ついに5回目。
はぁ・・・。
人間とはなぜこうも怪奇、奇天烈なのか。
いつもとは違う感慨で観てしまったな・・・。
みんな、人間なのだなぁ。
『この世界』を久しぶりに冷静な目で観ると、いろいろ奇妙な点が見つかるね。
オフビート感、というのかな、ボール半個分外れている感じ。
代表的な例で言うと、ラスト前にすずさんが「ありがとう、この世界の片隅で、ウチを見つけくれて・・・」と呟くカットがあるが、あそこ、クライマックスよね?
タイトルにもなった名セリフよね?
原作が今手元にないのだが、あそこは原作でも寄りで、すずさんを(プロフィールだっけ?)ばっちり見せていたはず。
でもアニメは、引きなのよね。しかも2ショット。
僕なら当然「しずる感」のある絵を入れるところなのだが、非常に淡泊なカット割りで終えている。
僕らプロとかシネフィルは、それを観て「おおー」となるのだが、一般客はどう観たのかな?
映画としての評価は、そういうのも含めて、うーんユニークだなぁ、となる訳だ。
独特のリズム感で、ある意味こちらの飢餓感を誘っておいて、一気に感動へと攻め上げる。
これもショット分析が必要だね。BDの到着を待つ!