兄上様。
2017.07.19.19:35
私は日本滞在中にある女性と会った、初対面の女性であったが自身が主催している句会のお師匠筋の方の葬儀に参列する途中らしく洋装の喪服であった、お会いした時の印象は凛として上品な方だった。
私はフィリピンで生きた色んな男達と交流があったが、この女性の兄にあたる方とも交流が有った、彼は所謂山師的な生き方をした男で事業で大成功して金持ちになったり、その反対に失敗して無一文になって困窮生活を送ったり、ある意味破天荒な人生だったが、世間的な評価とは別に実際に会ったら実に豪快な男で、博識で面白い人物だった。
その彼が主催していたブログが突然更新が停止し、その後、暫くして友人からの書き込みがあり、彼が心臓疾患系の病気で突然死した事を知った。
その彼がやっていたブログにしばしば、兄上様として彼の妹さんからのコメントが載っていた、内容はもう長く兄と会っていない妹としてその兄に対しての思慕と心配する念が切実に伝わって、ある意味切なかった。
今時、兄に対して兄上様と書くこのような女性、どんな人なのか、会ってみたいと思っていた。
私にも妹があってその関係は瘋癲の虎、トラさんとさくらみたいで勿論、出来の良くない兄をいつも愛してくれる妹であった.私が日本から帰る日には必ず見送りに来てくれ、そして土産と長い手紙をくれる、その手紙を空港のラウンジで読む時、なぜか涙が止まらない。
私は森進一の泣くな妹よ、なるフレーズの歌に弱い、この歌を聞くと私が子供の頃、いつもお兄ちゃんとしたって私の後をついて回っていた幼かった妹の姿を思いだすからだ。
彼が突然死する前、実は彼は故郷に帰る話になっていた、もう何十年も会っていない兄がフィリピンでの生活を清算し、妹の待つ故郷へ、だが、待っていた知らせはもう帰る事が出来ない知らせだった。
今回、彼女とお会いして知ったのはたった1人の兄でありそして妹であった彼女、幼い時の家庭の事情により兄に対し特別な思いが有ったそうだ、実は私と妹との関係も似たような事だったのでその思いはよく分かる。
彼女、フィリピンにおける兄の葬儀には是非とも参列したかったようだが、その葬儀も彼の友人達によってあっというまに済んでしまい、それは適わなかった。
最近、兄のお骨の一部が彼女の元に届いたそうだ、故郷の先祖代々のお墓に入れると言ってらした、兄もやっと帰ってくれたと涙ぐんでいらした。
私ももしまた日本にやってきたら、ご一緒に故郷のお墓にお参りしましょうと言ってある。
最近、彼女からコメントが入り、私と会っていただいて有難う御座いました、生前の兄を知る人物からお話しが聞けて嬉しかったとあった。
彼女から彼女が出版した句集を頂戴したが、その中に兄を偲んだ句が何句かあり、涙した。彼もたった1人の愛する妹の元に帰りたかったと思うが、無念であったと思う。
改めて彼の冥福を祈ると共に、彼女K子さんのこれからのお幸せを祈りたい。
追記
現在頂いているコメントに対して返事が遅くなっていますが、とにかく、誹謗中傷、罵倒コメントも多く、その処理に苦労しています。
それらを処理し、頂いた誠実なコメントのみにお応えしたいと思っていますので、今暫くお待ちください。
私はフィリピンで生きた色んな男達と交流があったが、この女性の兄にあたる方とも交流が有った、彼は所謂山師的な生き方をした男で事業で大成功して金持ちになったり、その反対に失敗して無一文になって困窮生活を送ったり、ある意味破天荒な人生だったが、世間的な評価とは別に実際に会ったら実に豪快な男で、博識で面白い人物だった。
その彼が主催していたブログが突然更新が停止し、その後、暫くして友人からの書き込みがあり、彼が心臓疾患系の病気で突然死した事を知った。
その彼がやっていたブログにしばしば、兄上様として彼の妹さんからのコメントが載っていた、内容はもう長く兄と会っていない妹としてその兄に対しての思慕と心配する念が切実に伝わって、ある意味切なかった。
今時、兄に対して兄上様と書くこのような女性、どんな人なのか、会ってみたいと思っていた。
私にも妹があってその関係は瘋癲の虎、トラさんとさくらみたいで勿論、出来の良くない兄をいつも愛してくれる妹であった.私が日本から帰る日には必ず見送りに来てくれ、そして土産と長い手紙をくれる、その手紙を空港のラウンジで読む時、なぜか涙が止まらない。
私は森進一の泣くな妹よ、なるフレーズの歌に弱い、この歌を聞くと私が子供の頃、いつもお兄ちゃんとしたって私の後をついて回っていた幼かった妹の姿を思いだすからだ。
彼が突然死する前、実は彼は故郷に帰る話になっていた、もう何十年も会っていない兄がフィリピンでの生活を清算し、妹の待つ故郷へ、だが、待っていた知らせはもう帰る事が出来ない知らせだった。
今回、彼女とお会いして知ったのはたった1人の兄でありそして妹であった彼女、幼い時の家庭の事情により兄に対し特別な思いが有ったそうだ、実は私と妹との関係も似たような事だったのでその思いはよく分かる。
彼女、フィリピンにおける兄の葬儀には是非とも参列したかったようだが、その葬儀も彼の友人達によってあっというまに済んでしまい、それは適わなかった。
最近、兄のお骨の一部が彼女の元に届いたそうだ、故郷の先祖代々のお墓に入れると言ってらした、兄もやっと帰ってくれたと涙ぐんでいらした。
私ももしまた日本にやってきたら、ご一緒に故郷のお墓にお参りしましょうと言ってある。
最近、彼女からコメントが入り、私と会っていただいて有難う御座いました、生前の兄を知る人物からお話しが聞けて嬉しかったとあった。
彼女から彼女が出版した句集を頂戴したが、その中に兄を偲んだ句が何句かあり、涙した。彼もたった1人の愛する妹の元に帰りたかったと思うが、無念であったと思う。
改めて彼の冥福を祈ると共に、彼女K子さんのこれからのお幸せを祈りたい。
追記
現在頂いているコメントに対して返事が遅くなっていますが、とにかく、誹謗中傷、罵倒コメントも多く、その処理に苦労しています。
それらを処理し、頂いた誠実なコメントのみにお応えしたいと思っていますので、今暫くお待ちください。