『日本会議の研究』の著者で、現在は森友学園問題などを追及している著述家の菅野完さんと当方の関係について、いまだにインターネット上に不正確なことを書いている方がいるようですので改めてご説明いたします。
現在までにこちらのブログで言及してこなかった理由としては、すでに当方の Facebook 上でトピックを「公開」の設定にした状態で発表しており関係者の多くに読まれていること、また当ブログはエストニアに関連する話題や海外生活を通してのオピニオン記事などを主なコンテンツとしているため、それらと関係がない記事を混在させたくなかったからです。しかし特に秘匿したいような話でもないので(むしろ広く知っていただいたほうがよい話なので)、こちらのブログにも念のため書いておくことにしました。
2016年に「週刊金曜日」が菅野完さんが過去に起こした金銭トラブルについて報道しましたが、このトラブルの舞台となったのは当方と菅野さんで運営しておりました「People's Front Of Anti-Racism」という反人種差別活動の団体です。トラブルの一部始終については下記サイトにてすでに発表しており、菅野さんが一時的に団体への寄付金を私的流用したものの全額を返還していることをご説明しています。
当方がエストニアに移り住んでまもなく2年が経過しますが、いまだに匿名掲示板などに
「木野は団体の募金を詐取して得た金で留学をしている」
「団体の資金の会計報告をしていない」
「犯罪の発覚を恐れて海外に逃亡した」
などという趣旨のことを書き込んでいる方がいらっしゃるようです(おそらく1~2人が何度も書き込んでいるだけなのでしょうが)。
これらはすべて事実無根の中傷にほかなりません。事実でないことを書くのは絶対にやめてください。
確かに菅野さんの流用に気づかずに数ヶ月近く団体の資金を行方不明にしてしまったのはわたしに責任がありますので、対応が至らなかった点についてお叱りを受けるのは仕方がありません。とはいえ、日本で5年間にわたりコツコツと貯金をして留学に備えていた身としては、ネット上で匿名で上記のような虚偽を書かれるのは極めて不愉快です。
また、いくつかのメディアが菅野完さんが被告となった民事訴訟(参考)について報道しています。当方も「新聞広告」のプロジェクトをごくごくささやかにお手伝いしたものの、当該の件については2013年の「募金の私的流用」が発覚してからやっと人づてに概要を聞いたことがあったのみで、菅野さんと活動を共にしていた時点では一切知りませんでした。
当方からは以上です。くれぐれも事実に基づかないことをネットに書き込むようなことはやめてください。特に「募金を詐取して留学をしている」などと虚偽を言いふらすのは名誉毀損にあたると思いますので、今後見つけたらしかるべき対応を取らせていただくかもしれません。よろしくお願いしますね。