みわよしこ
フリーランス・ライター(科学・技術・社会保障・高等教育)1963年福岡市生まれ。大学院修士課程修了後、企業内研究者を経て、2000年よりフリーランスに。当初は科学・技術を中心に活動。2005年に運動障害が発生したことから、社会保障に関心を向けはじめた(2007年に障害者手帳取得)。著書は書籍「生活保護リアル」(日本評論社、2013年)など。2014年4月より立命館大学先端総合学術研究科一貫制博士課程に編入し、生活保護制度の研究を行う。なお現在も、仕事の40%程度は科学・技術関連。
みわよしこの最近の記事
-
お盆連休の旅行は、どうぞご安全に - 旅先での健康管理、私の方法写真
8月11日(金) 17時58分
-
相模原事件から一年:近くにいながら知らなかった私に、何か言う資格はあるのか?(改題)写真
7月26日(水) 8時27分
-
大和市・ニュージーランド人男性死亡事件:ご家族と精神医療専門家の記者会見(2017.7.19・改題)写真
7月19日(水) 21時01分
みわよしこの最近のコメント
-
朝日新聞デジタル 8月19日(土) 19時32分
みわよしこ
|車椅子の公費支給やヘルパー派遣を受けている障害者の立場で最も気になるのは、「なぜ今、この報道が?」で...続きを読むす。
「不正に使用されることがあるから」を理由とした利用抑制は、社会保障と福祉に関する費用を削減する目的で無数に繰り返されてきている、毎度おなじみのパターンです。
「不正をなくす」=「適正化」は、やりすぎによる弊害、必要なのに「利用できない」「利用しづらい」の方が深刻な問題を引き起こします。
私が現在利用している車椅子は前回の交付から11年目に入りました。交付当時の厚労省基準では、使用年数は5年でした。さまざまな問題が重なって、こうなってしまっています。
購入時の費用基準も修理費基準も、現実にありえないほど低く抑えられています。身体を壊さない車椅子に乗り、不具合のない状態を維持するためには、かなリの「自腹」が必要です。
この「不正」の引き締めが、誰をどう苦しめるのか。懸念されます。 -
TBS系(JNN) 8月18日(金) 13時11分
みわよしこ
|少年の発明に敬意を表し、以下の二点を指摘します。
自分も含めて、しっかりしましょうよ、大人たち。
...続きを読む1.図式化としての意味と先行例
1970年代以前の小学校算数教育法に馴染みがある方は、分数が長さをもった帯に置き換えられている様子をみて「あっ!」と思われませんか? 数を面積で表す教え方のアイディアは、数学者の遠山啓氏が提唱した「水道方式」の基本的な考え方そのものです。しかし、このアイディアの驚かれ方・受け止められ方を見る限り、周囲には、日本の誇る「水道方式」の内容を知っている大人がいなかったようですね。情けない。
2.学力別クラス編成でないから出来た「学び合い」の価値
分数でつまづかない小学生は、実はしばしば理解不十分のまま操作をこなしているだけで、そのツケは中高の数学・理科で回ってきます。少年も、周囲に「できない」「わからない」同級生がいなければ、同じ運命をたどったかもしれません。
みわよしこ
フリーランス・ライター(科学・技術・社会保障・高等教育) 報告 オーサー当然のこととして、知的生産者の権利保障は必要です。
著作権法には図書館での利用に関する規定もあります。
現在、知的生産者の権利保障が充分かどうかは、やや微妙です。生産過程・成果の流通に対して図書館による見えにくい権利保障がある一方で、「図書館のせいで売り上げ減少」というケースもあります。さらなる事例の集積・さらなる熟議が必要なのは、間違いありません。
しかし「あなたが懸命に作ったものを当然のようにタダで持っていく人」という表現に、私は激しい衝撃を受けました。
図書館で資料を借りることは、いかなる意味でも、知的生産物の不当使用に当たりません。
公共図書館サービスの目的の一つは、情報およびコンテンツへのアクセスの保障。それは基本的人権の一部だから。図書館が無償なのは、経済的理由での基本的人権の制約は許されないから。
どうか著者と読者それぞれの権利について、今一度のご再考をお願いします。