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(富)うわ~!?(愛子)キャ~!
朝から 大声で すみません。
まずは 先週のおさらいから。
キャ~!(みね子)どっ どうしました?
恐ろしいのよ この絵が。
あぁ~!?(時子)うわっ!?
あ?あぁ。(早苗)あ…。
ん?それ 多分 富ちゃん。
えぇ~!(笑い声)
何で ここにいるんですか?漫画家たちは?
あら 大変。
漫画家コンビどこに行っちゃったんでしょう?
まぁ 大したことはないと思うので今週も いってみよう!
♪「Pon pon pon…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♪「夜の酒場で Lonely」
♪「あの娘 今頃どうしてる?」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「若い広場 愉しドラマ」
♪「夢膨らむ 青い空」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
(ヤスハル)お手 お手 お手。ねえ お手。
(愛子)どうしちゃったんだろうね2人とも。
そういえばこご何日か 会ってないような…。
そうだっけ?
夜逃げかしらねぇ。(愛子)えっ?
そんな子たちじゃないと思うけど私も…。
でも アパートやってるとね 何回か。
家賃とかたまってたりするんですか?
まぁ 少しはね…。
でもそんなに ひどい状況ではないわ。
時々 地下鉄とかの工事現場で深夜から朝まで 2人で働いて家賃は払ってくれてたわ。そこは真面目。
意外と ちゃんとしてるわよね。はい。
あら 評価急上昇ですね。
じゃあそういうことで追い詰められて消えたとかではなさそうだな。
そうねぇ… うん。
でも あれかな ほら 何となぐ売れてない漫画家とが小説家とがってそういうのもっと めちゃくちゃっつうか借金 踏み倒したり家賃なんかも払わなかったりっつうイメージあっけど…。
そうだね 芸術家ってそういう感じあるよね。
ええ。そういうんじゃないんですね。
そうだな 破天荒とかそういう感じはないな。
うん。
だから… なのがな…。
ん? 何? どういう意味?
いや だからさ…。
だから 成功しないんじゃないかってことか?
ダメなんですか?ちゃんとしてっと。 そうなの?
そういうことじゃないんだろうけど… ねえ。
大物っぽさがないというか…。うん。
小市民的というか。小物ね。
いや 富さんさすがの私も 小物って。さすがにそれは ちょっと言えないかな。
フフフ! あら そう?
ダメなんですか? 小物じゃ。
あら 評価 下がっちゃいました。
でもダメな弟みたいで かわいいよね。
ほっとけないっていうか… ね?
お? また少し回復?
まっ その割に 3日いないことに気が付いたのは富さんだけだったわけだが。
まぁ 私もだけど。
影が薄いのよね。ですね!
うん そうだな。薄い。
でも…。
愛子さんの言うこと 分がります。
でしょ? えっ どこんとこ?私 何 言った?
あの「ダメな弟みたいで」っていうの。
あぁ。
何でだろ 最初に会ったとぎ私の方が年下なのに何か ダメな弟 見でるみだいでこう 叱りたぐなるっていう感じがあるんですよ。
あっ 分がる 私も そう。
初対面の時から 何か ダメでちょっとイライラする存在っつうか…。
回想 (時子)失礼します。
失礼しました!
私は そこまでは… ハハハ…。
あっ そうでもないか。いきなり 命令とかしてたかも。
回想 (祐二)どうでしょうか?(愛子)ん? どれどれ…。
これ 私?もっと かわいく描きなさい!
痛い!
私も…。
今にして思えば…。
失礼します!(啓輔)失礼しま~す。
富山県から参りました坪内祐二と…。
新田啓輔です。(2人)よろしくお願いします!
(祐二)漫画家を目指しとります! なっ!
はい 目指しとりますちゃ!
家賃の…。
出世払いは…。
なしよ。
出世しなそうだから。
あらぁ。
言っちゃった?言っちゃったんだ。
早苗さんは?私?
回想 (祐二)あっ!
(2人)おはようございます。(早苗)おはよう。ちょっと。
(祐二)あっ はい?
3号室に入った人だよね?
夜中に いきなり ゲラゲラ笑うのあれ やめて。気持ち悪いから。
笑うてましたけ?
(早苗)うん 2人で ゲラゲラゲラゲラな。
漫画 描いとるもんですけぇ。漫画…。
あっ はい これですちゃ。
読んでみて下はれ。
これから出版社に持ち込みに行くがで。
(早苗)ふ~ん。
(2人)フフフフ!
笑う箇所が一個も見つからないんだが。
ひど~い 早苗さん!だよね!
は~?一番ひどいね。
うん。え~!
年下のあんたたちの方が罪は重いだろ。
(2人)いやいや いやいやいや。え~?
でも言いたくなっちゃうんだよね。
そうなんですよ。
(時子)でも あれかなぁもしかして…。
何? 時子さん。
ちょっとだけ分がるような気がすんのはほら 私 女優で 2人は漫画家で似てるっつうかなれっかどうか分がんないものを目指してるじゃないですか。
そうだね。
だから ちょっと気持ぢ分がるっつうか…。
もしかしてやんなっちゃったんじゃないんですかね 漫画続けるの。
(時子)そうだとしても分がらなぐはないな 私。
あんなに長ぐやっててさ芽が出ないなんて…。
そんなに続けられる自信ないもん私…。
だがら そうだとしても無理もないと思う。
そうか…。
もっと優しくしてあげればよかったな。
ですね…。
いい子たちだったわね。
はい… いっつも笑ってて。
何か 捨てられた子犬みたいなやつらだったな。
ですね。
(ヤスハル)♪「空に星が あるように」
♪「浜辺に砂が あるように」
♪「ボクの心に」
あら…。
何だか 二度と会えない人のようになってしまいましたね。
そういう話でしたっけ?
回想 ・(物音)
帰ってきたぜ~! 啓輔~!祐二…。
♪~
頑張って… 下さい…。
感動してくれとるぞ。
ビートルズ!待っとるぞ~!
おらっちゃの漫画 読んでま~!読んでま~!
♪~
うわっ!(2人)おはようございます!
島谷君はみね子さんが好き…。
恋しとる…ってことながじゃないですか?
(島谷)え…?
(笑い声)
やってみ!
祐二 どうけ?
お~ いいなぁ。
(2人)じゃんけん ポン!
わ~!
祐二 食べま。半分 食べま 啓輔。
♪~
啓輔! 啓輔!
寝たら ダメやちゃ。
(富)まだまだあったの。
♪~
こんなふうにも描けるんじゃない。あら これは一段といい。
似てますよ。そう?
「恋のひよっこ」?
ん?
何だ これ…。
あら 大変。
みね子は知らないんですよねこの漫画のこと。
♪~