石巻日日新聞

リボーンアートフェス 14日間で2万人 予想の1割

残り1カ月 PRがカギ

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 8月9日(水) 18時20分 配信

 石巻市は8日、市内中心部や牡鹿半島で開かれている総合芸術祭リボーンアート・フェスティバルの市内来場者が2週間で2万人を超えたと発表した。

 同祭は東日本大震災からの復興を後押しする現代アート、食、音楽の祭典。先月22日に開幕し、来月10日までの51日間開催される。

 市によると初日から4日まで14日間に、パスポート(有料チケット)で観覧したのは1万8700人。これに招待者やミニライブの来場者を加えると2万人を超える推計だ。

 会期当初は天候に恵まれなかったが、川崎町であった関連の大規模音楽イベントや石巻川開き祭りとの相乗効果で多くの人が市内に訪れたという。牡鹿半島では地元食材の料理が楽しめる拠点がとくに人気らしい。

 ただ、市外の催しを含めて会期中に20万人を見込んだ来場者数に比べれば、市内観覧者は1割程度にとどまる。訪れた人からは「アート作品の観覧経路が難しい」などの声もあり、公式ホームページ上でモデルコースを紹介するなどテコ入れしている。

 実行委員長の一人である亀山市長は8日の定例記者会見で「平日のまちなかを若い人が歩いており、芸術祭の効果は大きい。今後もイベントがあり、来場者は増える」と言い、PRを重視した。

最終更新:8月9日(水) 18時20分

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