パンダを政治利用する前にググレカス

たまたまツイッター経由で知ったけど、まーだパンダがチベットの固有種だとバカげたこと言ってるヤツがいるんやね。

本当はこんな事書いてる場合じゃないんだけど、手っ取り早く済ませられるから書く。

パンダはチベットだけの動物ではない。

チベットから中国が奪ったのではない。中国にも昔からいたのだ。

だからパンダをフリーチベットに絡めるのは政治利用以外の何ものでもない。

何度か書いてきたことの繰り返しになるので、もう書かない。以下の引用及びリンクでも読んでくださいな。

固有種(こゆうしゅ)とは、その国、あるいはその地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の。特産種とも言う。(Wikipedia:固有種より)

パンダの基礎知識|日本パンダ保護協会より

主に四川省西北部、西部及び西南部に生息しているが、一部は甘肅省東南部から陜西省南部にかけての高山地帯にもいる。

パンダの保護活動|WWFジャパンより

ジャイアントパンダの生息している森は、標高約1,300mから4,000m、チベット高原の東端に接する中国北部から南部にかけての山岳地帯に広がっています。
その中でも、野生のジャイアントパンダが数多く生息している秦嶺山脈は、陝西省の古都西安の近くにあり、中国北部と南部の気候を併せ持っています。3000m級の山々がそびえ、北方からの乾いた寒風を遮る役割を果たす一方、緩やかな丘の広がる南部は温暖多雨で、変化に富む気候の恩恵を受け、貴重な動植物が数多く分布しています。

パンダの保護活動|WWFジャパンより

これまでに発掘された化石によると、ジャイアントパンダの祖先は、今から200万~300万年前の鮮新世初期に、北京から中国東部および南部にかけて広く分布していたと考えられています。また、パンダの化石はミャンマーとベトナムの北部でも発見されています。化石は、しばしば標高500~700mの温帯林と亜熱帯林で発見されており、ジャイアントパンダの分布域が大きく変化したのは、むしろ最近のことであると見られています。
生息地が広く失われた原因のひとつは、過去数百年で中国の人口が爆発的に増加し、もともとジャイアントパンダの生息地であった場所に、人間がやってきたためです。かつて、ジャイアントパンダは今よりも標高の低い山に生息していましたが、今ではその大部分は開発されてしまいました。現在、ジャイアントパンダの生息地は、竹が育つ標高1,200~3,400mの高地に限られています。その生息環境は、竹が森の低層を形成しているチベット高原の東端、中国西部の温帯山地林です。しかし現在、その生息域は、大きく6ヵ所ほどの分断された山岳域に限定されています。

パンダ図鑑神戸市立王子動物園)にも生息地についての文章アリ(転載一切不許可たったのでリンクのみ)。

これだけ書いてまだ言い張るヤツがいたら「ググレカス」と言いたい。

でも、念のため。他にも見つけたけど、とりあえず2つリンク貼っとく。

パンダはチベットの固有種ではないのです。:イザ!

『パンダはチベットの動物』で『日本製のミルクで育つ』? | パンダ百科事典

以下は手前味噌だけど、以前に書いたものたち。

パンダはチベットのものか? « TIBET ROOM

中国はチベットからパンダを盗んだのか? | 血迷い510

パンダはパンダ | 血迷い510

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