今日は『打ち上げ花火』に打ちのめされた。全く仕事にならなかった。
後から後から込み上げてくるものがあって、映像をちょいちょい観返して、ずっと泣いてた。
最初に観た時はこんな泣かなかったのになぁ。
主題歌の『Forever Friends』がね、たまらんね。
歌詞がもうね。
岩井俊二にハマったのは間違いなくこの『打ち上げ花火』だから、まぁ正当?に観てきた。
途中『undo』とか、んんん?となる作品もあったが、大いに影響を受けた。
『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『花とアリス』・・・。
『私の優しくない先輩』を撮る際に、「岩井俊二のような画を撮れる人!」とリクエストして、篠田昇門下の藤井さんを招聘した。
やはり正解だった。
あまり研究家ぶりたくはないが、日本映画史には「岩井俊二前」と「岩井俊二後」があると思う。
そのくらい、映画史的な影響は絶大だ。
僕は「ヌーヴェル・ヴァーグを最も適切に日本映画に落とし込んだ監督」だと思っている。
その中でも僕にとって絶対的だったのが、『リリイ・シュシュのすべて』だ。
この作品を観た時、今日みたく、立ち上がれない程の衝撃を受けた。
当時、夢中になって「妄想ノオト」に書きなぐった。
・・・はずなのだが、あれ?ないぞ?
「光のレイプ」と称した記憶が。
最近なんか縁遠かったけど、『打ち上げ花火』、久しぶりにショット分析してもいいかも。
テクニックだけじゃない、マインドが豊かで、みずみずしい。
映画監督に大切なことだね。
【追記】僕の『リリイ・シュシュ』評、あった。以下一部引用。
「リリイ」では、光が射精時の噴き零れる体液のようなハレーションで一片たりとも世界にその身を晒すまいと恐怖に打ち震えるシルエットに狂ったように襲いかかる。情け容赦ない光の陵辱を受ける少年、少女達。ストーリーを追うまでもなく、これは何人もの中学生達が男女問わず光にレイプされ続けている、その記録に過ぎない。