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長野

雄1羽、雌3羽と判明 大町のライチョウのひな

上野動物園から移された卵から生まれた雄と雌の2羽=大町市立大町山岳博物館で(同館提供)

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 環境省の保護増殖事業で、国の特別天然記念物ニホンライチョウを飼育する大町市立大町山岳博物館は八日、ひな四羽の性別が判明したと発表した。

 上野動物園(東京)から移された卵二個から六月二十一日に誕生した二羽は雄と雌、同館のつがいが産んだ卵二個から七月二日に生まれた二羽はともに雌で、いずれも食欲もあり、成育に目立った異常などはないという。

 上野動物園の卵から生まれた二羽の体重は、雄が二九八グラム、雌が三一八グラムで、黒くて先端が白い成鳥の尾羽が伸びてきた。

 同館の卵からの雌二羽は二〇一グラムと二一七グラムで、羽毛には成鳥特有のしま模様が見られるようになっている。

大町で産まれた卵からふ化した2羽はともに雌=大町市立大町山岳博物館で(同館提供)

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 鳥羽章人館長は「雄と雌の両方がいることは良かった。ただ、雌の割合が多いことから今後の飼育方針を環境省などと調整したい」と話した。

 (林啓太)

 

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