中国入国禁止を食らって、ゴー宣道場を経て、呉で「終戦」を迎えて、個人的に本当いろいろ考える夏になった。
今北朝鮮からミサイルが降ってきたらどうするんだろう?その後は?とか、和田さんと延々会話していた。

和田さんに繰り返し言ったのが、「人間たるもの、道理より前に感情を出してはいけない、そこから『狂気』は生まれるからです」ということだ。
少なくとも僕は、今後そこを死守しつつ、もちろん戦うべき時は戦う。


人は憎しみ合うことをやめない。戦うことをやめない。その業のようなものをじっくり噛み締めつつ、この夏が終わる。

なんだかんだと、貴重な経験の連続だったな。
先の戦争は、接すれば接する程、僕らに根源的な、哲学的な示唆を与えてくれる。


『この世界の片隅に』は、もちろん片渕監督以下多くの方々の尽力があったのだろうが、やはり今の時代に「要請」されて生まれた、運命的な作品なのだ。
そう確信する。