アルファロメオ ミト|955143型 1.4L/170PS FF/6MT [Quadrifoglio-Verde] 諸元まとめ


 画像はアルファロメオより引用
 http://www.alfaromeo-jp.com/

アルファロメオの5人乗りハッチバック、955143型の初代ミトは2009/05から生産(または販売)が開始されました。ここでは2012/02モデルにあるQuadrifoglio-Verdeというグレードのカタログスペックを基に、この車が持つ性能について解説してみます。

ボディサイズが全長4070mm×全幅1720mm×全高1465mm、排気量は1368ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4070mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium 3850mm超-4300mm以下 Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン-フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

955143型 ミト [1368cc/170PS FF/6MT] お品書き

ページが長大でどうにもならないため、ページ下部の項目にジャンプできるようなものを作りました。

エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート
初代ミト Quadrifoglio-Verdeの他グレードは下記リンク先をご覧ください。
排気量出力燃費駆動グレード&記事リンク
1.4L
ターボ
135ps
19.4kgm

14.6
FF
6AT
Sprint
(2012/02) 955142型
1.4L
ターボ
155ps
20.5kgm

FF
6MT
1.4 Turbo-Sport
(2009/05) 955141型

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ALFA_ROMEO
車名&
グレード
ミト
Quadrifoglio-Verde
その他 クアドリフォリオ ヴェルデ
お値段 3280000円
車両型式 ABA-955143
駆動&
変速機
FF(FWD,2WD,前輪駆動)&
6MT(6速MT,6段MT,6速マニュアル)
ドア数&
定員
3ドア
5人
車体寸法 長4070×幅1720×高1465mm
軸距&
輪距
2510mm
前1480mm/後1470mm
最小半径 5.5m
最低高 0mm
タイヤ 前215/40R18 後215/40R18
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク
後ディスク
車両重量 1250kg
エンジン諸元
原動機型式 940A2
気筒配列 直列4気筒
排気量 1368cc
圧縮比 9.8
吸気方式 ターボ
最高出力 170ps(125kW 168hp)/5500rpm
最大トルク 23.5kgm(230Nm)/2250rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
940A2型エンジンの諸元と性能まとめ
※直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ミトの新車を377.2万円(諸費用として49.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ミトの中古車を『カーセンサーnet』で検索!
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷12.0km/L×130円/L 108330円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 262050円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額62870円×12ヶ月 754440円
ローン返済中の年間維持費 1016490円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると21,838円(完済前は84,708円)になります。口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

1年間のランニングコスト(年間維持費) ランキング
新車の小型&普通車1500cc以下のターボ/SC輸入車編ハッチバック限定


カタログスペックから見えてくる要素

エンジン性能曲線図もどき
940A2型のエンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2250回転時の馬力 74ps
5500回転時の馬力 170ps
各回転域でのトルク
2250回転時のトルク 23.5kgm
5500回転時のトルク 22.1kgm
いろいろな数値
WB/TR比 1.70
平均ピストンスピード 15.4m/s
パワーウェイト 7.35kg/ps
トルクウェイト 53.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 19294円
排気量1Lあたり馬力 124.3ps/L
排気量1Lあたりトルク 17.2kgm/L
1気筒あたりの馬力 42.5ps
1気筒あたりのトルク 5.9kgm
各種ランキング
ハッチバックのP/Wレシオ
1.3~1.5L以下のP/Wレシオ

まずおさらいとして、搭載している940A2型1368cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力170馬力を、2250回転時に最大トルク23.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.35kg/ps(1250kg/170ps)、トルクウェイトレシオは53.2kg/kgm(1250kg/23.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3280000円、最高出力が170馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19294円、逆に1万円あたりでは0.52馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は139574円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は124.3ps/L、トルクは17.2kgm/L、1気筒あたりの馬力は42.5馬力、トルクは5.9kgmとなり、このエンジンが170馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.4m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.0mmである940A2型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7140回転です。 設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.70になります。あらゆる要素を無視して1.70を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.42m
期待される荷室の幅 1.32m
対角線の長さ 1.94m
期待される荷室の面積 1.87m²

ここでは全長の35%を”期待される荷室の長さ”、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを”期待される荷室の幅”とし、それらを掛け合わせて”期待される荷室の面積”、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として”対角線の長さ”も計算してみました。

縦方向の長さが1.42m(対角線では1.94m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム

燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 12.0km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 540.0km
航続距離(80%燃費) 432.0km
満タンプライス 5850円
1万円でどこまで行ける? 923.1km

燃料タンクの容量が45リットル、10・15モード燃費、JC08モード燃費ともにデータがないので12.0km/Lを仮の燃費とすると、燃料が空になるまで走ったときの航続距離は540.0kmになります。参考までに、きちんと定期メンテナンス(オイル交換、タイヤ空気圧の管理など)をしている状態で実際に走行したときの燃費をカタログ燃費の90%(10.8km/L)なら486.0km、80%(9.6km/L)だと432.0km、70%(8.4km/L)になると378.0kmという走行距離になります。

ついでに燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を出してみます。ハイオクガソリンが1リットル130円とすると45リットルの給油で5,850円、上で計算した航続距離を踏まえると540.0km(80%燃費時432.0km)を走行するのに5,850円かかる計算です。さらについでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみると、カタログ通りの燃費で走行できれば923.1km(往復なら片道461.5km)、カタログ値の80%なら738.5km(片道369.2km)離れたところまで行くことができます。

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 215/40R18|タイヤ直径 62.9cm|円周長 197.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.900 16.06 44.3kmh 13550rpm 1200.0kgm
2速 2.118 8.722 0.543 1-2/3260rpm 81.6kmh 7360rpm 651.7kgm
3速 1.484 6.111 0.701 2-3/4210rpm 116.4kmh 5150rpm 456.6kgm
4速 1.116 4.596 0.752 3-4/4510rpm 154.8kmh 3880rpm 343.4kgm
5速 0.897 3.694 0.804 4-5/4820rpm 192.6kmh 3120rpm 276.0kgm
6速 0.767 3.159 0.855 5-6/5130rpm 225.2kmh 2660rpm 236.0kgm
Final 4.118 レシオカバレッジ(変速比幅)5.085
ギヤの繋がりイメージ
955143型ミト6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
    シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
    赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2250rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.118)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(23.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.118)÷タイヤの有効半径(0.3145m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの225.2kmとなります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2250回転で最大トルク23.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば53.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.35kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1200.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1250kg)を1速ギヤの最大駆動力(1200.0kgm)で割ってみると1.04kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(22.1kgm)からTWRを算出すると1.11kg/kgmとなり、2250-5500回転の回転域では1.04-1.11kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5420 8130 10840 13550 16260 18960 24380
2速 2940 4410 5890 7360 8830 10300 13240
3速 2060 3090 4120 5150 6190 7220 9280
4速 1550 2330 3100 3880 4650 5430 6980
5速 1250 1870 2490 3120 3740 4360 5610
6速 1070 1600 2130 2660 3200 3730 4800
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.767)を選択して時速100kmにて走行すると2660回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1600回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1870回転、一般的な高速道路の80km/hでは2130回転、100km/hでは2660回転、制限速度が120km/hになると3200回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4800回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7.4 14.8 22.1 29.5 36.9 44.3 51.7 59.1
2速 13.6 27.2 40.8 54.4 68.0 81.6 95.2 108.7
3速 19.4 38.8 58.2 77.6 97.0 116.4 135.8 155.2
4速 25.8 51.6 77.4 103.2 129.0 154.8 180.6 206.4
5速 32.1 64.2 96.3 128.4 160.5 192.6 224.7 256.8
6速 37.5 75.1 112.6 150.1 187.7 225.2 262.8 300.3

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/40R18 | 直径 629mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
35
扁平
195/35R18
37.8km/h
直径 594mm
径差 -35mm
205/35R18
38.2km/h
直径 601mm
径差 -28mm
215/35R18
38.7km/h
直径 608mm
径差 -21mm
225/35R18
39.1km/h
直径 615mm
径差 -14mm
235/35R18
39.6km/h
直径 622mm
径差 -7mm
0%
40
扁平
195/40R18
39.0km/h
直径 613mm
径差 -16mm
205/40R18
39.5km/h
直径 621mm
径差 -8mm
215/40R18
40.0km/h
629mm
差 0mm
225/40R18
40.5km/h
直径 637mm
径差 +8mm
235/40R18
41.0km/h
直径 645mm
径差 +16mm
+5%
45
扁平
195/45R18
40.3km/h
直径 633mm
径差 +4mm
205/45R18
40.8km/h
直径 642mm
径差 +13mm
215/45R18
41.4km/h
直径 651mm
径差 +22mm
225/45R18
42.0km/h
直径 660mm
径差 +31mm
235/45R18
42.5km/h
直径 669mm
径差 +40mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない、195/40R18、205/35R18、205/40R18、215/35R18、225/35R18、235/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

215/40R18のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表、およびホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/40R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


955143型ミト(1.4Lターボ FF/6MT)の得点(仮)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、それぞれの部門のそれぞれの項目を偏差値ベースで得点化したいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.35kg/ps56.24
1速ギヤ加速性能1.04kg/kgm62.87
1L換算馬力124.3ps/L59.98
1L換算トルク17.2kgm/L57.72
WB/TR比1.7057.50
ワイド&ロー指数0.85251.92
前面の面積2.520m²51.44
最低地上高43.21
スポーツ性能部門の得点440.88

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.57
年間維持費262050円54.00
100kmh回転数2660rpm48.45
航続距離25.27
車の大きさ10.256m³45.77
室内の広さ(仮) 1.860m³34.33
最小回転半径5.5m42.77
馬力単価19294円52.17
ユーティリティ部門の得点344.33

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 955143型ミト(1.4Lターボ FF/6MT) の総合得点は 785.21 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。(投稿日:2012/05/25 更新日:2016/06/21)


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