「くの一武道大会」
忍者にふんした女性たちが、手裏剣投げや水上走りなどの技を競いあう催しが京都府福知山市で開かれました。
「くの一武道大会」と名付けられたこの催しは、福知山市の福知山城で20年前から開かれていて、ことしは、20歳から44歳までの女性、60人が全国から参加しました。
競技を前に人気アニメ「忍たま乱太郎」の原作者、尼子騒兵衛さんが「全力で、かつ、美しく戦ってください。」と開会宣言しました。
参加者たちは忍者装束に身を包み、5メートル離れた的を狙う「手裏剣投げ」や、水に浮かべた板の上を走る「水上走り」など、5種目で忍者の技を競いあいました。
このうち「水上走り」では、城のお堀に浮かべた長さ2メートル、幅90センチの板を10枚並べたコースに女性たちが挑みました。
足をとられて前に進めなかったり水中に倒れ込んだりする姿が見られると、集まった人から大きな歓声があがっていました。
地元の福知山市から参加した23歳の女性は「水上走りは板がヌメヌメして走りにくく難しかったです。来年も挑戦したいです」と話していました。