前回の記事で愛媛の二枚舌議員・横山博幸に対して強く批判的な言葉を綴った。

こういう口先だけの輩のお陰で、我々本気で日本を変えたいと思っている人間がどんな体験をしているのか、少しだけお話したい。

今私は関東の千葉において政治活動を行っている。
1軒1軒を訪ね、厚かましいことだが壁のどこかに私のポスターを貼らせていただけないか、頭を下げて頼み込んでいる。
現在で280軒ほど。本当に頭が下がる。ありがたい限りだ。2月終わりの政党支部設立より、およそ半年弱。やった方には分かるだろうが、これは大変早いペースだと言えるだろう。なんと言ってもほぼ全ての家を私自身の手でポスターを貼っているのだから。

が、千葉である以上はご想像の通り…「剥がせ」と言われることがかなり多い。

私はテレビに出ていたので、その影響でOKを下さる方が少なくない。と、言うかハッキリ言ってほとんどの方がテレビでの私に好印象を持っていて下さり、「私」に対してポスター設置のOKを下さるのが現状。

が、貼る前に聞かれてしまう時がある訳だ。

「え?どこの政党?」

答えざるを得ない。

「維新です。日本維新の会なんです」

正直に言うと、ここで8割方の家には断られる。ここが関東と関西の違い。最大の違い。
関東において、特に千葉1区においては「日本維新の会」を応援している、とか思われた時点で、けっこうアウトだという認識なのだ。私のコラムを読んでくださっている大阪の方は少し驚いたろうが、上記文章は関東の方はみんなよく分かる話だろう。

私はそこで引き下がらず、せめて理由を聞くようにしている。
すると、ほぼ全員が同じことを言う。

2014年。
一番最近にあった衆議院選挙。

維新の党はそこそこの得票率を得た。千葉のある南関東ブロックにおいて、得票数は100万票を超え、比例復活は4人。共産や公明よりも多い数字だった。

が、言うまでもなく、維新に期待を寄せた人々は「橋下氏」に票を投じたのだった。その4人がみんな…

民進に寝返った。

これに、皆さんかなり怒ってる。相当の文句を言われた。私に言われても…と言いたくなるが受け止めるしかない。

言うまでもないが、維新の(橋下氏の)応援者と民進の応援者は「全くかぶっていない」。
維新の応援者は橋下氏に投票したつもりが、一番嫌いな民進の応援をした形になってしまった。

「二度と維新に入れない」

そう心に決められてしまった。それが2015年の分裂の時。

大阪都構想に敗れ、維新は橋下氏が政界引退を表明。
もう勢いがなくなると踏んだ「議員バッジ愛好家」の皆さんは、金のある方=民進を選んだ。それだけのことだった。

維新の政策は将来的に日本を救える可能性が高い。

私が維新を選んだのは、維新が正しい政治をし、正しい政策を掲げていたからだ。
10年後・20年後の日本を救える希望の光だからだ。

そりゃあ金はない。組織はない。なので、ポスター貼りを自分でしなきゃあいけない。
が、そうでもしなければ、また忖度の…癒着の政治のままだ。

なのでみんなで歯を食いしばっているのが維新。

あの2015年に橋下氏の人気票で当選しておきながら、下火と見るやとっとと民進にいった連中…今回はどんどん小池さんにシッポを振るのだろうな、と思っていたら案の上だった。

欲しいのは金だけ。
欲しいのはバッジだけ。

政策や理念など、口先だけ。
民進はそろそろ崩壊するか小池さんに吸収合併されるわけだが、理由は単純で「政策理念のない政党だから」だ。これは私は2年前から言い続けてきた。ウソだと思うなら2年前のコラムを読み返してみてほしい。私ははるか以前から民進はもう限界なので解党すべきと言い続けてきた。

やりたいことが見えない民進党はただの選挙互助会。
連合の皆さんの力でポスターを貼ってもらいビラをまく金をもらう。
楽だろうな、とは思う。

そうして今度の選挙では、小池さんにシッポを振った大勢の「何の役にも立たない二枚舌議員」が誕生するんだろうな。

そんな連中が自民に変わる受け皿になるって?
悪い冗談はやめてほしい。自民もそこまで落ちてない。
そうして何の改革も進まない日本がまた繰り返されるのか。

日本維新の会は負けずに行く。
変えよう、と。
癒着をやめよう、と叫び続けるしかない。
きっと、届く声もあるはずだ。