原付 ツーリングクラブ モナミ

話題のバイク団体、原付 ツーリングクラブ モナミのまとめです。

更新日: 2017年07月23日

yuki_manaさん

3 お気に入り 369149 view
お気に入り追加

概要

原付 ツーリングクラブ モナミ(以下 モナミ)は、名古屋や、その近郊地域で活動する原付に特化したバイクの団体。
「ツーリングクラブ」と銘打たれてはいますが、一般的な同好会とは大きく異なり、様々な意味で、その枠に収まらない活動を続けています。
モナミの他に有名なツーリングクラブとしては、芸能人のみを集めたRGツーリングクラブ(こちらもNaverまとめ上に解説記事があります)が挙げられますが、モナミは、それに比肩するか、それ以上の任意団体。
事業評価されているボランティア団体というのも大きな特徴です。
RGツーリングクラブとは異なり、一般人を広く受け入れています。
話題の尽きない団体で、既に色々な書誌やサイトで取りあげられていますが、軽くまとめます。

実際に行なわれているツーリングの様子です。

大きなバイクも紛れていますが、よく見ると見事に原付一種ばかりです。

モナミは事業団体

総合情報通信技術研究機関 ADSという、最先端技術を扱う民間機関が運営母体。
名称に「情報通信」とありますが、コンピューターソフトウェアのみならず、機械や電子基板の研究開発なども手掛けているようです。
同組織は産業振興を生業とする団体で、モナミは原付市場の活性化を目指す事業の一つ。
はい、この時点で一般的なツーリングクラブとは一線を画しています。

モナミは、フェイスブックをはじめ、Google、Foursquareといった数多くのサイトに事業者としてリスティングされており、モナミ関連のページには公式マーク(フェイスブックの場合、ページ名の右にチェックマーク)が付与されています。

こうした企業から認証を受けるには、法人定款、設立証明書など、然るべき事業者であることを証明できる書類を提出しなければならないため、一般的なツーリングクラブなど、個人やショップなどが運営する同好会の類は申請しても承認されません。

今のところ、全国に数百、数千と無数に存在するバイクのクラブの中で、こうした大手サイトから信頼を得ている団体はモナミだけです。

社会的評価

全国的に原付のクラブ自体珍しく、中でも中部地域で活動している原付に特化したクラブで、社会的信頼性の高い団体は、恐らくモナミが唯一。
原付に限らず、バイク全般のクラブとして他の団体と比べてみても、その評価は突出しています。
その一例を紹介します。

活動

サボート体制など

保険やレンタルバイクの取り扱いも

モナミは、自賠責など保険の取り扱い、グッズの無料頒布、バイクに関する貴重な情報を無料で提供しているほか、バイクの無料レンタル事業まで行なっています。
このあたりの詳しい解説は割愛しますが、基本的にボランティア団体なので、なにもかも無料、または実費のみです。

それらは他の業者や専門家に取り次ぐわけではなく、モナミ自身がバイクや保険の専門家であり、全て自前で手がけています。

会費や規則など

これほどの団体なのだから、会費くらいは求めるだろうと思いきや、先述の通りモナミは完全に非営利の有志団体で、入会費や年会費なども全て無料。
大変なアクセス数を誇る公式サイトにも、アフィリエイト広告さえ貼られていません。
あくまでバイク市場の発展に寄与するのが目的で、商売する気は全く無いようです。

老若男女、国籍も問わず受け入れてもらえますが、入会するには複数の条件があるので、気になる人は公式サイトの内容を熟読しましょう。

ここで少しだけ、バイクに関わるクラブの規則についてふれておきたいと思います。
自動車やバイクを趣味として扱う団体の活動は、大なり小なり地域住民や環境に影響を与え、時には人命にさえ危険を及ぼします。
にも関わらず、常識的な人、大人の対応ができる人、不正な改造バイクに乗っていない人、安全運転できる人など、漠然(ばくぜん)とした入会条件のみを掲げ、詳細な基準を示さない団体が少なくありません。

入会条件や規則をあいまいにする理由は一つ。
他人の迷惑を考えるより、自分たちの楽しみを優先したいからです。
しかし悪評価は受けたくないので、世間に対し、安全や環境などに配慮していると言い訳をする必要がある。
だから、とりあえず規則は作られても、アバウトで意味の無いものになるのです。
個性や自由の尊重を大義名分に、不正改造でも合法であると吹聴し、自分たちの行動を正当化しようとするクラブやライダーの心理は、これが全てです。

規則を厳しくすると人が集まらず、かといって緩めると際限がなくなる。
ツーリングクラブの運営者は、そんなジレンマに揺れています。
筆者はこれまで、数多くの「真っ当なツーリングクラブを標榜する団体」に参加してまいりましたが、その大半は暴走族予備軍のような集団でした。
こうした風潮は公安委員会や国土交通省も問題視しており、交通違反は当然ながら、近年では不正改造車の取り締まりも厳しくなってきています。
検挙され、初めて違法改造をしていたと知った人も多いでしょう。

そうした状況の中、モナミは周囲への配慮も欠かさず、隅々まで落ち度の見当たらない徹底した規則を設けており、安心できます。
バイクの改造についても、法律に沿っていれば・・・ではなく、詳細で明確な基準が全て公開されているほどです。

ご本人の名誉のために、あえてリンクは貼りませんが、OKWAVEによると、過去に、バイクの改造などを巡ってモナミの運営と対立し、退会したか、強制的に退会させられた人物がいたようです。
その内容を見ると、当該人物は不正改造バイクに乗っていたとのこと。
そこに掲載された写真を見て、コメントを投稿した人物の全員が不正改造を指摘していました。
つまり、もともとモナミに所属していて、引っ越したわけでも、バイクを下りたわけでもないのに、退会しているような人物は「お察しください」ということですね。
言い換えれば、問題のある人物はモナミに所属し続けられない。
過去にモナミに所属していたと謳う人物を受け入れているようなクラブなども要注意と言えます。
一見厳しくも映りますが、こうした運営の厳格な対応は、真摯にバイクを楽しもうとする者は無論、特にモナミへの入会を検討しているバイク初心者や、女性ライダーにとって、何よりも嬉しい要素となり得るのではないでしょうか。

所感を付け加えさせて頂くと、不正な改造やスピード、膝刷りのテクニックなどを自慢するライダーは多いですが、たとえ遅くても、規則を守り、紳士的にバイクを楽しむモナミの皆さんは、レーサー気取りの人々より、ずっと素敵でかっこいいと思います。

イメージキャラクターがいる

モナミには、キュートなイメージキャラクターが二人もいます。
しかも、お二方ともモデル級。

佐野さんというらしい。
スタイルが良いし、肌も綺麗。
美女にアメリカンバイクはかっこいいですね。

出典ameblo.jp

鈴木さんというらしい。
まるでモデルさん。
モナミ公式の革製キーホルダーを手にしていることから、汎用の写真素材ではなく、この女性が確かにモナミの関係者であると分かります。

マスコットとして萌えキャラまでいる

後書きになりますが、筆者は中部に住んでいるわけでも無ければ、モナミの関係者でもありません。
純粋に原付が大好きで、原付や、原付のファンを応援する団体として全国的に名高いモナミを知り、関心を抱いた一人に過ぎません。

もともと筆者は、原付に特化したツーリングクラブに参加したくて、近所にモナミに似た団体は無いものかと情報をあたっていました。
適当なクラブが無ければ自分で立ち上げるか、その場合、何から手を付ければ良いのかなど、色々と考えを巡らせてもいました。
結局、理想に敵うクラブは、筆者が住む地域では見つかりませんでした。
そこで、自らクラブを立ち上げるにあたり参考にさせて頂こうと、既に筆者の理想を高い次元で実現していたモナミに関し、詳しい情報を収集するようになっていったのです。

筆者は当初、モナミは原付を扱う単なるツーリングクラブ(サークル)なのだろうと思っていました。
しかし、知れば知るほど興味が沸いてしまい、気づいた時には資料の整理がつかないほどに。
同時に、筆者には到底真似できないと分かり、挫折もしました。
モナミクラスの団体を組織するには、人脈のある有能なスタッフに加え、強力なファウンディングが必要不可欠です。

筆者と同じく、そんなモナミに関心を持っている人は多いはず。
そう考え、これまでに知り得たモナミに関する情報を精査した上、なるべく分かりやすい形で公開したら喜ばれるかもしれないと思い立ちました。
この記事は、筆者が独自に調べたモナミに関する情報から、特筆に値すると感じた部分だけをピックアップし、出典を加え、まとめの体裁を整えたものです。
十分見直してはいるものの、間違った情報を掲載している可能性もあります。
誤りは気づき次第訂正しようと思っていますが、ご容赦ください。

もしモナミの関係者様が見てくださっていたら、是非とも支部設立のご検討をお願いいたします!



充分にはまとめきれていませんが、少なくとも皆様の知らないモナミの姿が見えてきたのではないでしょうか。

このまとめが、原付に乗られている皆様のお役に立てば嬉しく思います。

1