<link href='https://www.blogger.com/dyn-css/authorization.css?targetBlogID=3462701005376705428&amp;zx=d4f234cc-8109-45f5-90db-6c4c9bc13625' rel='stylesheet'/>

2016年10月29日土曜日

ARION Tubulator MTE-1 Mod


おなじみのツブレーターのModです。以前参考にさせていただいたサイトは消えてしまい非常に残念です.。それから色々な方の書き込みを参考に改良をかさねて来ました。おかげさまで今ではメインの歪みになっています。これもまた誰かの参考になれば良いなと思い記録としてアップしておきたいと思います。

前から気になっていた名前ですが調べてみました。多分英語のTubulateが語源だと思います。意味はチューブ状とかチューブ化するという意味なので、その気持ちを込めた造語なんだと思います。なのでチューブレートするチューブレーターなんですね。

それでは以下その詳細です。


LED交換>

3mmの高輝度でいいでしょう。その際R1の抵抗を外しジャンパーで繋いでください。暗かったLEDが明るくなります。





<音瘦せの改善>

入口のコンデンサC15C40.033ufで何故か二重になっています。一般的な回路に合わせるためにC15を外してジャンパーで繋ぎましょう。そしてC40.1ufに変更します。続いてC171ufから2.2ufの無極性(Muse)電解コンデンサ(なければ無極性でなくてもOK)に交換します。この部分はバイパス音とエフェクト音共通です。

C15, C4 そしてC16
                       
C17


そしてバイパス音が影響するC160.1ufの電解コンデンサから1ufのフィルムコンデンサに交換します。これでカットされていたハイとローが出るようになりバイパス音も原音に近づいたと思います。



<クリッピングの非対称化>

まずD5D6のダイオードを外して直列になるように繋ぎます。繋いだダイオードは基盤の向きに合わせてどちらかに戻して半田付けします。もう片方にはダイオードを一つだけ向きを合わせて戻します。ダイオードは整流用でも音波用でもさっき外したLEDでもいいと思います。



とにかく2:1の非対称にします。BOSSOD-1などは非対称らしく非対称のほうがチューブライクな歪になるらしいです。まあ好みなのでいろいろ試してみると面白いです。ただLEDにすると少し歪にくくなる傾向にありました。写真ではとても見ずらいんですが自分は手持ちの同じダイオードに足を足して入れてみました。



結構好みの歪になったのでこれにしてみましたが、BOSSBD-2のModでは1N4002を勧めていましたね。




<増幅部の定数変更>

まずは低音から高音まで音質がしっかりするようにR94.7KΩから1KΩ、C70.056ufから0.22ufに交換します。続いて歪の質を向上させるためR747KΩから10KΩとR38.2KΩから10KΩに交換します。

C7とR9
R7, R3, C6, C11


最後にトーンポットの1番と3番の間に10KΩの抵抗を繋ぎ10Kポットを5Kとして働かせます。これは倍音の調整をしているそうでトーンの効きがジャキっとするそうです。

基盤の裏側につけると楽です


<オプション>最後にC6C11の電解コンデンサをタンタルコンデンサに交換します。小さい値の電解コンデンサは音響特性が悪いのでより良いものに変えるということみたいですね。まあ質のいいコンデンサなら何でもいいと思いますが、TSはここが0.22ufのタンタルを使ってるのでそういった意味もあると思います。



あとはICソケット化してOpAmp交換もありです。手持ちの古いBOSSPSM-5/Power Supply & Master Switchに艶有4558DDが二個付いてたので外してMTE-1に乗せてみました。



解体したPSM-5のケースだけ余ったので、いくつか持ってるMTE-1を一つリハウスしてみました。ちょっと大変でしたが赤く仕上って結構気に入ってます。



ここまでいろいろな方のモディファイを参考にさせていただきました。皆さんありがとうございました。安物好きの私にとってはとても楽しいModになりました。



0 件のコメント:

コメントを投稿