2017年おすすめのソーシャルレンディングを徹底比較!抑えておきたい4つの人気サービス

ソーシャルレンディングって最近話題だけど、どの会社のどのサービスが評判がいいのか分からない。。そんなユーザーの声から5つのサービスを特徴ごとにピックアップしました。

2016年にソーシャルレンディングサービス全社での募集案件総額は1,000億円を突破し、各社ユーザー数や案件募集金額は増加傾向にありました。2017年も引き続きソーシャルレンディングの動向から目を離せません。

今回はソーシャルレンディングで投資したい方が開設しておくべきサービスを5つピックアップして紹介しています。投資を始めるにはまずは口座を開設するところからはじめましょう。

maneo

「maneo」はソーシャルレンディングの国内シェア率50%の最大手のソーシャルレンディングサービスです。maneoの名の由来はmaney(お金)とneo(新しい)の造語から生まれています。

ソーシャルレンディングサービスとして最も古く、2008年よりサービスを開始しています。2016年には成約ローン額が500億円を突破しています。この額は2位のサービスの成約ローン額の3倍に及びます。

maneoはソーシャルレンディングで投資したい投資家がまず抑えて置きたいソーシャルレンディングサービスと言えるでしょう。

maneoは案件の種類も多いというメリットがある反面、案件の安全性や担保や保証はしっかりと確認しておく必要があります。

maneoはソーシャルレンディングの投資家の募集や審査のプラットフォームを他社のソーシャルレンディング会社にも提供しており、maneoのサービスの中でも他社の運営する一部の案件に申し込みすることも可能です。

最小投資額は2万円から可能ですが、多くの案件は5万円程度からの募集となっているようです。
投資利回りは案件によってばらつきはありますが、5%〜9%程度の案件が多いです。案件の運用期間は3ヶ月〜12ヶ月の範囲に収まる案件が多いですが、案件によっては最長で36ヶ月となるものもあります。

始めたばかりの方は投資額5万円程度で運用期間が3ヶ月など出来るだけ短い案件を選択することをおすすめします。

手数料はmaneoの口座にお金を入金するとき、及び出金するときに振込手数料が発生します。Maneoの口座管理は三菱東京UFJ銀行となっていますので、同銀行の口座をお持ちであれば、手数料を節約することができます。

案件に応じて、担保、又は保証が設定されています。
担保不動産は具体的な駅名の指定はないものの、駅からの距離や担保価値などが明記されているので、それらを判断の基準とすればよいでしょう。

保証の場合は保証がある場合、借り手企業の代表者が個人として支払いを保証するもの、あるいは借り手企業の親会社が連帯して保証する場合等、様々な保証方法があります。

maneoの詳細情報

maneo

最小投資額 2万円〜
利回り 5%〜9%
運用期間 3ヶ月~36ヶ月
出金手数料 投資家負担



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クラウドクレジット

crowdcredit

クラウドクレジットは世界の新興国向けに特化したソーシャルレンディングサービスを提供しています。2016年後半からユーザー登録数は急激に伸び、2016年12月には登録ユーザー数が2500人を突破しています。

新興国では高い経済成長率を記録している一方で、豊富な資金需要に対して市場の供給が追いついていないという現状があります。

クラウドクレジットは、そういった新興国の資金需要に応じた案件を中心に扱っています。実際には以下のような新興国への貸付を行っています。

■北米・南米
ペルー、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、

■アフリカ
南アフリカ

■欧州
エストニア、スロバキア、フィンランド

厳密に言えば、クラウドクレジットはこれらの新興国に直接貸し付けているのではなく、それらの国の案件を扱う海外のファンドと連携することで、これらの国々への貸付を実現しています。

案件ごとの金利は6%〜14.6%の範囲の案件がありますが、概ね10%前後を期待利回りとするものが多いです。この利回りはあくまで期待利回りであり、実際の利回りと差が出る場合があります。

為替リスクやカントリーリスクにより、現地通貨では予定通りの利回りだったが円高の進行によってマイナスの利回りになってしまうことも起こりえます。逆に円安が運用開始時点から進行すれば、期待利回り以上の利益を得ることも可能ということになります。

案件によっては為替ヘッジ(為替の変動による収益の変動を抑える方法)を行うことで、為替の影響を最小限に抑える商品もあります。

担保と保証はクラウドクレジットが貸付している提携事業者に依存しています。

ペルー小口債務者支援プロジェクトの例では、担保や保証という方法ではなく、小口分散投資を行うことで、一定割合貸し倒れは起こるという想定のもと、統計的に資金を回収が出来る貸付を行っています。

また、新興国の事業向けローンでは、「実物資産による裏付け」という表現が用いられています。これは不動産など売却可能な資産があるため、日本で言う不動産の担保と同じような効果があると公式サイトで紹介されています。

他のソーシャルレンディングサービスに比べても高利回りが期待出来る一方で、リスクは慎重に判断したいところです。

最小投資額は1万円から可能ですので、ポートフォリオの一部として少額を組み込むという方法もあるでしょう

入金時に振込手数料は必要ですが、出金時の手数料は無料ですので、少額の利益でも安心です。

クラウドクレジットの詳細情報

クラウドクレジット

最小投資額 1万円〜
利回り 5.3%~14.7%
運用期間 7ヶ月〜48ヶ月月
出金手数料 無料



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ラッキーバンク

ラッキーバンク
ラッキーバンクは日本初となる不動産事業者向けソーシャルレンディングサービスです。

2014年5月にサービスをスタートさせており、比較的若い会社ですが2016年の1年間で累計調達額が30億円から70億円と2倍以上増加するなど、最も勢いのあるソーシャルレンディングサービスの一つであると言えます。

ラッキーバンクの案件は金利が6%〜10%と他のソーシャルレンディングサービスに比べて高利回りで非常に人気となっています。すべての案件に不動産の担保が設定されているので、リスクを抑えながら効果的に投資を行いたい投資家に人気です。

全案件のうち、9割近くの案件の募集開始から1時間以内に満額の応募があり募集が締め切られていることからみても、人気の高さが伺えます。

最小投資額は5万円からとなっており、他社の1万円からのサービスに比べると若干投資額は大きいと言えます。

運用期間は最長36ヶ月となっていますが、案件の平均運用期間は13.6ヶ月となっており、この運用期間も他社のサービスに比べると長めと言えます。

全案件が不動産担保案件となっています。また、多くの案件に関しては東京都心の不動産開発のプロジェクトであり、抵当となっている不動産もそれらの都心の不動産が担保として設定されています。
ラッキーバンクが第一順位の抵当を設定しているものも多いので、担保としての信頼性は高いと言えます。

他社サービスの担保では第二、第三の抵当権(又はそれ以下)を設定しているものもありますが、抵当不動産が売却された場合に優先順位の高い順に売却益は振り分けられますので、順位の高い抵当権設定は安心感が大きいですよね。

また、ラッキーバンクでは多額の融資を複数回の募集案件に分けて、○次募集といった形で複数の募集案件に分けてお金を集めることも多いです。1つのプロジェクトで10次募集まであるものもあります。いずれも十分な不動産担保や保証が設定されているかは確認しておいた方が良いでしょう。

出金手数料や口座維持手数料も無料ですので、少額の投資でも安定した運用が出来ます。

ラッキーバンクの詳細情報

ラッキーバンク

最小投資額 5万円〜
利回り 6%~10%
運用期間 最長36ヶ月月
出金手数料 無料



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トラストレンディング

trust-lending

トラストレンディングは不動産担保の事業性ローンを中心に扱っているソーシャルレンディングサービスとなります。

創業は2004年と古く、もともと不動産や債権を担保に企業への融資を行ってきた会社です。ソーシャルレンディングのサービス自体は2015年10月からスタートさせていますが、融資の実績も長く、審査や運用に関しては一定の信頼はおけると思います。

利回りは10%前後の高利回りの案件が多くあります。トラストレンディングは現在ユーザー数を増やすたに営業者報酬を抑えて、より多くの利益を投資家に分配しています。

いずれの案件も人気が高く、募集開始から数分〜数十分程度で満額となり募集が終了しています。まずは口座を開いておき、Twitterなどで案件の募集状況をチェックしておくことをおすすめ致します。

担保不動産は流動性の高い一等地の案件を設定しています。不動産評価額も十分に設定している案件が多いので、安心して投資することが出来ます。とはいえ担保の設定については、投資の案件によって異なりますので、投資の前に十分に確認しておく必要があります。

トラストレンディングではソーシャルレンディングサービスの中では珍しく預託口座がありません。
預託口座とは、ソーシャルレンディングのサービス内に投資家の口座を設定するものです。投資家は一旦預託口座に資金を預け入れ、預託口座から投資資金を出したり、利払いを受け取ることになります。

トラストレンディングの場合は、案件の出資額を振り込み、利払いや元金は改めて投資家の口座に振込むという形式となっています。

預託口座がないため、サービス会社が万が一倒産することがあっても、資金を失う恐れがないというメリットがあります。


トラストレンディングの詳細情報

トラストレンディング

最小投資額 10万円〜
利回り 4%~12%
運用期間 3ヶ月〜24ヶ月
出金手数料 無料



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ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一種として扱われ、貸付型クラウドファンディングとも言われています。基本的な構造としては、個人の投資家からお金をあつめ、集めたお金を企業や不動産事業などに貸付を行い、その利息を投資家に分配する仕組みとなっています。

銀行の定期預金や株式投信などに比べても利回りが高く、サービスの登場以降、サービスの利用者、及び投資総額は年々増加を続けています。

利回りは5%を超えることが多い一方で、貸出先が倒産など返済不能(貸し倒れ)になるリスクがあり、一般的にはミドルリスク、ミドルリターンの金融商品として扱われています。

担保や保証(連帯保証)が設定されていれば、貸し倒れがあった場合であっても担保としている不動産の売却によりすべて、または一部の投資額が返済されることになりますので、担保や保証のどちらか、又は両方が設定されているかどうか、また、担保不動産の評価額はいくらかなどをしっかりと抑えて置く必要があります。

投資効果を最大化する投資方法

口座開設に必要な書類は?

2016年からはマイナンバーの提出を求める会社が多くなりました。すべての資産を紐付けて管理するためのものですが、投資家にとってあまり気持ちのいいものではありませんが、割り切って提出しましょう。

利益は税金を収める必要はある?

投資家が受け取る分配金は雑所得として確定申告する必要があります。但し給与所得と退職所得以外の合計が20万円以下の場合は、原則として申告の義務はありません。

サラリーマンの方であれば、本業の給与以外に20万円以上の分配金収入があれば申告が必要になります。最近ではマイナンバーの提出が義務付けられていますので、確定申告が必要かどうかは一発で分かるようになってしまいました。自分くらいはなどとは思わずしっかりと申告するようにしましょう。

また、ソーシャルレンディングで受け取る利益の所得税及び復興特別所得税(計20.42%)がサービス運営会社によって自動的に源泉徴収されます。源泉徴収された金額は確定申告をすることによって計算された所得税から控除されます。確定申告する義務が不要な方であっても、確定申告によって収められた源泉徴収税が還付される場合があります。

まとめ

最後にここまで紹介したサービスを整理しておきましょう。ソーシャルレンディングの案件は募集が開始されてから口座を開いても遅いことがあります。これらのサービスは1つだけ開設するのではなく、複数の口座を開設して、来るべき案件の募集に備えておくとよいでしょう。

サービス名称 特徴
maneo(マネオ) SL最大手 公式サイトを見る
クラウドクレジット 海外新興国特化 公式サイトを見る
ラッキーバンク 不動産事業者 公式サイトを見る
トラストレンディング 不動産担保ローン 公式サイトを見る

執筆者: 大人のソーシャルレンディング編集部

OSL(大人のソーシャルレンディング)編集部。ソーシャルレンディング会社の徹底解析から実際の運用まで、ソーシャルレンディングの魅力と動向を追いかけます。