在日コリアン組合員が利用するイオ信用組合に放火しようとした男が逮捕されました。

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中日新聞5月23日

犯人の男は「従軍慰安婦問題について、前から韓国に悪い印象を持っていた」と話していて、これがヘイトクライムであることがわかります。


韓国に悪い印象を持っているから、朝鮮銀行系信用組合に火をつけようとする思考回路がえらくぶっ飛んでいますが、それ以上にぶっ飛んでいるのが、これで犯人を在日認定したり、擁護したりする人間がいることです。


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めらそく


ヘイトクライムにさらにヘイトスピーチを重ねる連中にもうんざりしますが、こんな発言も飛び出しました。





>>「ヘイトスピーチはヘイトクライムに結びつく」って「ミステリーマニアはいつか自分で殺人事件を起こす」というのと同じくらい荒唐無稽。

>>清原和博氏の事件を見て「プロ野球は薬物乱用に結びつく」というのと同じくらいバカバカしいことで。どんなコミュニティにも突然変異は一定数存在するでしょう。


ヘイトスピーチ容認派の考えが非常にわかりやすく表現されていて、感慨深いものがありますね。


「ヘイトスピーチはヘイトクライムに結びつく」というのは、「ミステリーマニアはいつか自分で殺人事件を起こす」「プロ野球は薬物乱用に結びつく」というのと同じ、ということは、どうやらヘイトスピーチ容認派の脳内では、ヘイトスピーチはミステリー小説やプロ野球と同様に娯楽であるようです。ミステリー小説や野球という無害な娯楽が犯罪に結びつかないのと同様に、ヘイトスピーチという無害な娯楽も犯罪には結びつかないと思っているようです。


私からしたら、「ヘイトスピーチがヘイトクライムに結びつかない」と考えるのは、「銃の携帯所持は銃犯罪に結びつかない」と言うのと同じぐらい荒唐無稽なんですが、どうやら彼らの脳内では、ヘイトスピーチからヘイトクライムを行う者は、コミュニティの中の突然変異であり、例外であるから、ヘイトスピーチとヘイトクライムを結びつけるのは間違いなんだそうです。


そもそも、「ヘイトスピーチはヘイトクライムに結びつかない」というこの主張は、「ヘイトクライムに結びつかないヘイトスピーチは問題ない」という認識に基づいています。しかし、それがそもそも間違いです。


いじめを考えてみればわかります。直接殴る蹴るなどの物理的行動を起こさなくても、「死ね」「消えろ」「帰れ」「ゴキブリ野郎」などの言葉を浴びせることは、100%いじめと認定されることでしょう。ヘイトスピーチはこれと全く同じです。


ヘイトスピーチを容認する者は、自分自身の「内心の自由」を主張する一方で、他人の心を傷つけることには何ら痛みを感じることがありません。自分が多数派でありヘイトスピーチの対象にならない場所から発言するその姿は、まさにいじめの構図そのものだと言えるでしょう。



「ヘイトスピーチがヘイトクライムに結びつく」ではなく、「ヘイトスピーチ自体がヘイトクライムである」認識を我々は持たねばならないでしょう。

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If you are neutral in situations of injustice, you have chosen the side of the oppressor.


(誰かが抑圧されているときに中立でいることは、抑圧する側に回るのと同じこと)


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