先日も書いたが、自分の本を一人でも多くの人に届けようと思うのなら、ライバルの売り上げを伸ばして、出版不況を終わらせた方がてっとり早いし、持続性もある。
という理由から、僕は本の届け方を公開実験し、その結果を共有する。
今年1月の「プペルの無料公開」なんて、まさに。
実験結果は全員の財産で、その人が届けたい作品に合わせて、都合の良いやりだけを使ってもらえばいい

20170808_075047.jpg
10月に出る『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』は、副題のとおり、現代のお金の作り方と使い方、そして、モノを届ける為の現代の広告戦略について書いた。

巷に溢れる『ヒットの作り方』といった類いの本が、個人的に今ひとつ信用ならないのは、その本自体がヒットしていないところだ。

「これは、過去のヒット本に見られる共通のDNAをまとめた本であり、この本自体はヒット本のDNAを含んではいない」

そんな逃げ方もできるが、なんだかセコくて、説得力に欠け、そこにはデブが書いたダイエット本のような雰囲気が漂う。

『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』は、モノの届け方(および集客)について書いた本なので、確実にヒットさせる。
よく「良いモノと売れるモノは違う」と言うが、『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』が売れなければ、内容がクソだと判断してもらってもいい。
売り上げを、そのまま内容の指標にしていただきたい。
なんせ、ヒットの作り方について書いた本なので。

それに僕はヒットする作品が全てだとは思わないし、そんなものばかりを作っていく人生は退屈なので、そのことを説得力を持って口にしていく為に、「ヒットさせようと思ったら、いつでもヒットさせられる」というところは数字で見せておきたい。

というわけで、是が非でもヒットさせなきゃいけなくなった『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』は、自分と、そして少しだけ出版社にもプレッシャーをかけてやろうと思い、個人で2万冊を買って、個人で2万冊を売ることを決めた。
現在、クラウドファンディングを予約販売サイトとして使って、約1万2000冊が(予約で)売れた。
あと8000冊だ。

あらゆる可能性に全てアタックしようと思って、クラウドファンディングで、こんなリターンを出してみた。
20170808_150059.png
このことを昨日、記事に書いて、「このリターンだけで1000冊は届ける」と宣言したところ、直後、Facebookのコメント欄(公開しています)に、こんなコメントが届いた。
━━━━━━━━━━
20170809_083325.png
━━━━━━━━━━━
11月13日(月)に沖縄で大規模な講演会(来てね!)を開催してくださる主催者さんが、来場者さんに配る(おそらくチケット料金とセット)用に1000冊の購入を決めてくださった。

「クラウドファンディングを経由したくない」という御意向だったので(手数料の関係かな?)、すぐにBASEで販売サイトを立ち上げて、ご購入いただいた。
コチラ↓
おそらく沖縄の講演会のチケットとセット売りとなるので、結果的に1000人の手に渡るわけだが、個人的には《文章の一部分》だけ切り取られて、「【最低】キンコン西野、一人に1000冊の本を売りつける」という悪質なニュースが出回ってくれないかなぁと思っている。
というわけで、このブログのタイトルは『キンコン西野のビジネス書を個人で1000冊購入する人が現れる!』にしてみた。
アンチに切り取りシロ(ネガティブ変換シロ)をキチンと残しておく。
「【悲報】キンコン西野、個人に1000冊売りつける!【最低】」となればいい。
どのように切り取られようが、オセロの角を押さえているので、まるで問題がない。

これだけ毎日炎上しているので、今さら炎上させられたところで、感情はピクリとも動かない。
そんなことよりも、本屋さんに足を運ぶ人の数を増やすことの方が遥かに大切だ。

『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』の発売まで、あと2ヶ月を切った。
やれることは全てやる。
確実にヒットさせます。
予告ホームランです。