フランス当局AMF、4年間の調査結果発表:89%の投資家が損失、損失合計2億ドル超
フランス当局AMFは、投資家から多くの苦情を受け、FX取引の潜在的危険性について警告を発した。
AMFは、数々の未認可FXプロバイダー、バイナリーオプションプロバイダーの規制当局であるが、これから取引を始めるトレーダーや投資家にFX取引の潜在的リスクを教育するよう呼びかけてきた。
当局独自の調査によると、フランスのFXおよびCFDトレーダーの10人の内9人は純損失を出しているという。この結果は同取引商品において初めて出された包括的評価であった。
さらに、2009年から2012年の4年以上に渡るこの調査の結果、損失を被った投資家の割合は89%に及んだ。同期間中の顧客の平均損失は13,800ドル(10,900ユーロ)であった。
この4年間で損失を被った顧客の総数は13,224人で損失合計は約2億2,000万ドル(1億7,500万ユーロ)、残りの1,575人の顧客は利益を出しており、その合計金額は1,751万ドル(1,380万ユーロ)であった。
これらの結果は、業界全体に変化を与えようにないが、AMFはFX取引の潜在的リスクとトレーダーに対するFXの適切な教育の必要性について強調した。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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