桜咲き誇れ

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「北のミサイルは支持率が下降すると必ず発射される」東大・石川教授の衝撃的発言。安倍万能説を東大教授が採用!?

本日、朝日新聞の言論サイトWEBRONZAにおいて、東京大学教授で憲法学者の石川健治さんの憲法に関するインタビュー記事が掲載されていました。

webronza.asahi.com

石川さんは、平和安全法制や安倍総裁の憲法発言などで、それらに反対する立場からメディアなどにも出演されています。

 

そしてこのインタビュー内で非常に驚くべき内容が書かれていたのでご紹介したいと思います。

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WEBRONZA

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石川健治教授

石川健治さんは東京大学の教授で憲法学者でいらっしゃいます。

彼の言説は、9条によって、正統性の疑問、財政上の統制という3層の統制があったからこそ、日本の軍事力統制がなされてきたんだという、高尚すぎる理論をお持ちです。

 

これには、同じく東京大学教授で憲法学者の井上達夫さんから、欺瞞的だと断罪されていました。

石川教授の言説の詳しくは上述の記事を読んでいただくのがオススメです。

 

ちなみにこの言説の中身についてはアゴラで評論記事が上がっていたので紹介しておきます。

石川健治東大教授は「憲法の漫才師」 – アゴラ

そして、今回私が驚いたのは憲法論の話ではなく、安倍政権、北朝鮮にまつわる衝撃的言説によるものです。

 

安倍万能説

まずみなさん、安倍万能説をご存知でしょうか。

これは冗談でもなんでもなく、安倍総理に反対の立場を取る人たちが、社会的におこった事象の全てを安倍総理から起因するものだと断じて、安倍が原因だとして批判するものです。

 

例えば、元KAT-TUNの田中さんが薬物で逮捕された時も、政権から目をそらすための安倍が手を回したことだなどとおっしゃる方がいたり、何か社会的問題が起きると、安倍が悪いという結論に結びつける勢力が必ずいらっしゃります。

他にも地震が起こったのも安倍の陰謀など、いかなる事象でも安倍のせいだとおっしゃる方はいらっしゃいます。

「起こった事象の名前、安倍」でtwitter検索をするとご覧いただけるかと思います。

 

そして、この安倍万能説の最たるものが、北朝鮮のミサイルに関するものです。

「安倍が国内で窮地に陥ると、支持率が下がると、北朝鮮からミサイルが飛んでくる。安倍批判を抑え、メディアの注目をミサイルに向けるために、安倍と金正恩が裏で手を握ってミサイルを発射させているんだ。

という言説が当たり前のように見受けられます。

 

なにより、そこまで北のミサイルに影響があるのであれば、安倍総理に続けてもらったほうが得策という気もしますが。

 

とはいえ、これらの安倍万能説というのは、かなり極端な方々の言説であり、一般的に考えれば机上の空論であろうことは明白です。

このことで、反安倍の人が全員こんな幻想を抱いているはずがなく、あくまで極端な例だと私は思っていました。

 右も極端になれば、なんでも韓国と中国のせいだという方もいらっしゃいますしね。

 

安倍万能説を東大教授が

しかし、今回のインタビューで東大教授である石川さんがこのような発言をされていました。 

安倍政権の支持率が下降すると、必ず絶妙のタイミングで、北朝鮮からミサイルが寸止めの形で発射されてきます。敵対関係というよりはむしろ、お互いがお互いを必要とする、隠れた相互依存関係の存在すら感じられます。*1

ここに書かれていることは、上述の安倍万能説と大差はありません

支持率が下がれば、必ず北朝鮮からミサイルを打ってくる。

これは相互依存関係を感じると明言されています。

 

はっきり言って私は目を疑いました。

日本国の最高学府たる東京大学の教授で憲法学者の方が、ネット上で広く公開されるインタビューでこのようなことをおっしゃっているのですから。

最も論理的であって頂きたいと願う東京大学の教授が北朝鮮のミサイルの発射時期と安倍政権の支持率に因果関係があるかのようなことをおっしゃって、相互依存関係を感じるとすらおっしゃっているのですから。

 

日本政府が北朝鮮の脅威を煽ってるなどという批判であれば、まだ論理性が残っているかとは思いますが、支持率と北朝鮮のミサイルの因果関係を述べるときに論理性は皆無でしょう。

 

はっきり言って、このような妄想の類を抱いているのは、日刊ゲンダイとtwitterの中の人たちだけかと思っていましたが、東大の教授が同じような言説を明らかにするというのはかなり衝撃的な話です。

 

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終わりに

ということで、石川教授の驚くべき言説を紹介しました。

彼が憲法論的に安倍総理と反対する理念をお持ちであることは承知していましたが、まさか北のミサイルと政権支持率の因果関係について言及するとは衝撃的でした。

 

もちろん、安倍総理に反対する人でもほとんどの人たちは北朝鮮のミサイルに関してこういった考えをお持ちでないことは承知しています。

 

しかしながら、権威高い東大教授が安倍万能説とも取れる発言をすることに、私としては衝撃と共に、こういった言説が一般的になってしまえば、まともな議論の土壌はなくなってしまうのではないだろうか不安にすらなりました。

そして、北朝鮮のミサイル問題に関して、北朝鮮を責めるのではなく、安倍総理を責める人たちの根本的な思想というのも見えた気が致しました。

 

もしも、北のミサイルが飛んでくるのは支持率と関係があり、安倍が手を回しているという考えをお持ちの方がいらっしゃりましたら、よろしければその論理についてご教授いただければ幸いであります。

 

北の脅威が高まる中、こういった妄言とも取れる話ではなく、現実的な安全保障に関する対策について政府としては、万全を期していただきたいと申し述べて終わります。