ハンドルネーム「アリ」さんからのご質問


【既得権益の撲滅】
一見大衆受けしそうだけど、そもそも既得権益の定義が曖昧すぎて迂闊に賛成できない。
広い意味で言えば「ただの正社員」でも既得権益と言われる世の中ですからね・・・



まさに。
私の『本気論・本音論TV』でもお話している内容だが、短い文章ではなかなか伝えられない。それほど悪質な『既得権益』がはびこっているのが日本。

少しだけ丁寧に解説。

『既得権益』とは読んで字のごとく『既(すで)』に『得(え)』ている『権(けんり)』利や利『益(りえき)』のこと。

例えば医師会がすでに持っている自民党とのつながり。
マスコミの主要7社が持っている電波の権利。
身近な話で言えば役員たちが給料以外に、キャバクラに行って経費で落とせる権利。

これを政治家たちは「私たちから搾取して集めた税金」でやってるのが日本。
それはバブルの時代は許せたかもしれないが、おかしいだろ!と叱り付けるのが維新。
なので、今まで権利を持ってた連中から猛反撃に合う。だからケンカし続けているのが維新。

例を挙げよう。
「道路を補修する」のは「国土交通省」や国土交通省に顔の効く自民党や民進党議員の『既得権益』。奴らはこれを手放したくない。せっかくの努力で得た自分たちの『既得権益』なので。
なので予算を組みたい。
道路がどれだけキレイであっても「将来的に穴が出来るかも知れません~~~」と不安をあおれば、予算は通る。将来の危険性なんてものはいくらでもデッチ上げられるので。

なので皆さんご存知の通り。予算締め切りの2月や3月に「何の問題もない道路」を掘っては埋め、穴をあけてはふさぎを繰り返す。
予算を使いきるため。
これらは「とくダネ!」でも私が繰り返し取材し報告してきた内容。

それに何十億、何百億使っていると思う?

そのお金があれば、何人のシングルマザー家庭の子供が食事を食べられ、どれだけの小学校や中学校にエアコンが設置できると思う?

関係ない。自分たちの『既得権益』だから。
これが日本。

一度得たお金と権利を手放してしまうと、次の選挙で当選できない。なので役所と議員は必死の抵抗。その代わり…道路工事をさせてもらった現場の人間…それだけではなく、工事現場の方々の奥さん、その親御さんたちまでは全員自民党に投票。だって、自民党政権じゃなきゃオマンマが食えないからだ。こうやって何の能力もない自民党議員たちがどんどん当選していって次の選挙のために…とどんどんその予算が膨らんでいったのが日本。
こんなくだらない政治が戦後70年。

維新が行っているのは、こういった『既得権益』にまみれた日本の政治の予算の使い方を見直そうって話。
繰り返すが、今までもらってた金がもらえなくなるんだ。もらえなくなる方は必死の抵抗。デマを流して死に物狂い。それが大阪で起きている現実。MBSというTBS系列のテレビ局も新社屋建設のための補助金を打ち切ったら「ちちんぷいぷい」という番組を使って維新のネガキャンをやり続け。

これが既得権の抵抗。

でもそんなのに負けてたら、子供らのために予算を回せない。
なので、維新は言っている。

古い政治を壊す 新しい政治を創る

アリさん、これが『既得権益』の解説です。
言いたいことは山のようにあるが文章にすると50万文字くらいになるのでこの辺で。