ZERO TOLERANCE（ゼロトレランス） 0095BW

http://zt.kaiusaltd.com/knives/knife/zt0095bw
・Made in the USA
・KVT ball-bearing opening system
・Flipper
・Reversible clip (left/right, tip-up)
・Titanium frame lock, hardened steel lockbar insert
・Decorative pivot hardware
・Steel: S35VN, tungsten DLC BlackWash finish
・Handle: Titanium, BlackWash finish
・Blade length: 3.6 in. (9.8 cm)
・Closed length: 4.9 in. (12.4 cm)
・Overall length: 8.4 in. (21.3 cm)
・Weight: 5.3 oz. (150.3 g)

　前述にもあった「SHOT SHOW」で発表された新作品のうちの１本。本当は0456を狙っていたのだが、あっという間に売り切れてしまったようで、次候補の0095BWとした。パッと見は、以前購入したKERSHAW（カーショウ）の2015年版の「LINK（リンク）」によく似ている（よくよく見れば違うところもずいぶんあるのだが総括として）。ちなみにこのLINK、自分としては大変重宝していて、なかなか手放せない１本となっている（KERSHAWには珍しくMade in U.S.A.であること＆ブレード材に420HCを使っていることなど）。このLINKのZT版となるとどのように違うのか、手元に届く前からずいぶんと興味を惹かれていた型番だ。

　到着して実際に並べてみると、やはりそれはそれで違う。全体的なテイストが若干似てるかな、というくらい。細部はまったくといっていいほど別モデルだ（だからといってLINKが嫌いなわけではない）。LINKより一回り大きなボディは、全体的にかけられたブラックウオッシュ加工が高級感を醸し出している。ブレードとハンドルが同じ加工なので、一体感がこれまたいい。握りも持ちやすく、なかなか非の打ちどころのない一品だ。このモデル、社内デザイナーがデザインしているであろうから大したもんだ。

　このモデル、非常にそつなくまとめられている感じがして印象的にはとてもイイのだが、裏を返すとあまり秀でた特徴があるわけではない感じもする。「どこで使うか」ということにもつながってくるのだが、EDCするにしては少々大きい気もするし、アウトドアで使う感じでもない。観賞用としてはもったいなく、是非実用として使ってあげたいのだが、少なくとも日本国内において利用シーンがちょっとうまく浮かんでこない悩みどころのナイフである。自分がLINKとかDoradoとか使ってなかったらガンガン使ってあげたいタイプのナイフだ。

DLT Tradingにて購入。本体がUSD220。送料は他のナイフとあわせてUSD40程度。プラス関税と消費税（これが意外と痛かった）。