7月21日(土)
福岡空港
福岡空港から11名の組合員が元気に旅立ちました。約一時間ほどで韓国ソウルの仁川国際空港に到着しました。
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独立記念館
天安にある独立記念館はこの35年間に日本帝国主義が行った支配と、漢民族の独立運動、それに対する日本の弾圧、そして、1945年に国権を回復するまでの歴史を忘れずに、民族の大切さを考えるため、全国民が自発的に募金運動を行い、5年間の建設工事の末、1987年に広大な敷地に建設されました。
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展示館は1~7館まであり、全て見学するには1日あっても見学できないほどの広さです。ここには子どもづれの家族が多く見られ、民族としての歴史教育のあり方の違いに驚きました。
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バルンドゥレ生協との交流会
安陽店の1階が店舗、2階が会議室の小さな店舗で交流をしました。
「ようこそ!グリーンコープ」の横断幕を掲げ温かく迎えていただきました。
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バルンドゥレ生協の「バルン」とは「純粋な韓国語で「『正しい』」と言う意味があり、1985年に創立されています。組合員数は約11,000人ほどの生協です。 |
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バルンドゥレ生協理事長より「平和を愛する皆さんと会えたことをうれしく思います。これから歴史のひとコマを一緒につくっていきましょう。」と挨拶があり、こころよく迎えていただきました。 |
グリーンコープの団長(グリーンコープ生協ひろしま理事長)より挨拶をしました。 |
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押し花を使ったうちわ作りを一緒にしました。 それぞれ個性が出てとても楽しく過ごしました。 |
グリーンコープより「リコーダ―・ピアニカ演奏」「歌・手遊び」をおこない、とても盛り上がり喜んでいただけました。 |
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近くのレストランで夕食を共にし、自己紹介し、韓国の伝統的な笛の演奏を聴くなどしながらリラックスした楽しい交流の時間を持つことができました。 |
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7月22日(日)
ナヌムの家 「日本軍『慰安婦』歴史館」
ソウル市内からバスで1時間くらい離れた静かな村に「ナヌムの家」がありました。ナヌムとは分かち合うという意味です。
まず、初めにビデオ視聴をしました。 歴史館では日本人のボランティアの方に案内していただきました。館内は文献や写真、模型など、被害を伝える資料がたくさん展示してありました。
初めて知ることがあまりにも多く驚きました。 |
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ナヌムの家では3名のハルモ二の方たちが、「よくきてくれて」と歓迎され、歴史館を見学した後の重たい気持ちを温かく受け入れてくださいました。また、ボランティアとして若い学生などが訪れていることに歴史が受け継がれていることに感銘を受けました。 |
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7月22日(日)
西大門刑務所記念館
韓国で最初にできた刑務所で、日本に対して独立運動を行う韓国人を捕まえ監禁した場所です。一度ここに入れられたら生きて出てくることはできないと言われたところで、多くの韓国人が厳しく残酷な拷問と監獄生活を強いられたり、あるいは処刑のあったところです。
ここも多くの家族連れの姿があり、熱心に子どもたちが見学していました。 |
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タプコル公園
1919年3月1日、3・1運動の発祥の地。この公園は韓国の人々にとって非常に重要な歴史的意義を持つ公園です。この日以降、各地に独立運動が広がり、多くの独立運動家たちが西大門刑務所に監禁されたそうです。現在はお年寄りの憩いの場となり、ほのぼのとした光景も見られます。
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ハンサリムソウル生協との交流会 |
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ハンサリムソウル生協からは35名の参加がありました。ハンサリム生協では、輸入より国産を優先し、国産のものを継続して応援していくシステムが確立しつつあると言われていました。店舗ワーカーズの愛情こもったお惣菜をいただきながら、和気あいあいと活気溢れる交流会となりました。 |
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脱原発の取り組みの一環として一緒に提灯をつくりました。「原発いらない」のメッセージを思い思いに書いた紙を貼って大きな提灯を作りました。 |
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韓国の伝統的な太鼓や民謡の紹介があり、グリーンコープからも歌や手遊びの紹介をし、最後はみんなで踊りとても楽しい交流会となりました。 |
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7月23日(月)
ハンサリムソウル生協の店舗見学
ハンサリムソウル生協の店舗見学では、急遽予定を変更してキッチンと会議室を併設した店舗を見学しました。地下にキッチンがあり、そこは子ども料理教室などに活用されているそうです。
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店舗自体は小さいですが野菜などがたくさん並び、ひっきりなしに組合員が買い物に来ていました。 |
景福宮
1395年に創建した朝鮮王朝宮廷。景福宮の中は広大で、王の即位式や国家行事を行った勤政殿、王の執務室の思政殿、王の寝殿である康寧殿などを見学しました。
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景福宮にある4つの大門は、どっしりした石垣の上にそびえ立つ楼台と石垣の真ん中に設けられたアーチ型の門からできています。
正門である「光化門」は、宮殿に設けられた門の中でも最もスケールが大きく風格があります。
ちょうど、役人の交代式が執り行われ、観光客が大勢集まっていました。 |
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民族博物館 |
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韓国の伝統的な生活文化を詳しく知ることができました。特に目を引いたのが韓国人の生まれてから死ぬまでの間に経験する子供の誕生の祈願から、生を終え葬式と祭祀を受けるまでの過程の紹介です。また、生活用品や食事の様子なども知ることができました。 |
<まとめ>
この旅では、私たちが過去の歴史をしっかりと知り、同じことを二度と起こしてはならないと語りついでいくことが大切であると再確認することできました。ハンサリム連合会やドゥレ連合会との交流を通して、日韓の歴史を超え市民レベルでの交流を広げ未来に向かって連帯することの大切さを実感しました。
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