今度こそ最後のパンダごと(追加編集)
いいかげんパンダのことは止めようと思っていたが、ツイッターでささやかながら反応があり、ちょっと考えるところがまたできちゃった。なので、もう少し書こうかどうしようか迷いながら、でも、なんか書いちゃおうかな。
「パンダはチベットの動物で中国の動物ではない!」
「え?どうして?チベットは中国の一部だよ」
「パンダを中国が占有するのはよくない」
「独り占めしてないでしょ。アメリカにも日本にもいるじゃないか。あとメキシコ、ドイツ、オーストリア、オーストラリア、タイ、更にフランスとイギリスも。だいたい柵で囲ったりしてないし、する必要もないじゃない?そこに棲んでいるんだから。それとも日本はまだ欲しいの?あ、そいえば秋田ケン?が何か言ってたなあ。」
「でもそんなパンダを金儲けや政治の道具にするのはケシカラン!」
「はあ?パンダは金儲けじゃないよ、もちろん友好親善も目的だけど、あくまで第一義は保護と研究なんだから。」
「それにしてはふっかけ過ぎだろ!」
「バカ言っちゃいけないよ。増えたと言ってもまだまだ少ないし、繁殖の成功率も低いんだよ。だからいっぱい予算つぎ込んで国宝級の扱いでやっとこさ増やしたんだから」
「でもパンダが少なくなったのは中国人のせいなんだから、当然の報いだ!」
「だからこうやって頑張ってるじゃないか。要請があったから貸してやったのに、なにそれ?パンダ要らないなら返してよ。上野で2000万円まけてやったのに、さんざんパンダで儲けたくせして、失礼じゃないか!」
「失礼なのはどっちだよ!チベット人にとってパンダは自分たちの動物なんだ!それを勝手に利用して金儲けして、チベット人に対して失礼とは思わんのか!」
「チベット人?何それ?チベット族ならいるけど、彼らも中国人だし、彼らにとっても自分の国の動物で何がおかしい?」
「黙れ!とにかく殆どのパンダはチベットにいるのだからパンダはチベットの動物なんだよ!」
「わかんないなー???チベットは中国の一部なんだから中国の動物で何も間違ってないじゃん」
「だからチベットは支那じゃねーんだよ!」
「違う!変態嘘つき!中国は旧石器時代からずーっと中国の一部なんだよ!わかったか!」
「○○○!」
「××××!」
以下、自主規制
ま、こんな感じで、パンダに拘ったところで、結局はチベット問題そのものを片付けないことには先に進めないのである。いったい、どちらが重要な問題なんだよマッタク。。。
それでも懲りずに「本当はチベットの土地だって知ってもらうことでチベット問題に関心を持ってもらえる」とか言う奴がいるだろうが、そんなことは別にパンダ持ち出さなくても出来ることだ。それに「デマ」のレッテルが貼られたなら大きなマイナスになる。だから私は今までデマという言葉は意識的に避けてきたのだが、このような代替が効く上に効果も限られた危険な手段に何故こだわる必要があるのか?立ち止まって考えるべきではないか?
猊下ならどう言われるだろう?2006年に(毛皮を着る)チベット人であることが恥ずかしいとまで言い切った猊下である。
パンダは皆から愛されるべきだ。中国人にも、もちろんチベット人にも。独り占めするなと云う言葉はブーメランだ。相手に向けて投げても必ず自分たちに返ってくる。どちらのものかという主張は、側目には感じ悪いよ。
というわけで、ツイッターやブログでいくら言っていても仕方がないので、今日チベットハウスにメールを送って事実に即さない誤った表現を改めるよう要望した。
そして今度こそ、パンダのことは書かない。もう書かない!チベット本土がそれどころではない状況なのに、原発と地震関係も気になる。パンダごとぎに時間をこれ以上費やしたくない。
これまでのパンダ関連の投稿をまとめとく。
以上。
パンダおしまい!