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デフォルメキャラクター(SDキャラ)の描き方

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デフォルメされた頭身の低いキャラクターを描く際も、しっかりとアタリを取らなければかわいらしく表現出来ません。デフォルメキャラクターを色々な角度で描いても、またどんな頭身で描いても違和感がないコツを理解しましょう。

身体のバランス

基本的に身体は円錐刑・三角形になるような感じでアタリを取っていきます。アタリを取る際に、大体の頭身を決めておきます。

(1)2頭身


一般的なデフォルメ絵といえば2頭身です。ねんどろいどと同じような頭身で、もちっとしてそうなのが印象的です。ただ小さい分、相応のデフォルメ能力が必要になってくるので、見た目とは裏腹に描く難易度は高めです。


円錐形の身体に少し先細りしたような手足を描きます。手足の処理方法も各々の個性が出ます。立体感が重要です。

(2)3頭身


2頭身よりも少しだけ大きめのデフォルメキャラクターです。頭身が高いので全体的にスレンダーな印象になるので、こちらの頭身のデフォルメキャラクターも可愛いと思います。こちらのデフォルメ絵は足が長くなるのが特徴的です。


顔:身体:頭=2:2:3弱程度の比率で描いていきます。膝上より膝下を長くすると変なバランスにはならないと思います。三角形に近い台形の身体に緩急を付けた棒の足を付けると良い感じになります。

基本的に、デフォルメ絵でも何でもまずは身体のラインをしっかり取ってから服を着せるようにしましょう。服を描いてから足を描き足すと、どうにも膝の位置が下がりすぎで不格好になりがちです。

手足のバランスですが、手が少し大きめで足はしゅっとした棒のようになっている方がバランスは取りやすいです。ですが、この辺は好みもありますので色々調節してみましょう。

デフォルメキャラクターの描き方

(1)頭部のデフォルメ


頭部のアタリを取る際は、箱をイメージすると顔の角度やパースなどがイメージしやすくなります。また、目の高さなど必要に応じて補助線を引きます。


箱には「面」がありますが、見えている面が狭いと描くパーツの感覚も狭くなります。アオリや俯瞰を描いているはずなのに平坦になってしまうという人はここに気をつけてみて下さい。右向きのパーツは右に寄るのと同じように、顔が上を向いていればパーツは上に寄ります。


鼻先は箱の面から飛び出しているイメージです。

(2)身体のデフォルメ

前にも書いた通り、円錐形もしくは三角形を意識して描きます。デフォルメキャラクターの首に関してですが、服を着ている場合、見える場合とそうでない場合がありますが、アタリを取る段階では首は描いておきます。ただし、頭に対して首はものすごく小さく描くようにしましょう。また、位置も気をつけて下さい。

手、足は、逆円錐形のような足もしくは、棒のような足を描いていきます。前に描いたように、頭身で使い分けて下さい。手の描き方に関しては、省略する場合とある程度詳細に描き込む場合があります。個人的にデフォルメキャラクターにはあまり手など細部を描き込まない方が良い気がします。

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