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石原慎太郎が差別発言「(障害者に)人格あるのかね」「(水俣病患者の文書に)IQ低い」

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 重度障害者たちが治療を受けている病院を視察した石原氏は、会見にて「ああいう人ってのは、人格があるのかね」と語ったのだ。その後も「絶対よくならない、自分が誰だかわからない、人間として生まれてきたけれど、ああいう障害で、ああいう状況になって」「ああいう問題って、安楽死につながるんじゃないかという気がする」などと発言した。

 ちなみに昨年7月、神奈川県相模原市の知的障害者施設で19人が死亡し、20人が重傷を負った殺傷事件ついても石原氏は言及しており、「文學界」(文藝春秋/16年10月号)の対談で「あれは僕、ある意味で分かるんですよ」と心境を吐露してみせた。

 そして「(作家の)大江(健三郎氏)なんかも今困ってるだろうね。ああいう不幸な子どもさん【編注:作曲家で障害を抱える大江光氏】を持ったことが深層のベースメントにあって、そのトラウマが全部小説に出てるね」とコメントしている。

「不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している」(2000年)


 2000年4月、陸上自衛隊の式典に出席した石原氏は「今日の東京を見ますと、不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している。こういう状況で、すごく大きな災害が起きたときには、大きな大きな騒擾事件すら想定される」と挨拶した。

 発言の趣旨は「陸上自衛隊には治安の維持に尽力してほしい」ということだったのだろうが、ここで取り沙汰されたのは「三国人」という表現。

 日本が太平洋戦争で敗戦し、連合国軍に占領されていた頃、三国人は日本に居留する台湾人や朝鮮人を指す用語として使われ始めた。この言葉は蔑称としての性質も持ち合わせており、公の場であえて用いるべきではないとの声も多い。石原氏自身は「三国人は差別用語ではない」との認識を示したが、国連の人種差別撤廃委員会では「公職につく高官による人種差別的な発言」として問題視されている。

「北朝鮮のミサイルが1発落ちてくれたらいいと思う」(2000年)


 石原氏は核武装論者で、2000年に発売された「週刊ポスト」(小学館/12月29日号)では「私は半分以上本気で北朝鮮のミサイルが1発落ちてくれたらいいと思う」とコメントしている。

 翌年には、3月12日付米ロサンゼルス・タイムズのインタビューで、次のように発言している。

「北朝鮮のミサイルが日本に当たれば、長い目で見て良いことだろうと思った。日本は外界から刺激を受けない限り、目覚めない国だからだ。特に北朝鮮のミサイルが核、生物弾頭を搭載するとなれば、日本がいかに無防備か理解するだろう」

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