魔法の!?ふりかけでダイエットに挑戦!
<魔法の!?ふりかけでダイエットに挑戦!>
ターメリック、クミン、ジンジャー……。
中谷教授によると、スパイスの種類は、世界中で700~1000種類とも言われているそうです。
その効果はまだまだ研究段階ですが、主に代謝を高めて冷え性を改善したり、消化管機能を高めて、カラダを元気にしたりする作用のあるスパイスが、漢方薬としても使われているそうです。
このスパイスの大いなるパワーの検証に協力してくれるのは、松丸ほるもんさん。
彼女の狙いは、ずばりダイエット効果です。
食べるのが大好きな松丸さんですが、以前、この番組で医師の指導のもと断食に挑戦したことがあります。このときは3キロ体重が減りました。
現在の体重を量ってみると…、78.7キロ。あれ? せっかく痩せたのにもう戻っちゃったんですか。
今回は、インドパワーでスリムなカラダになろうと上馬塲教授のもとを訪れました。
上馬塲教授が選び出したのは6つのスパイス。
- 肥満改善……ジンジャー、長こしょう、黒こしょう。
- 抗酸化……ターメリック
- 胃腸の働き改善……フェンネル
- 肥満抑制……フェヌグリーク
さらにもう1つ。インド式の乾布摩擦。
手足をやさしくこすることで、刺激がカラダに作用し、代謝を助けてくれるというのです。
本場では絹手袋を使いますが素手で軽くこすってもOK。
スパイスはどう使えば良いのでしょうか? インド料理研究家の香取薫さんに助けを求めました。
香取さんが6種類のスパイスをすり潰して混ぜ合わせ、食べやすいように味を整え作ったのは、なんとインドのスパイスによる「ふりかけ」!
これなら料理が苦手な松丸さんでも、いろんなものにふりかけて毎日使うことができます。
スパイスダイエットの期間は2週間です。
好きなものを無理して減らすのではなく、毎日の食事にスパイスの「ふりかけ」をかけて食べてもらいます。
上馬塲教授に教わったインド式乾布摩擦も、毎朝3分両手両足に行いました。
スパイス生活を始めて1週間。
「汗が、毎朝毎晩すごい出やすくなって、ちょっと肌がきれいになったんじゃないかな」(松丸さん)
スパイスと乾布摩擦は松丸さんの体質を変え始めているのでしょうか…。
2週間後、体重計に乗ってみると…。
76.1キロ! マイナス2.6キロの結果となりました!
2週間で、すごい効果ですね!
「スパイスの多いものを食べると、熱が産生されて普段より多くのエネルギーが消費される。これがダイエットにつながることになります。」(岡教授)
ただし、注意点があります!!
「効果があるからといってたくさん食べすぎないでください。
過剰な作用が出てくる可能性があり、血圧の薬などを飲んでおられる方は気をつけて摂取していただきたいと思います。」(中谷教授)
松丸さんがダイエットに使用した「ふりかけ」と、上馬塲教授が監修した便通改善&美肌におすすめの「ふりかけ」のレシピは、このページの後半でご紹介しています。
<ヨガの若返り効果>
心とカラダの両方を整えてくれることから幅広い年齢層に人気の「ヨガ」。その秘めた力についても科学の光が当たり始めています。
栃木にある国際医療福祉大学病院です。こちらの医学部教授の岡孝和さん。
世界的に繰り広げられているヨガ研究に注目しています。
岡教授の調査によればヨガの効果を科学的に検証した研究は、この10年で300を超えています。
糖尿病や高血圧などさまざまな不調がヨガで改善されることが期待されています。
その中で一番ハッキリしてきたのが、ヨガによる自律神経の調整機能です。
大阪のヨガ教室。関西でも古い歴史を持つ教室です。ヨガ歴10年は当たり前、40年以上が何人もいます。
ここで指導役を務める山野上啓子さん。ヨガ歴は41年。
ヨガの達人がポーズをとったとき、自律神経はどのように変化するのでしょうか。
画面中央にある細長い棒グラフ。赤が伸びると交感神経が活発になり、逆に水色が伸びれば副交感神経が活発になっていることを示します。
山野上さんがヨガのポーズをとった瞬間をもう1度見てみると、赤い表示がどんどん減っていきました。
このヨガが持つ自律神経の調整機能。治療にも使えるほどのパワーだと岡教授は考えています。
「私たちはヨガをすることによって、自分の力で、カラダの中に精神安定剤を作っています」(岡教授)
ヨガの効果を調べるため、もうひとつ測定してみたのが「血管年齢」です。
今度はこの教室に長年通っている皆さんにご協力いただきました。
装置に指を入れてもらい、赤外線を使い血管の硬さなどを測定。そして血管年齢を推定します。
こちらの女性は92歳、ヨガ歴は22年です。血管年齢は86歳!
実年齢より6歳も若いという結果です。
こちらの80歳の女性は教室一のベテラン。ヨガ歴50年です。
この人の血管は68歳!やはり実年齢より12歳若い結果となりました。
測定した9人はいずれも血管年齢が実年齢を下回り、平均マイナス7.3歳という結果でした。
「どうしても年をとってくると、血管も硬くなってきますし、動脈硬化も進んできます。
長期的に定期的にヨガをやることにより、
酸化ストレスを抑える。
コレステロールを抑える。
炎症を抑える作用がある。
そういった総合的な効果で動脈硬化の進展を抑えて血管年齢が若くなると考えられます。」(岡教授)
ヨガで血管年齢が若返ることによって、内なる美を保つことが期待できるということですね!