---------------------------

----H----111-----------
----i---------------------
----y-----------------------
----o-k-k-o---------------
---------------------------

---------------------------------------------------------------

（鈴子）ちゃんと　一緒に帰ってお父さんが　そこでうまく生きていけるのかどうか見届けておいで。
（省吾）大切な仲間だからみんな　それは頑張れる。
だから　大丈夫だ！
（元治）行ってこいよ。
（みね子）お父ちゃん！
♪～
帰ろう。
（実）うん。
♪「Ｐｏｎ　ｐｏｎ　ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な　宝物だけは」
♪「ずっと　この胸に抱きしめて来たのさ…　Ａｈ　ａｈ」
♪「夜の酒場で　Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘　今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、」
♪「蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い　声合わせて」
♪「希望に燃える　恋の歌」
実さん　２年と８か月ぶりに奥茨城に帰ってきました。
（次郎）いがったな　みね子。
うん　ありがとう。
俺も　みね子と実に乗ってもらえてうれしいよ。
そう？（次郎）あぁ。
俺のこの仕事は　今年で終わりだ。
バスにもう車掌は必要ねえんだと。ワンマンカーっつうのになるんだ全部な。
じゃあ　これから　どうすんの？次郎さん。
いや　まだ分がんねえ　ヘヘ…。
んだがら　みね子と実に乗ってもらえで　うれしいよ。
（実）あの…。おっ　何だ？　実！
ご苦労さまでした。
♪～
ご苦労さまでした。
♪～
何だよ　泣がせんなよ　もう！
フフフフ！
あの…。（次郎）ん？
私は　バスに乗るとぎはどごに座ってましたか？
あぁ…。
実は　ずっと　俺としゃべるためにこごに座ってだよ　いっつも。
そご　いいですか？
おう！　おうおうおう！来い来い　来い！
♪～
（クラクション）（ちよ子）あっ！
（進）あっ！
♪～
見える？見える。
来たんじゃない？
（ちよ子）お父ちゃん　乗ってるかね？
（ちよ子）お父ちゃんだ！
あ～　ただいま！（ちよ子）お帰り！
（実）お父ちゃん！　お父ちゃん！
ありがとな～迎えに来てくれだのが。
ありがとな！これ　プレゼントだ。
ああ　ありがとう。
お帰りなさい。ただいま。
♪～
（次郎）んじゃな。
うん　ありがとね　次郎さん小太郎さん。（小太郎）おう。
いつか　また　酒でも飲もうな　実。
バガで恥ずかしい思い出いっぺえ思い出させでやっからよ。
ありがとう。（次郎）うん　じゃあな！
こっちだよ。
こっから　うぢまで歩いて　１時間ぐらいかな。
遠いね。うん。
♪～
秋になっとコスモスが　い～っぱい咲くんだよ。
へぇ…。
（ちよ子）待って　進　早い！
（実）どうだ？　高校は。うん　楽しい。
とっても楽しい毎日です。そうが。
うん　ありがとう。
おう。
♪～
あれ。
あれが　うぢだよ。
何か　怖い？
大丈夫だ。
行こう。うん。
（耕す音）
お母ちゃん！　じいちゃん！
（茂）おぉ…。
♪～
（実）帰って…　きました…。
♪～
（美代子）お帰りなさい。
ありがとう。
♪～
お父さん…。
美代子…。
みね子…。
ちよ子…。
進…。
ご心配をおがげしてすみませんでした。
申し訳ないです。
それから…。
自分の家族のこどが分がんなくて…。
何つっていいのが…。
本当に　ごめんなさい！
記憶が戻っかどうがも分がんねえし自分が　どうなんのがもさっぱり分がんねえ…　んでも！
こごで取り戻してえ。
もういっぺん　やり直してえ生ぎ直してえ。
そう思って　帰ってきました。
どうが　よろしくお願いします。
（茂）よぐ帰ってきたな。
よぐ帰ってきた。
ありがとうございます…。
♪～
（茂）あっ　美代子　メシにすっぺか。腹減ったな。
（美代子）あっ　はい。
（進）いいのげ？　もういいのげ？話　終わり？
父ちゃん！（実）おぉ…。
ハハハ！　進がぁ　結構重いなぁ。
（進）大きくなったよ。（実）大きくなったか…　そうか。
（ちよ子）お帰りなさいお父ちゃん。
♪～
ありがとう…　ちよ子。
♪～
いがったね　進。