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石川

宛先は未来のあなた 手紙を一定期間保管

一定期間の保管後に宛先に届けられる未来郵便=のと鉄道穴水駅で

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のと鉄 また来て

 のと鉄道(穴水町)は、将来の自分や家族、恋人に宛てた手紙を一定期間保管後に届ける「未来郵便」のサービスを始めた。十一日に受け付けを開始したところ、観光客や鉄道ファンの好評を博している。同社は将来の能登の再訪につながるのではと期待している。

 能登中島駅に展示されている鉄道郵便車「オユ10」を観光資源として生かそうと同社が企画。専用の封筒をオユ10のポストに入れるか、観光列車の添乗員に預けると、指定された期間後に宛先に届く仕組みだ。保管期間は一年と三年の二種類から選ぶことができる。封筒と便箋三枚、特別記念乗車証、特別切手をセットで販売する。

 届いた未来郵便の封筒を穴水駅に持っていくと、先着百人に能登ワインをプレゼントする特典も設け、再び能登へ足を運んでもらうきっかけづくりも狙う。

 担当者は「能登での旅の途中に大切な人へ手紙を出して、将来再び一緒に能登を訪れてほしい」と話している。

 専用の封筒は観光列車内か四季彩々(穴水駅)、中島駅マルシェ(能登中島駅)で販売している。料金は保管期間一年が八百円、三年が千円。(問)のと鉄道旅行センター0768(52)0900(武藤周吉)

 

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