日本では勇気が出ないけど。Photo by bizmac from Flickr
処女喪失のため韓国にやって来る日本人女子、これが意外と少なくない。そのなかでも特に目立つのがアラフォー女子だ。処女喪失を目論む彼女たちは、あきらめて処女のまま人生を進む決断はまだできない、でもだからって風俗に行くのは抵抗がある、でもでも日本ではアタシみたいなおばちゃんなんて……そうなったとき次に思いつくのは、「あ、そうだ、韓国に行こう!」なのだとか。
「この連載に、『韓国に来れば日本人がモテる』ってよく書かれてますよね。だから来たんですよ(笑)」
と話すのは、43歳のモトコさん。これまで男性との交際歴ゼロのアラフォー処女だったが、「処女を捨てること」を目的に韓国旅行を続け、先日見事(?)処女を卒業した。気になるお相手は、ソウル市内のサムギョプサル屋でモトコさんが友だちと食事をしていたところ声をかけてきた韓国人男性、推定35歳。……推定って(笑)。
「だって名前も歳も何やってるかも知らない人なんで。たぶん30代中盤じゃないかなって思ってます」
本当に喪失したのか?
モトコさんは去年から2カ月に1度のペースでソウルに遊びにきている。
「この連載をいつも楽しく読んでました。韓国ではアラフォー女子でもモテるって教えてくれましたからね(笑)。独身で彼氏のいない友だちを誘って、韓国人男性と知り合うために旅行をつづけましたが、意外と簡単には見つからなくて、ようやく声をかけてきた男が、さっきの推定35歳です(笑)」
推定35歳はもう一人の若い男性(推定30歳)と一緒に、カタコトの日本語でモトコさんたちに近づいてきて、焼酎を奢ってくれたのだそう。推定35歳がモトコさんの隣の席に座ったため、そのままモトコさんと35歳、モトコさんの友だちと30歳がカップルとなった。
「4人で飲み始めて1時間ぐらい経ったころ、隣に座った彼が私に体を近づけて来るようになって、あれ? と。そこからは太ももを触られたり、冗談っぽく頬っぺたをつねられたりして、『あ~きてるな』と思いました(笑)」
そこでモトコさんは自分から彼をホテルに誘った。
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