稀勢の里、夏巡業に合流 1か月後の秋場所出場は明言避ける

2017年8月10日19時24分  スポーツ報知
  • 土俵入りする稀勢の里

 左足首の故障などで名古屋場所を途中休場した横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が10日、茨城・日立市での巡業に合流した。春場所で左上腕部などを負傷後、2場所連続で途中休場中。1か月後に迫る秋場所(9月10日初日・両国国技館)の出場については「しっかり稽古してからですね」と明言を避けた。

 稽古場に登場すると、地元のファンから拍手と大歓声が起きた。満員御礼の4500人の注目を浴びた横綱は四股やスクワット、付け人相手のてっぽうで調整。相撲は取らず取組にも入らなかったが、横綱昇進後、初の巡業で雲竜型の土俵入りを披露した。「しっかりと全うするだけ。しっかり務めるってことが一番」。サインを求められると、立ち止まり丁寧に応じた。

 名古屋場所5日目に土俵下に落下し、左足関節靱帯(じんたい)を損傷。夏巡業序盤は休場し、治療と調整に努めていた。患部にはテーピング等はなかったが状態は「まだまだですね」と表現。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「割より稽古で相撲を取れるかどうか。様子を見て本人とも話をしながらやっていきたい」と慎重な姿勢を示した。

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