みなさんのお気に入りの店ってドコですか?

 

ここにいると楽しい、時間を忘れる、欲しいものが沢山、見ているだけでも幸せ、そんなオアシス的なお店ってドコですか?

 

僕にとってのオアシスは、古本屋です。

 

そんなオアシスがまた一つ、死んだ。

 

その店との付き合いは10年以上になる、会社で嫌な事があるとそこに立ち寄って、エロ本を買っていた。会社で残業が続くとそこに立ち寄って、エロ本を買っていた。会社で嫌いな上司に小言をいわれるとそこに立ち寄って、エロ本を買っていた。

 

雨の日も風の日も、いつもエロ本を買っていた古本屋が、潰れた。

 

悲しくて、涙が止まらない。

 

もちろん漫画や小説も読むし買うのだが、その古本屋に僕が求めていたものは、エロ本だけなのである。

 

店の店主もその辺は分かっていて、店の品揃えは、エロ本ばかりのエロ本特化型の古本屋。しかし店名からはそれは感じさせない心遣い、お客様ファーストを強く感じざるを得ない。

 

店に行っても店主のじいさんは何も言わない、新聞や文庫本をずっと読んでおり、客が本を買うときだけ顔を上げ、レジを打つ、その後「ありがとうございました」も何も言わない店主のじいさん、でもそれがいい、それでいいのだ。

 

「何その店、最低」と思う人もいると思うが、そうではないのだ、例えばその店のじいさんが土屋太鳳だったとしよう、土屋太鳳が素敵な笑顔で「いらっしゃいませ」と言い、ニコニコとした笑顔でこちらを見ていたとしたら?

 

店主の土屋太鳳から「快楽天」だけを買う事が出来る猛者は、中々いないのではないだろうか。

 

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斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

 

 

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きっと読みたくもない太宰治の「人間失格」を快楽天の上に置き「か、、、快楽天なんて興味ないし、メインは太宰だし、ちょっとした興味、鍋敷き用に買うだけだし」と自分を偽って買うのではないだろうか?

 

「人間失格」を買っても「快楽天」を買っても、どうせ土屋太鳳とは付き合えないと分かっていても、もしこの世に「土屋太鳳」「人間失格を買った男」「快楽天を買った男」の3人だけになったとしたら、きっと土屋太鳳は「人間失格を買った男」の方を選ぶのではないだろうか、そう思い至るだけで、読みたくもない人間失格を快楽天の上に乗せてしまう、男とはそんな悲しい生き物なのだ。

 

店主が土屋太鳳だったらそんな悲しい事件がおきてしまう、だからエロ本特化型の古本屋の店主は、無愛想なじいさんがいい。

 

店に行けば様々な人がいる。スーツを着たサラリーマン、作業着を着たおっさん、体育教師なのかジャージ姿のお兄さん、お前はエロ本なんていらないだろと思うイケメン、明らかに18歳未満の兄ちゃん。

 

みな思い思いのエロ本カテゴリーの前に立ち、自分の趣味にベストマッチする1冊を模索する、必死である。

 

例えば女子高教師が女子高生が大好きで「女子高生ペロペロ」というエロ本を買ったっていい、実際に女子高生をペロペロしなければいい、そういった悲しい事件が起きないようにするためにも、エロ本特化型の古本屋は、この世に絶対必要なのだ。

 

世の中にはペロペロしたくても出来ない人が沢山いる。そういった悲しい人達の心の隙間を埋めるためにも、エロ本特化型の古本屋は、この世に絶対必要なのだ。

 

大事な事なので、2回書いてみた。

 

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ネットが普及し、指先一つで何でも買える時代になったが、マニアックな本は中を見て買えないじゃないか、エロ本特化型の古本屋なら中を見て、安心して買えるし、買って帰った後「思たんと違ああああああああああああああう」という、悲しい悲劇も起きないのである。

 

だから声を大にして言いたい。

 

世界の中心で叫びたい。

 

「エロ本特化型の古本屋は、この世に絶対必要なのだ」と

 

 

おわり

 

 

アカバネ

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