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肌の色でよくあるミスと綺麗に魅せる方法

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一般的な萌えイラストの女の子の肌の色としてよく使われる色は、明度や彩度に違いはあれどクリーム系・オレンジ系・ピンク系の3パターンあります。基本的にベースの色は薄く明るめで、そこに陰影をつけて塗ることで肌らしさを強調していきます。

陰影の色は単純にベースの色を濃くしたり、明度を落としたものではなく、オレンジ系の色やピンク系の濃い色を重ねていきます。これは文字で説明してもわかりにくいので実際に見た方が早いです。

下にベース色と陰影である色の組み合わせを配置してみました。だいたいこのような色であれば、肌の色っぽく見せることが出来るので参考にしてみてください。

肌の色を決める際には、CMYKを基準にすると良いです。明るい色はCMYKも明るいものを主体に、中間色と暗い色は明るい色に対して10%以上くらい色が混ざっているように心がけるとコントラストのある「明・中・暗」を作ることができます。

さて、肌の色の基本を理解したら実践してみましょう。これは見ると一目瞭然です。初心者にありがちなミスが、肌の影色を彩度を落とした灰色で塗ってしまうということです。肌の陰影を灰色で塗ったらどうなるのでしょうか?実際に見てみましょう。

なんだかとっても不健康そうな肌の色になりました。ですが、この肌の陰影の色を変えてあげると、

ここまで綺麗に見せることができます。肌の陰影の色は様々ありますが、この陰影の色によって見る人に与える印象を変えることが出来ます。実際にイラストを見ながら考えてみましょう。

ベースはクリーム色ですが、陰影の色をオレンジ系統の色をベースにしてみました。ベースのクリーム色に馴染ませるようにしてあげると、かなり自然な影になります。このオレンジ系統の陰影はいわゆる基本の陰影ですね。

では陰影の色はオレンジのままで、ベースの色をちょっとオレンジ、黄色寄りに変えてみましょう。なんだか血色がよくなったと思いませんか?

さらにちょこっとピンク系統の色を陰影に混ぜると見る人に可愛らしいという印象を与えることが出来ます。

また、意図的にベースの色を薄くして色白の肌を作ったり、小麦色の肌色にしたりなどもアリです。色白の場合、地の色だけでは肌っぽさが出ないので、陰影をしっかり塗って立体感をつけてあげましょう。陰影の色を濃くつけると地の色が一層白く見えます。

小麦色の肌を表現したい場合は、オレンジ色を少し濃くした色を作ってあげましょう。あまりにも暗くしすぎると可愛らしさが減ってしまうので、ベースの色はあくまでも控えめに。カゲ色は少しピンク系統の色を混ぜてあげると良い感じの陰影をつけることができますよ。

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