【最先端医療】小林久隆さんの光免疫療法でがんが数分で破壊!!光を使ったがん治療・臨床試験結果は?
2017-06-29 「最先端 光を使ったがん治療 臨床試験結果は?」
光免疫療法 小林久隆主任研究員・アメリカ国立衛生研究所 17:08
玉川:よろしくお願いします。今日のテーマは、こちらです。そもそもがんの光免疫療法の臨床試験結果はどうなったのだろうか?(はい。)今年の1月1日。
羽鳥:やりましたね。
玉川:放送しました。アメリカ行って、取材してきた、光免疫療法。放送したんですけども、私、これ、ものすごく注目しててですね。
で、どういうものだって言うとですね。
これ、治療前、治療後なんですけども、マウスの両方にがんを植えてるんですが、片方だけ治療を施したら、片方だけがなくなる。いうくらい、ものすごい効果が高い。
で、効果があるその理由も、きっちりと説明ができる。いうふうなことで、お伝えしました。
で、お伝えした1月1日の時点では、「アメリカで臨床試験は始まってるんだけど、まだ終わってないので、その結果は言えないんです。」ってことだったんですよね。
で、ずーっと、臨床試験結果のほう、私、気になってました。
で、小林先生が日本に帰ってきた、このタイミングでですね。「どうなってますか?」というふうに、私、お聞きした所ですね。やっぱり、VTR!
小林:この間、頭頸部学会ってとこで発表されたんですが、そこで7例症例があって、そのうち4例は、組織を取っても、がん細胞は出ない状態になったと。
玉川:ということは、がんはなくなった、消えたということですか?
小林:はい。
─こちらの写真は、光免疫療法を、受ける前の、がん患者の首の部分です。末期の状態で、大きく腫れていたがんが、なくなるという、驚きの治療法。
今から半年前、私達は、アメリカを訪ねました。
玉川:どんな研究なのか?
小林:はい。端的に言いますと、薬、こういう、ちょっと青い色をした薬なんですけども、これが抗体と薬物のくっついたものですね。
で、これを打って、こういう、赤い、この近赤外光っていう、光なんですけど、この光を当てると。
─治療に使うのは、青色の液体と、赤外線を照射する装置だけ。いったい、どんな治療法なのでしょうか?
がん細胞だけを破壊する治療法。
小林:まず、この薬の中には、実は、この青い色では見えない、抗体というたんぱく質が入っています。
で、その抗体っていうものは、がん細胞の表面にですね、出てきている、その物質にくっつくような種類のたんぱくだ。
玉川:いわゆる、がんの表面にある、目印にくっつくということで。
小林:そうですね。
玉川:で、くっついただけで、死ぬわけじゃないわけですね、がんは。
小林:そうなんです。
─がん細胞だけを破壊するためには、まず、がん細胞のみに薬剤を届ける必要があります。
そこで、小林氏が目を付けたのは、がん細胞にくっつく抗体です。現在、がんにくっつく抗体は、既に、40数種類あることが分かっています。
その中で、最も一般的な抗体に、IR700という、薬剤を結合させます。IR700とは、色素の一種で、赤外線を当てると、細胞の表面に傷をつける性質があります。
その物質を、静脈注射で体内に巡らせ、赤外線を当てると…。
IR700が、がんの細胞膜に傷をつけます。がん細胞の表面に傷がつくと、その周りから水が入り、がん細胞は膨らみ、破裂するのです。
小林:一つの細胞、1万個くらい傷がつくと、だいたい、がん細胞が膨れて、破裂して死んでしまう。っていう###。
玉川:なるほど。
小林:ですから、がん細胞だけが、壊れていくっていう。
─実際に、がん細胞に、光を当てた映像を見てみると。1分間の間に、がん細胞の体積が2倍に膨らみ、細胞に亀裂が入り、破裂しています。
ここまでは、がん細胞を、物理化学的に壊すという、仕組みです。しかし、治療方法は、これだけにとどまりません。
さらに…。免疫細胞が、がんを破壊。
小林:一つ、この治療の、一番キーになる点ていうのは、がん細胞だけが壊れます。
ですから、当然そのそばにいる免疫細胞は、みんな元気なので、がん細胞が死んだら、すぐにそういう細胞が来て、まずそいつを食べて、これはどうも、がんにあるたんぱくらしいよ、
というのを攻撃するべきだということを教えるわけです。
そしたら、免疫細胞がやって来て、がんを殺し始める。
─がん細胞を、光を使って破壊するだけではなく、体内にある免疫細胞にも、がんを認識させ、さらに、がん細胞を攻撃させるのです。
実際に、実験用に、腫瘍を付けたマウスを使って、光免疫療法を行うと、驚きの結果になりました。
小林:よく僕らがやるのは、例えば、右と左に腫瘍を植えて、同じマウスの中で、片っぽだけ治療してやる、いうことをよくやる。赤の丸のついている方だけを治療します。
玉川:これ、治療前っていうことですか?
小林:これ、治療の前ですね。これが、1日経つとですね、1日後にすると、こうなります。
玉川:1日で、こうなっちゃうんですか?
小林:1日で、こうなります。
玉川:要するに、こっち側にありましたよね。
小林:はい、それが、もう、なくなっちゃう訳ですね。
玉川:1日で、なくなったってことです?
小林:そうです。いう形になります。
玉川:ここまで、効くんだ~。
小林:はい。ですから、もう、光を当てている間に、ほとんどのがん細胞全部、破壊されてしまうんで、生きているという、がん細胞はいなくなっちゃう。
小林:こんにちは。お久しぶりです。
玉川:ごぶさたしてます。半年ぶりですね。
小林:そうですね。
玉川:もう、本当に、色々聞きたい…。
玉川:半年ぶりになると思うんですけども。この半年間でですね、研究、それから、臨床、進んでるのかな~と思うんですが…。
小林:はい、そうですね。順調に、進んでます。
ですから、症例数が、どんどん増えているということと、それぞれの施設で、やはり進んでいるので、施設で、症例がまとまると、発表される所が出てきておりますんで。
例えば、トマス・ジェファーソン大学っていう所の方が、この間、頭頸部学会って所で、発表されたんですが、その時には、彼らの所で、7例、症例があって、
そのうち、4例は、組織を取っても、がん細胞は出ない状態になったと。
玉川:ということは、がんがなくなった、消えたということですか?
小林:はい。
─こちらは、光免疫療法を、受ける前の、がん患者の写真です。顔から首までの部分である、頭頸部にできたがんに、光免疫療法を施したところ、こちらの画像のように、
大きく腫れていたがん細胞だけが、1か月後には、きれいになくなり、3か月ほどで、皮膚も再生しました。現在のところ、臨床試験を受けた患者の、7名のうち4名は、
がん細胞がなくなり、中には、余命3カ月だった、末期のがん患者が、治療後、1年以上経った現在も、再発せずに生存しています。
玉川:末期の患者さんにですね、治療をしているということなんですけども、末期の患者さんの7例で?
小林:4例が、一応、今、がん細胞がなくなったと。今のところは、がん再発なしで、うまくいっていると、いうことになります。
─こちらの写真をご覧ください。これは、がんがなくなり、頸動脈が浮き出ている状態です。これを、CT画像で見ると、皮膚と頸動脈は残り、がん細胞だけが消えていることが分かります。
しかし、がんが消えてなくなったことにより、頸動脈が浮き出し、傷つき、出血したため、治療後、しばらく経ってから、この患者は亡くなってしまいました。
つまり、治療の効果があり過ぎてしまったのです。
着実に研究が進んでいる、光免疫療法。現在、治療に使われているのは、頭頸部のがんを対象とした、1種類の抗体だけですが、他の抗体の研究に関しては、どうなのでしょうか?
小林:どんどん、目印、増えておりまして…。
─このまま、研究が進めば、光免疫療法は、全身のがんの、8割から9割に適用できると言います。研究の最前線に、迫りました。
玉川:今、現在は、がんの目印は、1種類だけってことなんですが、研究のほうは、どうなんでしょう。目印、増えたりしてるんでしょう?
小林:はい。どんどん、目印、増えておりまして、今、2017年、今年に入ってからだけでも、うちで、新たな目印に対して、使えますよっていう論文が、4つぐらい出たはずなんですね。
─既に、がん細胞の抗体は、患者に使えるものだけでも、20種類ほど見つかっています。この中で、10種類程度の抗体が使えるようになれば、全身のがんの、8割から9割に適用できると言います。
玉川:その、他の目印に関しての、動物実験というのも、行われているんですか?
小林:はい。もちろん、全部、論文にしたものは、全て、マウスの中で腫瘍を作って、ちゃんとその腫瘍に対する効果を見たと。
玉川:どうなんですか?効果としては?
小林:はい。もちろん、ほとんど同じですね。ほとんど同じか、より良いやつもありますし、より悪いやつもあるけれども、若干の違いはあるんですけども、すごくいいやつもあります。
物によっては、多分、抗体がすごく行き届きやすいがんっていうのもあるんですね。
例えば、一番よくきれいにいっているのが、例えば、B型のリンパ腫。この論文なんかは、非常に消えてしまったような、マウスも、たくさん出まして、非常にいい結果になりました。
それから、前立腺がん。これも、新しい抗体でも、臨床に使える抗体で、前立腺がんをやって、非常にこれもうまくいった、スタディーがあります。
肺がんとか、あとは悪性黒色腫ですね。この辺のものに対するものもあります。
羽鳥:すごいな~。
玉川:ということで、着実に進んでいたと。
羽鳥:着実ですね。
玉川:で、7人、頭頸部のがん。頭頸部っていうのは、首から上、こうやって、大きく腫れていましたけど、口の中のがんとかね、喉のがんも含めてなんですけども、7例に対して、4例は今も存命中です。
もう、みなさん、末期で、打つ手がないような状態の人だけやって、4名まだ存命中で、5名存命中だ。で、1人は、ちょっと効きが悪くて、まだ続けてる状態、だけど、存命中です。
それから、1人は、先ほど言った、効き過ぎちゃって、頸動脈が浮き出ちゃって、ていう。だから、血管が残っちゃうんですよね。血管は、がんじゃないので。
でも、残り方によっては、それを、どうやって保護しようかっていうのも、ちょっと、課題だっていうふうな話で。
で、もう1人の人は、そのがんが、骨髄の中まで、骨の中まで入っていたので、骨の中は届かないんですよ。それで、ちょっと、ダメだった。
だから、本当に効かなくて、ダメだったっていう人は、1人だけ。そういう状況です。
羽鳥:へ~。
玉川:ちょっと、質問あれば…。はい。
高木:内臓の中も、8割から9割ってあったでしょ?内臓の中にできたがんは、どうやって、光を当てるんですか?
玉川:それはですね、光ファイバーってあるんですけども。光ファイバーの中に、赤外線が通るんですけど、光ファイバーの、半径2、3センチ位の所が、赤外線が届くんですね。
だから、光ファイバーを、例えばがんの中に射してやると、そのがんの内部から、半径2、3センチの部分は、光が届くので、それを、何箇所か射すことによって、内臓のがんっていうのも、それで適用できるという。
それから、肺がんなんかは、胸腔鏡っていうので、肺の外から当ててやっても、肺はちょっとスカスカの臓器なので、赤外線がもっと通るらしいんです。
2、3センチどころか。だから、外側から当ててやるだけでも、ちゃんと、肺の中まで届くと、いうふうな。
高木:治療中の痛みとか、気分が悪くなるとか、気が滅入るとか、そういうのはないんですか?
玉川:基本的には、ないんだと思います。手術で取るのと、あまり変わらないと思います。ただ、手術だと、やっぱり、取るっていうことは、残っちゃったりするんですけども。
これは、光が当てた範囲のがんは、ほぼ、全てなくなりますので。逆に、ちょっと残っても、さっき言った、免疫のほうで、さらに追い打ちをかけるので、というふうなことで、今その効果をやってるとこですね。
で、今やってる、頭頸部のがんっていうのだけが、アメリカで、今、臨床が認められてるんですけど、これはもう、第2相まで、進んでますね。
で、それ以外のですね、大腸がん、すい臓がん、それから、皮膚がんの一種ですね。それから、乳がん、乳がんっていうのは、####っていう、目印を対象にしてやってるんですけども。
それから、前立腺がん、B型リンパ腫っていうのも、全部、今、動物実験の段階に入ってて、こちらのほうが、次に、また臨床の第1相に入ってくるっていうような。そういう段階ですね。
羽鳥:これは、アメリカですか?
玉川:これは、アメリカです。
羽鳥:じゃ、日本がどうなるかってことですね。
玉川:そう、まさにそこですよね。で、それも聞いてます。はい、VTR!
─がんを数分で破壊するという、驚きの治療法、光免疫療法。実は、アメリカだけでなく、日本でも、臨床試験の準備が進んでいるのです。
玉川:これ、最短だと、日本で、いつぐらいに、臨床試験が始まりそうなんですか?
小林:うまく行けば、今年の後半の終わりの方から、始められるんじゃないかなと、思うんですけども。
─がんを、数分で破壊する、光免疫療法。日本で、この治療が受けられるようになるのは、いつなのでしょうか?実は、その動きが、進んでいるのです。
三木谷:新しいがん治療法と目されております、光免疫治療の商業化を目指す、米国ベンチャー。ここの、アスピリアン・セラピューティクスという、会社の、取締役会長に、私が既に就いておりまして、
今後、楽天グループと、特に日本を中心に、この治療に進出すると、いうことでございます。
─今年2月、楽天の三木谷浩史会長兼社長は、光免疫療法の商業化を目指している、アメリカのベンチャー企業の、取締役会長に就任し、医療事業への進出を、表明しました。
さらに、今年3月には、日本支社を設立し、日本での治療の実用化を、目指しています。この企業には、小林氏も、無給のアドバイザーとして、参加しています。
玉川:ということは、日本でも、臨床試験が始まるということですか?
小林:はい。そう思います。これはもちろん、日本の治験も、しっかりとした、治験をやらなきゃいけないので、ちゃんと厚生労働省、PMDAに認めていただいた上で、始めなければいけない治験が、
最初の治験はなりますので、もちろん、そこの認可過程とか、そこの時間っていうのは、必ずしも分からないですけれども。
もちろん、どこでやるのかという、選定とかも含めて、その辺を、準備していただいてると、いうふうに、聞いてます。
玉川:これ、最短だと、日本で、いつぐらいに臨床試験が始まりそうなんですか?
小林:そうですね。まあ、来年には、少なくとも。で、うまく行けば、今年の後半の終わりの頃から、始められるんじゃないかな、と思うんですけども。
玉川:ということで、元旦には、この話は、まだ言えなかったんですけど、こういう状況で。
実はですね、この最初の、扁平上皮がん、頭頸部がんの、####のお金を出しているのは、楽天の三木谷さんなんですよ。
だから、最初から関わってるんですね。最初から、実用化させようと思って、関わってると。日本でね。
だから、今目指しているのは、なんとか、アメリカと日本と、同時に、日本の場合は、保険適用ですけど、そういうふうな形でできないかって、いうふうなことを、目指しているということなんですけどね。
羽鳥:すぐですね~、もうね。
高木:これ、よく、ほら。体力がないから、がんの手術ができませんって状況、あったりするじゃないですか。それは、どうなんですか?
玉川:ただ、末期の方で、7例で、ああいう状況なので。
でも、やっぱり、2本柱のうちの1本が、免疫を使うってとこなので、免疫機能まで落ちちゃってると、ちょっと、っていう所があるんで、どんな人でもっていうことではないと思うんですけど。
ある程度のデッドラインは、あると思うんですけど。例えば、ドックで見つかっただとか、ちょっと調子が悪いくらいだったら、全部いけるんじゃないかと、いうふうに思います。はい。
で、今日の結びは、短いです。引き続き、光免疫療法の取材は続けます、と。
羽鳥:半年で、これだけ進んでるわけですもんね~。
玉川:そうです。次は、日本での臨床を、伝えられるんじゃないかな、というふうに思うんですが。
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