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西アフリカのナイジェリアで、イスラム過激派組織、ボコ・ハラムによると見られる自爆テロが相次ぎ、２７人が死亡、８３人がけがをしました。

ナイジェリア北東部ボルノ州の中心都市、マイドゥグリ近郊の市場や近くの難民キャンプの入り口付近で、１５日、３人の女が、身につけていた爆発物を爆発させました。

地元の治安当局などによりますと、３件の爆発で少なくとも２７人が死亡し、８３人がけがをしたということです。
３件の爆発はほぼ同時だったということで、治安当局はナイジェリアの北東部を拠点とするイスラム過激派組織、ボコ・ハラムによる自爆テロと見て調べています。

過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートに忠誠を誓うボコ・ハラムは、政府軍などの掃討作戦によって近年、支配地域の多くを失っています。
しかし、その報復として市民を標的にしたテロや襲撃を活発化させていて、警戒されにくい女性や子どもに爆弾を身につけさせ、人混みで自爆させる残忍なテロを繰り返しています。

国連によりますと、ナイジェリアの北東部では、ボコ・ハラムの活動により治安が極端に悪化しているうえ、農地も荒れ果て、一部で深刻な食糧不足が続いていて、国連は国際社会に支援を呼びかけています。