流出土砂に陶磁器原料に似た土
岐阜県瑞浪市の中央自動車道で起きた土砂崩れで、岐阜県は、斜面から流れ出た土砂に陶磁器の原料に似た土が含まれていたとして、21日午後、近くにある陶磁器原料メーカーの工場に立ち入り、土砂崩れとの関連を調べることにしています。また、警察も詳しい状況を調べています。
8月18日の大雨で、瑞浪市の中央自動車道に斜面から大量の土砂が流れ込み、4台の車が巻き込まれて6人が重軽傷を負い、土砂は下の地区の住宅地にも流れ込みました。
岐阜県によりますと、土砂には白い粘土質の土が大量に混ざっていて、陶磁器の原料に似た土だということです。
斜面の上には陶磁器原料メーカーの工場があり、土砂の中からは、この会社の名前が入った樹脂製の繊維の袋が多く見つかっているということです。
このため、県は21日、会社の経営者から陶磁器の原料の保管状況などを聞くとともに、午後から会社の工場に立ち入り、土砂崩れとの関連を調べることにしています。
また、警察も現場の斜面や原料の保管状況などについて詳しく調べています。