悪性リンパ腫闘病中の垣原が組長相手に“復帰戦” 欠場中の高山にエール
UWFインターナショナルなどで活躍し、悪性リンパ腫で闘病中の垣原賢人(45)が14日、東京・後楽園ホールで行われた「カッキーライド」で復帰戦に臨んだ。
セコンドにはUインター時代の後輩にあたる桜庭和志(48)を従え「UWF道場スパーリングマッチ」で藤原喜明(68)と対戦。タックルから何度も仕掛けては、組長の関節技でタップする場面が続いた。それでも「もう1回!」と不屈の闘志で立ち向かい、スリーパー、ヒザ十字で見せ場をつくった。結局、1本も取ることができず、10回タップしたところで互いに礼をして試合を終えたが、ファンは大「垣原」コールで健闘をたたえた。
2014年12月に悪性リンパ腫を患っていることを公表し、闘病生活を続けてきた。リングに立つのは11年11月16日の「金原弘光デビュー20周年興行」(後楽園ホール)以来だ。試合後、垣原は「化け物みたいに強かったです。皆さんのおかげでこのリングに戻ってくることができました」と感謝した。
さらに「闘病中、ずっとサポートしてくれた男が大きなケガと戦っています。高山のおかげで戻ってくることができたので、今度は応援する番。必ずリングに帰ってくると思います」と「頸髄損傷および変形性頸椎症」で長期欠場中の帝王・高山善廣(50)にエールを送った。
このほかUWF特別ルールで5試合が行われ、船木誠勝(48)、鈴木みのる(49)、丸藤正道(37)らが参戦。格闘王・前田日明氏(58)もあいさつに訪れ、大会に花を添えた。
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