堺アルテポルト黄金芸術祭実行委員会、代表朝岡あかね、理事北野庸子、事務局長渕上哲也、そして書家の西村佳子先生と、堺市の狭間副市長(右から2人目)を表敬訪問いたしました。狭間副市長は、アート、ビエンナーレ(芸術祭)にも造詣の深い方です。
実は昨年、このプロジェクトが立ち上がる以前に狭間副市長には会っていただき、私達の思いを伝え、アドバイスいただいたことがあります。その時は熱意を語る以外のことはできなかったのですが、ようやく開催をお伝えすることができることとなりました。
狭間副市長には、これまでの経緯とイベント内容を説明。期待のお言葉もいただきました。
堺では初となる現代アートの芸術祭。質疑応答は長いものになりました。
「現代アートと茶道や短歌は相性がいいものなのか?」という問いに、朝岡からは「リレーショナル(関係性)を重視する現代アートと、千利休がやろうとした茶道は本質的に同じものなのだ」、北夙川先生からは「短歌は正岡子規の時代に、大きく変わり、『個』というものが重視され前衛芸術への道を進んだ」といった返答。
また、西村先生からは、インスタレーション作品「絵巻 ぱくすさかい pax sacay」について、「『ぱくす』とは平和。『パクスロマーナ』や『パクスモンゴリカ』には帝国の領土の拡張という意味もあったけれど、多くの民族が共に暮らすという意味もあった」と、かつて南蛮人が闊歩した堺に重ね合わせて「堺の平和」という意味であると説明がありました。
※作品は、9月18日の13時からは、堺市民交流広場にて公開制作されます。一般の方の制作参加も15時からあります。
堺アルテポルト黄金芸術祭 冬の陣の会期も発表。2016年3月11日から3月21日まで。
こうして記者会見も無事終了。秋の陣開催まで3週間を切りました。
コメントを追加