(白石)お〜!
(緋山)あっありがとう。
おはよう。
やっぱり帰れなかったね。
着替え持ってきた。
(緋山)ああ助かる。
匠君のご家族決断されたんだね。
(緋山)うん。
頑張ってた部活で事故とかさ親もつらいよね。
うん。
2回目の判定は?3時間後。
(雪村)おはようございます。
(緋山)ああおはよう。
何か最近感じいいね。
肩の力抜けたっていうか。
えっ感じ悪かったですか?すいません…。
ううん違う違う。
もっとすごく良くなったっていう意味で。
何かあったの?
(雪村)冴島さんが周りの雰囲気良くするのもナースの仕事だって。
(緋山)嘘!?あいつこそいつも仏頂面じゃんね。
ニコニコしてみろって感じだわ。
冴島さんがニコニコしてたら逆に怖いよ。
(緋山)確かに考えただけでゾクッとするわ。
(藍沢)お前らなかなか勇気あるな。
(緋山・白石)えっ?冴島おはよう。
(冴島)おはようございます。
おはよう。
そうだよ。
冴島さん今日から復帰だよ。
あっああ待ってたよ。
ヘリはいつから?
(冴島)あしたからです。
担当緋山先生なのでよろしくお願いします。
私…?あっそっか。
あっそれはよかった。
ホント戻ってきてくれてよかった。
(緋山)ねえよかったね。
ラウンド行こっかな。
私も!俺は何も言ってない。
おはようございます。
(新海)おはようございます。
あっ天野奏さん無事手術終わってよかったですね。
そうですね。
いやちょっと手に震えが残ってしまったから。
そうですか…。
(新海)腫瘍は完全に切除したし命は助かったんだからってご両親は納得してくれてます。
奏さん本人は?あれは誰がやっても結果は同じでしょう。
むしろよかった方ですよ。
じゃあ。
17歳か。
大丈夫?うん。
大丈夫よ。
フェロー1人手伝わせてるから。
うん…書類のことじゃなくてさ…。
(緋山)ああ大丈夫大丈夫。
規則どおりやる。
私もそんなに若くないって。
あれ?これ記入しとけって言ったのに…。
腹立つわ。
行ってくる。
ほどほどにね。
(緋山)はい。
(緋山)ねえちょっとこれ証明書さ…。
(名取)ああすいません。
こっち終わったらやります。
あのさこれは…。
(名取)ずっと付きっきりですよ。
やっぱり受け入れられないんですかね。
でもよかったですね。
臓器が無駄にならなくて。
一時期循環が悪かったしいたんじゃう前に提供決断してくれてホッとしましたよ。
(名取)何ですか?いや…。
私は患者に感情移入し過ぎるってよく怒られたけどあんたは逆だね。
(名取)えっ?あんたみたいな性格だったら私も今ごろ問題起こしたりせずにもっといいポジションにいれたかもな。
もう昔の自分じゃない
医者としてそれなりに経験も積んだし感情をコントロールするすべも身に付けた
ある程度やれるという自信もある
(匠の父)うう…。
(匠の母)うう…。
(井上)血液型A型の17歳。
心臓は優輔君に適合しそうだな。
(橘)まだ優輔の所へ来ると決まったわけじゃない。
期待させんな。
(井上)2回目の脳死判定が終わればすぐに移植ネットワークから順位の連絡が来る。
優輔君は11歳と若い。
緊急度も高く待機日数も長い。
順位は高いはずだ。
(橘)そうだな…。
それでも医療の現場では出会ってしまう
激しく揺さぶられてしまう自分に
そして落ち込む
・すまない。
元通りピアノを弾けるようにできなかった。
(奏)大丈夫リハビリ頑張るから。
(奏)すごく頑張れば前みたいに弾けるようになるんだよね?
(奏)藍沢先生?悪い…また後で来る。
医者を続けているかぎり私たちは…
分かった。
自分に落胆し続けるのだろう
・
(男性)千浜町の冷凍倉庫内でフォークリフトの誤操作による荷崩れ事故発生。
負傷者多数とのことです。
具体的な人数は?・詳細は分かりません。
分かりました向かいます。
数が多そうね。
藤川先生灰谷先生と代わって先に行って。
その後ピストンで灰谷先生と横峯先生にも行ってもらう。
(藤川)分かった。
・下がってください。
・早く車両回してくれ。
・こちらです。
・こちらにも1名います。
・お願いします。
(消防隊員)溶けて滑るんで気を付けてください。
(藤川)うおっ!ああありがとう。
(救急隊員)先生こちらの方意識がありません。
翔北救命センターの藍沢です。
他に重症者は?
(救急隊員)現状この2名です。
(救急隊員)負傷者もう1名中にいます。
見てもらえますか?
(藤川)俺が行く。
ああ。
寒っ。
(救急隊員)先生こちらです。
(藤川)何かうまい具合に挟まってんな。
翔北救命センターの藤川です。
お名前は?
(太田)太田です。
太ったと書いて太田。
ハハハ。
俺大丈夫ですよ。
ちょっと肩痛いけど。
右肩骨折してますね。
(太田)えっ折れてる?ホント?
(藤川)他は…。
大丈夫そうですね奇跡的に。
藤川頭部外傷に骨盤骨折だ。
頼めるか?了解。
こっち雪村さん来てもらえる?止血と肩の固定頼みたい。
分かった。
(藤川)まだあと2人負傷者がいる。
分かった。
灰谷先生横峯先生お願い。
(横峯・灰谷)はい。
(藤川)移します。
(横峯)あっ!
(灰谷)うわっ!な…何?上着着てくればよかったかな?冷凍庫の中って寒いよね?そうだね。
圧迫止血が済んだらヘリに運びます。
左足持ってください。
(救急隊員)はい。
・
(横峯)藍沢先生!冷凍室内に行け。
ケガは右肩の骨折だけだが救出にしばらく時間がかかるみたいだ。
できるだけ保温して痛がるようなら鎮痛しろ。
雪村こっち戻せ。
(横峯・灰谷)はい。
(横峯)寒っ!固定終わりました。
アルブミン用意してくれ。
(雪村)はい。
・
(作業員)先生先生!飯塚が具合悪そうにしてたと思ったら急に…。
血圧頻回に測定してください。
(救急隊員)はい。
翔北救命センターの藍沢です。
分かりますか?瞳孔不同と舌根沈下があるな。
挿管しよう。
雪村!すいません。
(太田)すいませんね何か。
先生たちの方が寒そうだね。
ねえあれ。
ほらあれ着なよ。
寒っ…。
着なよ。
いいの?助かった〜!わっこれあったかい!灰谷1人急変した。
こっち戻れ。
はい!
(横峯)よかったね。
えっ!?
(横峯)何!?
(灰谷)えっ?えっ?おい!電源が落ちてフェローが冷凍室に閉じ込められた。
(藤川・白石)えっ?1人急変して手が足りない。
藤川こっちに戻してくれ。
あと冴島も。
分かった。
こっちは橘先生と私で対応するわ。
(町田)冷凍倉庫から10km北松代台の送電施設に落雷があったようです。
地域一帯が停電しています。
復旧には2時間ほどかかるそうです。
(早川)落雷を避けるために飛行ルートを確認します。
離陸まで少し時間かかります。
(藤川)大丈夫?
(冴島)心配してくれてるの?こんなに長くヘリ乗らなかったことないだろ。
(冴島)大丈夫。
いつもどおりやる。
落雷でヘリの到着が遅れるそうです。
どれぐらいかかる?飛行ルートによりますが到着まで20分以上は…。
刺激で開眼しなくなってる。
(作業員)さっきまでしゃべってたじゃねえかよ。
硬膜外血腫かもしれない。
穿頭する。
えっ?はい。
予備電源まだですか?
(作業員)今この第一倉庫のがメンテナンス中で第二倉庫の電源をつなぎ換えてるんです。
あと20分でドアは開くんですね?分かりました。
(横峯)太田さん!一番左の棚まで来ました。
その棚の下です。
赤いプラスチックの箱みたいなやつ。
あっ!ありました!
(名取)何か冷凍倉庫の方大変なことになってるみたいですよ。
ふ〜んそっち行きたい?
(名取)えっ?行きたいなら行けば?
(名取)いえいえ俺寒いの苦手なんで。
んっ?
(名取)いや緋山先生いつも書類書くより外科手術したいって感じじゃないですか。
文句も言わずに脳死がらみの書類仕事してるとか意外です。
ふ〜んそっか。
(橘)バイタルチェックして。
(看護師)はい。
(バイブレーターの音)どうした?
(井上)移植ネットワークから連絡が来た。
順位は?
(灰谷)わっ!
(横峯)もうビビリ過ぎなんだよ!誰の?太田さん?
(太田)あっいや違いますね。
(灰谷)僕のでもない。
誰か電話落としてったんじゃない?拾っといてあげなよ。
(灰谷)えっ?
(灰谷)いった…。
もう…。
えっ?えっ?えっ?わあっ!剥離子くれ。
はい。
(雪村)すいません。
ちょっと待ってください。
剥離子です。
開創器は使いますか?頼む。
(冴島)はい。
代わるわ。
(雪村)はい。
ドリルいくぞ。
はい。
角錐。
(冴島)はい。
頭部を保持します。
(藤川)雪村さんシャントチューブ入れるからこっちいい?
(作業員)ちょっ…頭に穴開けてんの?
(冴島)必要な処置ですから。
それに藍沢先生は経験も豊富です。
(灰谷)藍沢先生!倉庫内にもう1人負傷者がいました。
出血しています。
どれぐらいだ?
(横峯)2,000ccは出てるかもしれません。
(灰谷)右下腿がひどく変形してて血管損傷があるかも。
輸液はどれだけある?2本だけです。
持って10分だな。
(作業員)先生!こっち早くしてやってよねえ!
(藤川)白石そっちモニター見れる?
(灰谷)藍沢先生!灰谷先生モニター入れた。
こっちから見えてる。
白石先生?
(灰谷)あっ。
もう少し患部の方を見せて。
(灰谷)はい。
あっ見えた。
動脈損傷かもしれない。
ドアが開くのを待ってられないわね。
血腫が見えないな。
もう1カ所開けてみよう。
(冴島)はい。
えっ?ここで足を切開するんですか?そう。
鼠径部を切開して大腿動脈を結紮するの。
(横峯)やろう。
(灰谷)麻酔もないのに?患者さん意識あるんだよ。
冷凍室に氷はある?冷やしてみて。
(灰谷)えっ?
(横峯)冷やす?患部を冷やして感覚をまひさせてオペした例を症例報告で読んだことがある。
痛っ…。
こっちもない…。
(冴島)対光反射鈍くなってます。
(作業員)どうしたんだよ!慣れてるんじゃなかったのかよ!硬膜外には何もない。
硬膜下見てみよう。
(冴島)はい。
(横峯)はい。
(横峯)失礼します。
(守口)冷たい…。
(灰谷)ごめんなさいね。
え〜っと名前は?
(守口)守口です。
守口さん。
太田さんもう少し待っててくださいね。
(太田)大丈夫だよ頑張って!それでいいわ。
じゃあ鼠径部から縦に3cm切開して。
どうしたの?あまり時間ないわよ。
いい私やる。
大丈夫ですか?我慢できますか?すごい。
本当に氷で痛みを抑制できてる。
脂肪を裂いて大腿動脈を露出させて。
(守口)痛〜い!!うわ〜!!あ〜痛い…痛い!痛い!痛い!うわ〜!!
(灰谷)頑張ってください守口さん。
じっとしててください。
(守口の叫び声)駄目です。
血管見つかりません。
位置が違うのかもしれない。
もう一度切って。
もう少し鼠径靱帯に近い所。
もう…一度?
(守口)やめてください…。
やめてください…。
お願いします。
やめてください…。
横峯先生!無理です。
麻酔なしでこんな…。
できません!藍沢先生ドアが開くまで何分?どうした?中は明かりも十分じゃないし2人は血管縫合の経験もない。
ドアが開いてから藍沢先生か藤川先生にやってもらうことはできない?すいません。
ドアが開くまであと何分ですか?まだ10分はかかります。
10分は待ってられないわね。
でも…。
灰谷横峯どっちがやってる?
(横峯)横峯です。
もう一度切れ。
灰谷はどうだ?灰谷聞こえるか?はい。
シアンガス騒ぎのときお前は臆病な自分を嘆いてた。
また後になって病院に戻ってから嘆くのか。
それともここでその患者を救うのか。
決めるのはお前だ。
(守口)やめて…。
やめて…。
やめてください…。
分かりました。
ライトお願い。
すいません守口さん。
もう一度切らせてください。
(守口)もうほっといて。
事故は俺のせいなんだ。
えっ?
(守口)積み方ずれてるのに気付いてて。
でもやり直したら怒られるなって怖くて言えなくて。
(守口)俺がビビりだから。
僕もそうです。
僕は臆病で何をするにも出遅れる。
やらなくていいならやらない方を選ぶ。
今日もそうでした。
でも今やらないでもしあなたが死んだら僕はもう自分を許すことはできません。
だからお願いします。
やらせてください。
じゃあいきますね。
(冴島)瞳孔散大しています。
原因は何だ。
脳圧が上がってるのは脳全体が腫れていたからだ。
脳腫脹だ。
側脳室から脳脊髄液を抜く。
小児用気管チューブあります。
使いますか?それでいこう。
8cmに切ってくれ。
(冴島)はい。
お願いします。
側脳室の位置を確認したい。
こめかみと眉間の間に…。
(冴島)これで分かりますか?そのままにしといてくれ。
(冴島)はい。
雪村さんこっち来れる?
(雪村)えっ。
こっちはいいから行って。
(雪村)はい。
PEEPかけて。
(雪村)はい。
体動出てきました。
(作業員)飯塚飯塚!分かるか?大腿動脈触れてます。
指示ください。
鼠径靱帯から3cmくらい神経を巻き込まないように結んで。
止血ができるぎりぎりのテンションで。
はい。
(灰谷)ネラトンカテーテル下さい。
(守口)うう…。
どう?
(横峯)出血止まったみたいです。
よかった。
壊死が進まないように足全体を冷やして。
それで2〜3時間は持たせられる。
足を切らずに済むわ。
(横峯)はい。
(太田)先生ありがとう!すごいね。
驚いた。
いや…。
バイタル頻回にチェックしろ。
はい。
最後まで責任を持って診ろ。
この患者は正真正銘お前が救った患者だ。
はい。
・
(救急隊員)市川中央病院受け入れOKです。
付き添います。
あの指でガイドする方法やったことあったんですか?
(冴島)オペ看だったときね。
西条先生の手術で見たことがあったから。
そうですか。
ミッションで役に立つ技術は現場だけで身に付くわけじゃない。
普段の仕事が生きることもたくさんあるの。
倒す相手として不足はないよね。
頑張れ。
(コーディネーター)山口匠君入室です。
(医師たち)123。
(コーディネーター)器材搬入お願いします。
(コーディネーター)臓器提供のご意思に変わりがないことを最終確認しました。
では黙とう。
(コーディネーター)黙とう終了。
よろしくお願いします。
(医師たち)よろしくお願いします。
(コーディネーター)14時5分執刀です。
(医師)クロスクランプします。
(心電計の警告音)
(コーディネーター)15時40分心臓摘出です。
予定どおりです。
(コーディネーター)15時57分肺の摘出です。
(名取)何かすごいですね。
臓器摘出するとことか初めて見ました。
緋山先生ここなんかで見てるよりあっちの方に入りたいんじゃないんですか?
(名取)何ですか?
(緋山)たった1枚たった6行。
心臓西日本循環器病研究センター10歳代女性。
肺東北医科大学盛岡病院40歳代男性。
肝臓函館国際病院10歳未満女児。
膵臓九州医科大学病院20歳代男性。
腎臓和歌山市民病院60歳代男性。
小腸北陸医療開発センター30歳代女性。
匠君の体は日本中に運ばれていく。
この6行は匠君が17年間生きた証し。
そしてこの一行一行にこれから生きる6人の未来が書かれてる。
(緋山)だから私は手を抜かずにやりたいの。
書類仕事を。
(コーディネーター)15時59分心臓摘出チーム手術室を出発します。
(戸の開閉音)
(名取)何してるんですか?
(緋山)うん…。
助けられなかった時点で彼は私たち救命医の手を離れた。
してあげられるのはこれぐらいだからさ。
山口匠君17歳。
富津高校の2年生。
バレー部ではセッターを務めてた。
明るい性格で友達も多い。
将来は教師になりたがってた。
何どうしたの?急に。
ご両親に聞いたんです。
俺なりに彼のことを知ろうと思って。
そうすれば少しは残された家族の痛みに寄り添えるかなって。
ふ〜ん。
それで?全然寄り添えませんでした。
そっか。
結局他人ごとでした。
かわいそうだなとは思うけどそれ以上じゃない。
俺にとっての彼は4日前にたまたま診た患者の一人でその患者が今日は臓器提供者になった。
それだけです。
俺は緋山先生がうらやましいです。
患者やその家族に寄り添えるのがうらやましい。
7年前さ6歳の脳死の子供を見たの。
野上翼君。
そのとき私は患者と家族に近づき過ぎてキャリアを失いかけた。
おかげでずいぶん遠回りもした。
でもそのときある先生に言われたの。
遠回りすることで見える景色もあるって。
名取。
人それぞれでいいんだと思う。
どんな景色が見えるかは。
俺にもやらせてもらっていいですか?
(緋山)うん。
ありがとう。
君のおかげで6人が生きる。
君はこんな言葉いらないかもしれないけど。
(看護師)優輔君検温するよ。
(優輔)ちょっと待ってあとちょっと。
(井上)俺から言おうか?いや俺が言う。
2位か。
かえって残酷な順位だな。
実は見たの初めてなんだ。
臓器の摘出手術。
(井上)そうか。
あんなに大勢の医者がやって来て少年の体から何もかも持っていくんだな。
ああ。
何なんだって思うよ。
山口匠君は誰かの一部になって生き続ける。
奇麗事だよな。
ただ誰かが死に誰かが生きる。
それが移植医療だ。
匠君は臓器提供者になるために生きてきたわけじゃない。
でも彼の死で日本中の10歳代から60歳代までの6人の命が救われる。
6人の命だ。
すごいことだと俺は思う。
よっしゃー!守口さん指動かせますか?
自分に落胆することは悪いことじゃない
(守口)ありがとうございます。
心底自分が嫌になって初めて人は変わろうと思えるから
(緋山)お疲れ。
(名取)時間なんで俺帰ります。
えっ?あんたこれ全然やってないじゃん。
やってありますよ。
じゃあお疲れさまでした。
落胆は成長につながる
いつの間に。
でもそれは若い人の場合だ
えっ?リハビリをしても手の震えがゼロになる可能性はとても低い。
約束を守れなかった。
申し訳ない。
また弾けるようになるって言ったじゃない。
言った。
嘘つき。
先生は私の命よりも大事なものを奪った。
私たちはもう昔の自分じゃない
落胆が成長につながる時期はとっくに過ぎてしまった
お疲れさま。
何?考え事?いや…。
今日はありがとう。
現場で。
あの2人にやれって言ってくれて。
ああ。
最後まで彼らを信じなくちゃいけないのは私なのに一瞬諦めかけた。
やっぱり藍沢先生は強いね。
いや。
人には偉そうなこと言っといて俺は肝心な自分の患者を救えてない。
今の私たちに求められるのは成長ではなく結果それだけだ
天野奏さんのこと?そんなことない。
藍沢先生は彼女の命を救った。
命を救ったのは俺じゃない。
えっ?俺はただ約束を破っただけだ。
2017/08/21(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
コード・ブルー−ドクターヘリ緊急救命−THE THIRD SEAS… #06[字][デ]
ドクターヘリ医療の最前線を描くリアルドラマ。
第6回「落胆の向こう側」山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、椎名桔平ほか
詳細情報
正式タイトル
コード・ブルー−ドクターヘリ緊急救命−THE THIRD SEASON
番組内容
藍沢耕作(山下智久)と新海広紀(安藤政信)により、天野奏(田鍋梨々花)の手術は無事に終わった。しかし、白石恵(新垣結衣)が新海に手術のことを聞くと、どうも歯切れが悪い。一方、17歳の男子高校生が脳死判定を受けることに。それは橘啓輔(椎名桔平)の息子、優輔(歸山竜成)のもとに移植可能な心臓が来るかも知れない可能性を示唆していた。循環器内科医の井上宣顕(滝藤賢一)の指摘に、橘は期待を抱いてはいけないと
番組内容2
自分を制する。
その頃、冷凍倉庫内で荷崩れ事故が発生。翔北救命センターにドクターヘリ出動要請が入り、藍沢と藤川一男(浅利陽介)、雪村双葉(馬場ふみか)が向かう。商品保護のため冷凍倉庫の電源を切れないという寒さの中、藤川らは治療を開始。患者を救命センターに搬送する藤川は、灰谷俊平(成田凌)、横峯あかり(新木優子)と交代した。
灰谷たちは藍沢の指示の元、冷凍倉庫内の負傷者のもとへ。すると治療を始めて
番組内容3
間もなく電源が落ちてしまった。暗闇の冷凍倉庫内に、灰谷と横峯は負傷した作業員と閉じ込められる。落雷が原因の停電で復旧には2時間ほどかかる。しかも、いまだ落雷の可能性があるためドクターヘリも飛べない…。そんな中、冷凍倉庫の外で藍沢が診ていた作業員の容体が急変。さらに冷凍倉庫内の灰谷と横峯は、多量の出血をしているもう1人の作業員を発見。フェロー2人だけでこの事態に対処しなければならなくなる・・・。
出演者
藍沢耕作: 山下智久
白石恵: 新垣結衣
緋山美帆子: 戸田恵梨香
冴島はるか: 比嘉愛未
藤川一男: 浅利陽介
名取颯馬: 有岡大貴(Hey! Say! JUMP)
灰谷俊平: 成田凌
横峯あかり: 新木優子
雪村双葉: 馬場ふみか
緒方博嗣: 丸山智己
町田響子: 伊藤ゆみ
早川正豊: 伊藤祐輝
鳥居誠: 岩井拳士朗
広田扶美: 下垣真香
出演者2
天野奏: 田鍋梨々花
橘優輔: 歸山(きやま)竜成
井上宣顕: 滝藤賢一
梶寿志: 寺島進
西条章: 杉本哲太
三井環奈: りょう
新海広紀: 安藤政信
橘啓輔: 椎名桔平
スタッフ
【脚本】
安達奈緒子
【プロデューサー】
増本淳
【協力プロデューサー】
中野利幸
【演出】
葉山浩樹
【音楽】
佐藤直紀
【主題歌】
「HANABI」Mr.Children(TOY’S FACTORY)
【制作】
フジテレビ第一制作室
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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