黙とうをささげる参列者=15日正午、金沢市の石川護国神社
石川県戦没者追悼平和祈願祭は15日、金沢市の石川護国神社で営まれ、遺族や関係者約200人が戊辰(ぼしん)戦争以降の戦没者4万4832柱と殉職自衛官17柱をしのび、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に語り継ぐ決意を新たにした。
県隊友会の西川清会長が開会の辞を述べ、祭主を務める英霊にこたえる会県本部の米沢寛会長が「今日の日本が英霊の尊い礎の上に築かれていることを忘れてはならない」と祭文を読み上げた。
谷本正憲知事代理の竹中博康副知事、県市長会長の山野之義金沢市長が追悼の辞を述べ、参列者が玉串をささげた。制服姿の陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員が前列に並び、小学生の孫を連れた参列者の姿も見られた。正午には全員で1分間の黙とうをささげた。米沢会長、馳浩衆院議員、亀岡弘航空自衛隊小松基地司令が順にあいさつした。
祈願祭は2011年から、県隊友会の合同招魂祭と統一して営まれている。