今回は「北朝鮮への”経済制裁”として、”パチンコ規制”が始まる」という話です。早速行きます。
〇パチンコの 3つの階層
パチンコは大きく分けると「3つの階層」があります。
(1) 法律、ルール
(2) 店、機械
(3) 客、売上げ
です。(1) 法律、ルールに従って、(2) 店、機械を運用し、(3) 客、売上が決まるというものです。「(1) → (3) 」の一方通行です。(3) の客は (2) の店や機械には勝てないし、(2) の店や機械は (1) の法律、ルールに勝てません。
当ブログでは (3) の客、売上げの減少は第一段階で、(2) の機械台数こそがパチンコの終わりだという主張をしてきました。
今回はもっとすごいものが現れそうです。
〇IR法案の目的
4月 10日、「虎ノ門ニュース」という番組での”参議院議員、青山繁晴”さんの話です。
「北朝鮮の資金源がパチンコだ。そして”カジノ法案”で”経済制裁”をする」という話です。
※17.04.25 動画が非公開になりました。
「北朝鮮独自制裁を2年延長 閣議決定」(1:54:45~)
青山「ご承知の通り、北朝鮮と日本の間は一切の輸出入が今、出来ません。それから、北朝鮮の船だけじゃなくて、北朝鮮の港に寄った船は、日本のいかなる港にも入れません。それは、国連の制裁とは別に、拉致事件も含めて、日本が独自にしていることなんです。で、2年延長したのは、僕は支持します。
(略)
と言うことは何言っているかわかりますよね。(北朝鮮への制裁で)効くのは金融制裁ですよね。実は、IR法案を、Integrated Resort、要するに”カジノ法案”を可決しましたよね。
本当は、一つはこの意味があるんですよ。要するに、パチンコ屋さんを通じて、北朝鮮の闇金融を一番支えているのは、実は日本だから。中国もそうだけど、中国は国有銀行がやっているけど、日本はパチンコルートでやっている。それを食い止めるのが、IR法案の成立なんですよ。実は。
で、それを考えたら、延長するだけじゃなくて、日本独自の金融制裁を、より、このIR法も使って発揮すべきだと。延長だけじゃなくて、これを検討してください、やってくださいと言ったら、これも検討事項になりました。結果はまだ出てませんけど。」MC「IR法案にそういう含みもあったんですね。」
最近のパチンコの規制やIR法案は、こういう意図もあったんですね。「3つの階層」の上に”4つ目”が現われました。
(0) 政策 ←New!!
(1) 法律、ルール
(2) 店、機械
(3) 客、売上げ
これはきついです。上述しましたが、「(3) の客は (2) の店や機械には勝てないし、(2) 店や機械は (1) 法律、ルールに勝てません」。その上の (0) 政策には誰も勝てません。この政策が「北朝鮮への金融制裁へ動く」ということです。パチンコは打撃を受けます。というより、打撃を受けるまでします。
株式相場では「国策に売りなし」という格言があります。国の政策には逆らうな、という意味です。政策が決定すると、それを達成するために国が動きます。賛否両論ある太陽光発電も、補助金で広まりました。今回も”北朝鮮の資金源が弱る”という目的が達成されるまで進みます。
こういう文脈で、去年からの動きを振り返ってみます。
・パチンコ Max機の撤去
・パチスロ 5.5、5.9号機への移行。
・ライターイベント禁止
・不正改造機撤去
・建物内全面禁煙
・IR法案 依存症対策
・釘確認シート導入
・パチスロ 6.0号機への移行?
“オリンピック絡み”かもしれませんが、”何かが目的を持って動いている”ように見えます。不正改造機撤去は 70万台規模でした。パチンコ台は、全体で 283万台(2016年)なので、約 1/4です。“何か”の本気度がうかがえます。
“釘確認シート”だけでも、機能したら大きく変わらざるをえないでしょう。今までの”少しだけ規制”して、抜け道を作るという話ではありません。根本的な設計が違います。
・今まで
(目的)多少の射幸心の抑制 → (結果)多少の"スペック制限"や"客寄せ制限"。
・今回
(目的)経済制裁 → (結果)パチンコが弱るまで手を打つ。
青山議員の発言が、実行されれば、”パチンコの力が弱まるまで策を出す”ということになります。
今まで目にしていたものは「多少の”スペック制限”や”客寄せ制限”された店」でした。これから目にするのは「金融制裁を達成するために、”弱るまで縛られた”店」です。”目的”と”結果”が違います。
“不正改造機の撤去”や”くぎ確認シート”の話を見る限り本気っぽいですが、実際にはどうなるんでしょうか? 実行されれば、パチンコ屋はとても大きな変化を迫られます。