経歴書 (Curriculum Vitae)
基本情報 、
* 氏名: 本名:金 輝俊 (キム フィジュン) / Hwi Jun KIM
* Email: euler.bonjour@gmail.com
* GitHub: https://github.com/khj77
* 生年月日: 1977/5/6
* 出身地: 東京
* 国籍: 韓国籍、日本国特別永住権(2013年取得)
* 学位:
- Master of Philosophy, Coventry University, 2004年
- 学士(工学), 筑波大学, 2002年. イギリスでのFirst Class相当(70%以上がA評価)
* センター試験: 総合83% (一浪。主要科目得点:物理90点/100点以上。英語196点/200点)
* 英文職務経歴書
* FAQ
経歴要約
大学進学時、家庭の事情で学費を捻出できなかった。都市銀行は学費を貸さないと言ったので浪人中のバイトで約200万円をかせぎ、信州大学へ進学。その後、筑波大学に編入。信州大学では全額あるいは、半額の授業料免除だった。
筑波大学をイギリス基準でFirst Class(70%以上がA評価)で卒業後、Coventry University M.Phil/Ph.D課程へ返済義務なし奨学金付きで留学。三年目の生活費が足りないため、Ph.Dへの移行要件は満たしていたが、二年目で終わらせる事にし、Ph.Dは諦めることにした。そして、二年目の初めから、M.Phil取得を目指した。
システム制御工学の大学院生として基礎を築いたあと、日本のIT業界に転身した。自然言語処理分野での研究開発でプロダクトマネージャー及びChief IT Architectを経験。研究開発のトップの重圧を経験した。
社会人二年目に500万円を株式で、翌年、プロダクトマネージャーとして、1億円の株式での資金調達の技術プレゼンを担当。資金調達は両者とも成功に終わった。自分の研究開発で億単位の資金を投資家から調達できるということを理解した。
Chief IT Architectとして、新型検索エンジンの研究開発に取り組んだ。具体的には共起ネットワーク型クエリ拡張検索エンジンの研究開発に取り組んだ。この検索エンジンはC2Cube時代に大量の数値計算を行った結果得た仮説をベースとしている。
プロダクトマネージャーあるいはChief IT Architectとしては技術的には一定の成功をおさめたと思うが、ビジネスとしては失敗に終わった。
SIでオフショアのプロジェクトマネージャーを経験。一つ目のプロジェクトである程度プロジェクトマネージメントを経験的に理解した。複雑度が上がった二つ目のプロジェクトはいくつかの要因で半ば失敗し、途中離脱した。
ただし、そこでの経験は次の会社での管理職としての仕事への基礎となった、具体的にはプロジェクトマネージャー時代に行っていたリスク管理やチーム編成の問題点の洗い出しへの分析的アプローチを応用し、会社全体で30人ほどへ影響を及ぼす室長としての仕事への基礎となった。
最後にIT系事業会社でグロースハックチーム リーダー、後に、グロースハック室 室長として約4部門ある組織を分析と戦術、リスク管理を軸に横串を指した。この役割はプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャー、両方の要素を取り入れている。グロースハックチーム リーダーになった当時は会社はアーリーステージだったが、2017年1月ごろにミドルステージに到達できたと思っている。
2017年1月にかけて、会社は億単位の資金調達を成功させた。
室長としての第三者割当増資への貢献度はだいたいにおいて、60%程度であると考える。あとは他の経営幹部及び、業務委託の方や派遣社員を含む一般従業員の方たちの努力の結果であると考える。室長としての全てをつなぐ役割及び、他の経営幹部と一般従業員、両者の働きがなくては、上記の結果は得られなかったと考える。
室長としての最後の仕事は以下の通りである。マーケティング戦術立案の後、経営企画部の事業計画、すなわち、戦略がおかしいのでは、という仮説の元、exitの方法を含む、事業計画の修正及び試算を始めた。経営企画はそれとは別にシリーズCの事業計画を出してきた。経営企画側の事業計画にはいくつかの問題点があるが、決定的に間違っている点が2つあった。問題点について考察すると、問題点はさらに一つに集約されると考えても良い。メインポイントは早すぎる黒字化の時期である
それを展開すると、高すぎるバーンレート、ECではあるが店舗が絶対必要なので、売上 / 地代家賃を既存のスーツ屋より低くするという、ビジネスモデルの根底を覆す、ありえない店舗計画、それに紐づく、店舗関連従業員の採用計画と店舗従業員に対する予想される扱い、とそこから予想されるクレーム率の高騰、及び、そのありえない事業計画を支えるジェットコースターのような資本政策である。
2016年秋から2017年1月にかけて、何度も経営企画部長と一対一で議論を重ねた。しかし、その決定的な間違いを認めず、その後となる。2017年になって何度も一対一で議論を重ねても無駄なので、株主及び、全役職員の事を考えて、2017年1月19に全社員の前で公開で議論を挑む。その間違いを認めなければ、普通に考えて、会社は破綻への道を突き進むか、会社は残っても、実質的に超低ROIあるいはマイナスのROIとなるか、債務超過となるであろう。数値上は事業計画を変更可能であるが、仮に、その事業計画上の間違いを認めたとしても、他の要素を勘案すると、事業計画は実質的に修正不可能に近い問題点をすでにはらんでいた。そして、会社は破綻への道を突き進んでいく可能性が高いと判断している。役職員から見た
ら、そのうち、会社は倒産。株主から見たら、exitは不可能である可能性が高い、というのが私の予想である。