最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (当日分)

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《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日くらいの動きをターゲットにしています。


(2017. 8.23) TOPIX 1600P(+3) 日経平均 19434円 (+50) 14.5億株 (1兆9037億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +106%
(2)英FT100  +0.86%
(3)独DAX    +1.35%
(4)仏CAC   +0.87%
(5)NYダウ   +0.90%
6)ナスダック    +1.365%

トランプ政権が法人税減税に一歩近づいたとして、米国株価は上昇する。ただ目下のところは赤字国債の上限を引き上げないことには、米国の政府機関はデフォルトに陥ります。

これがちゃんと決まらないうちに、財源がどこにあるのか 不明な減税が本当に株式市場にとってプラス材料になるのかどうかは疑問です。

気まぐれなトランプ大統領と、半分は決まっていない閣僚が、大したことをなしうるとはとうてい思えません。24日(日本時間25日)にはジャクソンホールで、FRBの見解が発表されます。FRBは金利て引き上げと買入れ資産の縮小を図っていますが、米国の 物価指数は2%を割り込んだままです。この2つを実行することはなかなか難しい。


右図に8306三菱UFJのグラフを掲げました。重ね書きしている青色線は日経平均です。見ればわかるように日経平均と金融株は同期しています。

日経平均が上昇するためには、UFJ株が上昇する必要がありますが、UFJ株は今日もマイナスで陰線です。

多くの経済活動の結果は銀行株に収斂(しゅうれん)します。今の状況ではまだ、日経平均が上昇する兆候はありません。


■■ お知らせ ■■

かねてよりお知らせしてきましたが、8月31日のHPをもって以下のHPを閉じます。
  1. 「日経平均」と注目9銘柄のグラフのアップをやめ、
  2. 「最近の日経平均の動き(当日分)のアップを終わります。

    さらに来年(2018年)1月からは

  3. リアル24の日中足データのアップをやめ、
  4. リアル24の最新データのアップを終えます。
  5. 《カナル24》Ver.5までのユーザーへのサービスである「HPからデータのダウンロード」を終わります。HPからのダウンロードはVer.6が以降のユーザーしか行えません。
「東研ソフト・ユーザー情報」をアップし始めたのは1997年11月からです。以来20年間を超えてアップし続けてきました。20年前にアップを開始したときは簡単なコメントだけであったので、そう苦にはならなかったのですが、次第に毎日アップするものが増えてきました。
  1. 受信したデータをチェックし、権利落ちした銘柄のデータや間違っているデータを修正してアップする。
  2. 私が必要としているデータ(市場データや外国証券の寄り前の成り行き注文株数、騰落レシオを計算するための値上がり(値下り)銘柄数)をアップする。
  3. 定点観測の10銘柄のグラフ画像をアップする。

    といったことを追加したために、毎日の作業時間が1時間ほど増えました。さらに

  4. 今年4月に《カナル24》Ver.6を発売しましたが、1銘柄のデータ個数を2200個(Ver.5までは500個)としたために、2200個用と500個用のデータを二重にアップしています。つまり毎日2種類のデータを管理していますが、これによって作業時間は30分近く増えました。
  5. 日々の記事も、①ユーザー用の記事、②誰でも見れる記事、③ユーザー用の過去の記事、の3種類をアップしています。誤字脱字があると指摘されたときは、この3つの記事の修正をする必要があります。
ということで、毎日のHPをアップするために、毎日2~3時間を費やしています。HPを始めてから平日に休んで、どこかに旅行するということはできなくなりました。例えば正月であっても1月1日には海外の(12月31日の)データを入手して、週足と月足データを作成して、日足・週足・月足データをアップしなければならない。1月3日には前日(1月2日)の海外データを打ちこんでアップする。まあデータに関しては連休ということはありません。

65歳を過ぎてから、毎日消費している3時間が惜しくなってきました。私の余生も平均寿命からすればあと10年。短ければ5年でしょう。若いころのように時間の経過をもてあまして退屈することはありません。残った時間内に長く思ってきた場所に行ってみたい。訪れてみたい土地はいくつかあります。①岩手県の衣川(ころもがわ)、②福島県の会津若松、③福岡県の朝倉、④愛媛県(菅生)、がそれですが、いずれも名張からは遠い。2泊3日か3泊4日をしなければその周辺を含めて訪ねることはできないでしょう。これを実行するためにはHPのアップ量を減らし、時間的な束縛から離れなければならない。できれば日々のデータも一定期間を区切ってまとめてアップしたい。

HPのアップを始めたのは、①ユーザーへバージョンアップやプログラムの修正を「お知らせ」で伝えたい。②新規のユーザーを迎えたい。の2点でした。①のユーザーへの「お知らせ」を継続的に見てもらうには、不定期にHPの記事をアップするだけでは毎日HPを閲覧してもらうことはできません。したがって毎日《カナル24》では、こう判断するという講義的な記事を意識してアップしていました。②はその副産物で、なるほど《カナル24》を使えば相場についてなにがしかの判断はできるようだから《カナル24》を購入してみよう。という宣伝の役割を担っていました。

だが②の効力は尽きたようです。この20年間にハードは1)パソコン→スマフォに変わり、2)ネット証券によって往復で2%を超えていた売買手数料は0.1%程度に下がりました。3)これによって投資のしかたが中期投資から超目先投資という方針に変わりました。《カナル24》が活躍できる場面は極端に狭まりました。《カナル24》の精神(方針は)は現実では受け入れられていないのです。これで②の《カナル24》を購入してもらおうというもくろみは終わりました。(超短期投資は結果的に失敗し、中期的な投資に回帰すると思っていますが、今のところ毎日トレードするという馬鹿な投資方法が席捲しています)

以上のもろもろのことから、アップするのは「東研ソフト・ユーザー情報」と最新バージョンのVer.6のユーザーへのデータの提供に限り、私の残りの時間を自由に使いたい、というのがHPの縮小の理由です。


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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治

              
2012.4.10 から...